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2009年9月 8日 (火)

『南極料理人』見てきた

窓口の兄ちゃんに「南国料理人」と言って、バカ受けしたのはココだけの話だ^^;。

『南極料理人』見てきた。
同僚の不幸な事故によって急遽、南極はドームふじ基地(現在閉鎖中)に単身赴任するコトとなった、不幸な海上保安庁主計課(つまりメシ炊き)西村淳一等保安士に襲い掛かる悲劇である(笑)。
時代設定が1997年(つか、もう一昔前になっちゃうのね^^;)なので、日本国内へ電話しようにも『通話料1分740円』はまさに『身の破滅』である(笑)。そう言えば、本格的なE-mail利用はクレギオン#7/NG-98のコロだったしなぁ~(しんみり)。
そんな時代背景なだけに、『ろくでなしBLUES』が聖典扱いされていたり、宮崎美子(懐かしい)がマドンナ扱いされていたり、NHKのテレビ体操のお姉さんたちのレオタード姿に欲情したり(笑)……あ、エロねたはこれぐらいなのが、ちょっとね^^;。

ちなみに背景に流れるアニメは、某学校卒業記念作品なんで真剣に思い出さないように(火暴)。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願 います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

海上保安庁の巡視艇に比べれば、遥かに恵まれているドーム基地のギャレーにて、次から次に生み出されるおいしそうな料理を「見るだけ」なのは、ちょっとお腹に厳しかったな^^;。
だが、そんな料理も日ごろの食糧事情が貧しい研究者たちにとっては、ただの「メシ」にしか過ぎない。そう、この極寒の地では、食うコトによって体力を維持しなければならなかったのだ。ちなみに、一日に必要とされるエネルギー量は、確か当時のノルウェー陸軍の指標で7000kcalだったかと……(シ干)。
そんな状況下において、隊員たちの最大の楽しみである「食事」に精を出す西村の努力を、ことごとく踏み潰す隊員たちの悪食ぶりです(笑)。
ちなみに、宮崎では節分の豆まきに、大豆ではなく劇中同様落花生を撒きます(笑)。ご参考まで。
それにしても、備蓄されている食材の豪勢なコト。お刺身三点盛りもあれば、天然イクラのおにぎりに、ケガニの朝食に、誕生日を祝うローストビーフにファイヤー!し、正装した上でのフランス料理のフルコース……。だけど、イセエビはやっぱし刺身でしょ(笑)。そんなイセエビのエビフライは、「♪えっびふらい! えっびふらい! えっびふらい! えっびふらい!」
(エンドレス)とはしゃぐ隊員たちの、不幸な食生活の結果ではなかろうか?(ごめん、ちょうど去年の今頃、イセエビのフルコース食ってきたんだ^^;)

だが、2500メートルの氷雪の中から切り出したコア標本と、ある食材の不足から、隊員たちは精神の安定を失い、疑心暗鬼となり、更には互いに互いを攻撃しあう始末。さらに、正気を失った隊員たちが引き起こす暴動から、惨劇から悲劇、そして西村には不幸となって襲い掛かる。
そんなとき、あるアイテムがそんな危機を救うのだが……。

西村の作り出す料理の素晴らしさに対して、食生活の貧しさの象徴として描かれる(苦笑)から揚げは、二度揚げしなきゃダメなのよねぇ~。
だけど、二度揚げしなくとも、美味しくいただける方法を編み出した人々もまた偉いのかもしれない^^;。

映画的には、時系列の操作に失敗していたのが残念。
最初の逃げ出すシーンは良かったのだけど、後はドキュメンタリー調に1日1日を丹念に追っていってよかったのではないのかな? 
ただ、基本のドームふじ基地での日々の流れは逆転していないので、隊員たちの変化には是非腹を抱えて笑って欲しい。特に、たいちょーのきたろうの変化と兄やんの高良くんを襲う悲劇がなかなか良かったぞ。

ただ、演劇出身の俳優陣を美味く活かした演出を、カットを長くする緊張感のある演出で描く必要があったのかどうか……シリアスなシーンならそれでも良いけど、笑いのある作品なんだから「食事シーンのテイク問題」をムリしてクリアする必要があったのかどうか、ちょっと疑問に感じてしまった。
そんなラストも、もう1つ捻って欲しかったな。ハッピーエンドはイロイロと準備してあるんだけど、その一方で、娘の誕生日と仲間とのビーチバレー大会のブッキングとかも楽しみにしていたんだけどな^^;。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

・作品性


・ストーリー性
_
・メッセージ性

・製作陣

・俳優陣
☆☆

で、10点満点で5点。
キャストの好演を活かそうとしただけに、纏まりきれなかったのが少し残念。
だけど、かえって気楽に楽しめる作品でもあります。
基地での最後の食事シーンは、たんとお楽しみあれ。

それでは~!

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