ツッコミのヴァルキュリア(12)
『戦場のヴァルキュリア』またまたやりまっせ、ミリオタ的ツッコミ。
なお、PS3のゲーム自体はプレイしていませんので、予めご了承くださいませ。
また、参考文献として、学研の歴史群像&関連ムックおよび光人社NF文庫、軍事板常見問題&良レス回収機構等を利用させていただいています。
それから、『第二次世界大戦に関わったいかなる国や民族,集団あるいは個人をおとしめる意図も持っていない。ときに過激な表現が出てくることもあるが,それはあくまでアニメの内容を明確に説明するためのものである。あらかじめご了承いただきたい』←4Gamers.netのHoIシリーズに関するお断りより引用。
今回は第12章『さらわれた姫君』のお話。
今回の良かった点。
そう、「エーデルワイス号が発砲しない」ってコトです。発砲したら……発砲時の衝撃波によって、アリシアもコーデリア姫もミンチ(イヤな表現だな^^;)にはならなくとも、脳や内臓の損傷によって致死的な事態に陥ります。ちなみに、参考としてはココを下っていくと戦車発砲時の危険範囲があります。M1戦車は120ミリ戦車砲ですが、エーデルワイス号が装備する88ミリ砲でも最低でも100メートルは危険かと^^;。目の前ではともかく、距離を離された状況で、逃走路を塞ぐぐらいなら、撃ってもかまいませんけどね。
ただ、両手を後ろ手で拘束されている状況で、ジャンプするのは……先にウェルキンが飛び乗るべきだったと思います。ドライバーは運転に集中しており、車を止めさせるコトが可能だったでしょう。まあ、残る1人が転がり落ちてなかったのも、やはりミンチ表現規制上(笑)のコトだったと思いますが^^;。
あ、操縦席のイサラからは転げ落ちなかった工作員は見えなかったのか? と思われますが、戦闘時での戦車の視界はまったく良くありません。多くの戦車では、オープンヘッドで視界が確保できるよう操縦手にもハッチがあり、座席を上げて低脅威時運用での視野を確保します。で、あのハッチを閉めての追跡という状況では、前のトラックに追随するのがやっとだったと思います。荷台になんとかへばりついていた工作員を発見できなかったのは、仕方ないでしょう。
ちなみに、オート三輪はそれほどバランスがよくなかったりします。特にカーブを曲がる時にブレーキをかけてしまうと、横転の危険性が四輪車よりも高くなります。山道での運転は、特に気をつけましょう。
では次に今回の問題点。
無線機の存在です(笑)。それもかなり小さい(苦笑)。通話線も表現されていないので、今日のトランシーバ並みの大きさで描かれています。第二次大戦時の米軍のハンディー・トーキー(モトローラ社の登録商標)ですら、900ミリリットル入りボトルを入れた箱ぐらいの大きさですが……(シ干)。このサイズで野外では1.5kmほどしか電波が飛ばなかったのですから、如何にオーバーテクノロジーなのかがわかります(苦笑)。
また、エレットがカンタンに傍受していたりする表現があるコトから、民生用としてもある程度は普及しているのかもしれません。……マジメに戦争しているのかよ^^;。
あとは、コーデリア姫の「亡命」です。
戦争中なので、ガリア公国政府が国土をすべて失ってしまった(あるいはその可能性があった)場合、政府が他所の国に移り亡命政権を樹立して徹底抗戦をしてしまうコトは、特に第二次大戦時では珍しいコトではありませんでした。ですが劇中の表現だと、宰相・ボルクはコーデリア姫が国外に出た後のガリア公国の実権を連邦の後押しによって得ようとしています。普通、国際法上国家元首と政府首班は別との考え方なハズなので、別にコーデリア姫がドコにいようが(笑)ボルク宰相の率いる政府が実権を受け持ちます。つうか、ガリア公国って専制君主制国家なのか?
ただ、ガリア公国は独立を失っておらず、また独力で失地を回復できるのなら、何も他所に頼み込むコトもなさそうなのですが……。まあ、エーデルワイス号の活躍で(以下ry
政府の実権を他所様に牛耳られるという事態は、むしろ占領下におかれた(お情け)自治政府でこそ発生しそうなのですけどね。そんな必死な努力の結果は……アンネの悲劇やペタン裁判や某提督の逃亡騒ぎ(笑)などに描かれていますね。
さて、次は……HoIでは封印ネタだぞ^^;。
それでは~!
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