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2008年6月12日 (木)

『ひぐらしのなく頃に』見てきた

まずは、この場を借りて水野春朗さんに追悼の意を表します。

そんな訃報を聞きながら車を走らせて、『ひぐらしのなく頃に』を見てきた。
昭和58年の初夏。辺境の地・雛見沢村に引っ越してきた少年・前原圭一を襲う惨劇である。
西暦に直すと1983年だけど、現在の白川郷の映像を強引に83年だと言い張るロケーションに脱帽。辺境の山奥の鄙びた閉鎖性の高い村を表現したかったのはわかるけど、その一方で『ノー・カントリー』みたいに、その時代を象徴する風俗・文化的表現もあって良かったのではないかと思う。松田聖子とかキン肉マン消しゴムとか(ファミコンは発売直前なだけに)特に『部活』はなんでやらなかったのよ(笑)。つうか現実世界では参議院選挙が進行中やん(笑)。そんな突っ込み箇所としては、車両や家電品全般はがんばっていたのだけどただ1つ電灯のスイッチが新しすぎた点や、喫茶店のメニュー表とかも挙げられるだろう。そして何と言っても違和感のある制服にスカートの丈が短すぎます(火暴)。まあ、コレはコレで絶対領域の愛好家には、たまらなかったんだろうけどね(笑)。

俳優陣については、青春惨劇(おい)としては文句無しです。特に4人のヒロインが良いのだ^^;。ただ主人公にベタベタしすぎたのは頂けませんでしたけどネ(笑)。

個人的には、主人公と同時代を生きまた同じような『田舎』を持つか~とには、たまらない作品だったアルよ。ああ、鳥取県若桜町吉川にゃ、もう8年ぐらい帰っていないなぁ~。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

つうか、ネタバレして見ても楽しさ半減するけど、推理したいのならネタバレ後に再度見る必要があると思う。また、予めある程度ネタバレしてみた場合、イロイロとニヤリとできる楽しみがあるかな?

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

嘘だ!!
が無茶苦茶コワかった。そしてこのシーンから鎌首を掲げて襲い掛かってくる直接的な恐怖の表現が、ホントに怖いです。
そして、この圭一を襲う恐怖が、更なる惨劇を呼ぶコトになるのです。
4年前から綿流し祭り(ちなみに、この『綿』ってのは『ハラワタ』のコトでして……^^;)の夜に連続して起こる『オヤシロさまの祟り』と称される村民連続殺人・失踪事件。被害者は全てダム建設推進派やその関係者であり、いまだに未解決。そして、またしても起こる殺人・失踪事件。地域のタブーは、新たなタブーを呼び、地域の恐怖支配のシステムそのものとなるのだ。
圭一の来る1年前に犠牲になった少年・智史に、救いを求める圭一が痛々しくなってくる。その果てに、待っている惨劇は正視できなかった……つうよりも、正視させてくれなくって指先のケガを確認できなかった。残念。
真相の解明は、刑事・大石(これがまた、杉本哲太が若き日の高倉健を思わせる好演)の手に委ねられた。果たして、彼は圭一を追いやった『恐怖』の正体に迫れるだろうか?

……う~ん、良い幕引きをしたなぁ~……。

もちろん、ナタは大活躍です(笑)。ただ、ちょっと小ぶりだったのが残念。

最後に、伏線として気になるのは『のどを掻き毟っての死』『入れ替わった看護婦さん』『獣の瞳』『謎の注射』『Lv.3』ってトコかな?

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

I’veサウンドが惨劇を見事に彩ってくれます。

評価については、
・作品性
☆☆
・ストーリー性

・メッセージ性
☆☆
・製作陣

・俳優陣

以上で10点満点で7点。
伏線まで含めて原作に忠実に作るのは、原作を知る人や知ってしまった人に、ちょっと失礼(物足りない)かもしれない。だけど、日本の地方の社会風俗を利用したモダン・ホラーとしては、横溝金田一系のファンの人にも十分納得していただけると思う。
そして、何と言っても続編が楽しみですし、コワくもあります。

いやぁ~、ホラー映画ってホントにコワいものですね。

それでは~。

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