2009年10月15日 (木)

『ワルキューレ』見た

ありがとう、江畑さん。

映画『ワルキューレ』をみた。
ドイツ国防軍の自己正当化正義のために戦った勇士、フォン・シュタウフェンベルク大佐の物語である。
あ、線したトコだけどホントは、自らの正義を貫いたフォン・シュタウフェンベルクらとそうではない人々との対比のためには、こう書かなきゃいけないコトを予めご了承くださいませ。

まあ、状況について細かいコトまで知っているミリオタ的には、監督と制作と主演のネタ話を見ながら/聞きながら見るのが正解だと思う。その点ではDVD等で自宅でみるべき作品だね^^;。ただ、アメリカ人のような「歴史を映画で勉強する」国民には、有効なのかもしれない。

色調ハッキリのドイツ軍服に悶え死しそうだよ^^;。クリミア・シールドもあるよぉ~^^;;。ああ、赤いパイピングが目に滲みる^^;;;。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願 います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

ヒトラー暗殺未遂事件のドキュメント作品である。
そこにあるのは、フォン・シュタウフェンベルクやオルブレヒト大将らの人間性と、それ以外の日和見する人々の生存闘争である。

テロ/クーデター計画に関しては、陰謀者たち彼らが「まず生き残るコト」を信条にしてしまっている点に、今の我々からは違和感を感じるかもしれない。彼らの心理状態には、我が国の2.26事件の青年将校団と同じく「自分たちこそが正義であり、国民は支持してくれる」との同じ甘えの構造を持っている。そのコトが計画の冗長性と徹底的な決断を欠いてしまった原因になっているのだ。
ただ、後知恵でナチスなんぞ、タイホせずにその場で処分すれば……となるのだが、そうしていればベルリンは内戦状態に直行し祖国は崩壊してしまっただろう。無秩序なドイツ革命によって敗北した第一次大戦の苦々しい経験が、それをなさなかった要因ではないかと思う。

忠誠宣誓とタイトル・ロゴから見事な導入部と、ラストの見苦しさの対比に、なぜ計画が失敗してしまったのかを感じて欲しいのだが……その後の悲惨さ
(督戦に民族浄化に大強姦)を映さなかったのは、美化と言う逃げに逃げてしまったからではないかな?

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

ドイツ人にしてみればもうTV映画でやったコトをアメリカ人にされるのは、やっぱし癪だったのかもしれない。
つか、レーマー少佐を美化しすぎているのは気のせいか?

・作品性


・ストーリー性
☆☆
・メッセージ性

・製作陣
☆☆+
・俳優陣
☆☆+

で、10点満点で9点。
なぜ彼らがもっと強圧的な作戦に出れなかったのか……まあ、教会でもう少し考えてみるべきではなかったのかな?

それでは~!

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2009年9月 8日 (火)

『南極料理人』見てきた

窓口の兄ちゃんに「南国料理人」と言って、バカ受けしたのはココだけの話だ^^;。

『南極料理人』見てきた。
同僚の不幸な事故によって急遽、南極はドームふじ基地(現在閉鎖中)に単身赴任するコトとなった、不幸な海上保安庁主計課(つまりメシ炊き)西村淳一等保安士に襲い掛かる悲劇である(笑)。
時代設定が1997年(つか、もう一昔前になっちゃうのね^^;)なので、日本国内へ電話しようにも『通話料1分740円』はまさに『身の破滅』である(笑)。そう言えば、本格的なE-mail利用はクレギオン#7/NG-98のコロだったしなぁ~(しんみり)。
そんな時代背景なだけに、『ろくでなしBLUES』が聖典扱いされていたり、宮崎美子(懐かしい)がマドンナ扱いされていたり、NHKのテレビ体操のお姉さんたちのレオタード姿に欲情したり(笑)……あ、エロねたはこれぐらいなのが、ちょっとね^^;。

ちなみに背景に流れるアニメは、某学校卒業記念作品なんで真剣に思い出さないように(火暴)。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願 います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

海上保安庁の巡視艇に比べれば、遥かに恵まれているドーム基地のギャレーにて、次から次に生み出されるおいしそうな料理を「見るだけ」なのは、ちょっとお腹に厳しかったな^^;。
だが、そんな料理も日ごろの食糧事情が貧しい研究者たちにとっては、ただの「メシ」にしか過ぎない。そう、この極寒の地では、食うコトによって体力を維持しなければならなかったのだ。ちなみに、一日に必要とされるエネルギー量は、確か当時のノルウェー陸軍の指標で7000kcalだったかと……(シ干)。
そんな状況下において、隊員たちの最大の楽しみである「食事」に精を出す西村の努力を、ことごとく踏み潰す隊員たちの悪食ぶりです(笑)。
ちなみに、宮崎では節分の豆まきに、大豆ではなく劇中同様落花生を撒きます(笑)。ご参考まで。
それにしても、備蓄されている食材の豪勢なコト。お刺身三点盛りもあれば、天然イクラのおにぎりに、ケガニの朝食に、誕生日を祝うローストビーフにファイヤー!し、正装した上でのフランス料理のフルコース……。だけど、イセエビはやっぱし刺身でしょ(笑)。そんなイセエビのエビフライは、「♪えっびふらい! えっびふらい! えっびふらい! えっびふらい!」
(エンドレス)とはしゃぐ隊員たちの、不幸な食生活の結果ではなかろうか?(ごめん、ちょうど去年の今頃、イセエビのフルコース食ってきたんだ^^;)

だが、2500メートルの氷雪の中から切り出したコア標本と、ある食材の不足から、隊員たちは精神の安定を失い、疑心暗鬼となり、更には互いに互いを攻撃しあう始末。さらに、正気を失った隊員たちが引き起こす暴動から、惨劇から悲劇、そして西村には不幸となって襲い掛かる。
そんなとき、あるアイテムがそんな危機を救うのだが……。

西村の作り出す料理の素晴らしさに対して、食生活の貧しさの象徴として描かれる(苦笑)から揚げは、二度揚げしなきゃダメなのよねぇ~。
だけど、二度揚げしなくとも、美味しくいただける方法を編み出した人々もまた偉いのかもしれない^^;。

映画的には、時系列の操作に失敗していたのが残念。
最初の逃げ出すシーンは良かったのだけど、後はドキュメンタリー調に1日1日を丹念に追っていってよかったのではないのかな? 
ただ、基本のドームふじ基地での日々の流れは逆転していないので、隊員たちの変化には是非腹を抱えて笑って欲しい。特に、たいちょーのきたろうの変化と兄やんの高良くんを襲う悲劇がなかなか良かったぞ。

ただ、演劇出身の俳優陣を美味く活かした演出を、カットを長くする緊張感のある演出で描く必要があったのかどうか……シリアスなシーンならそれでも良いけど、笑いのある作品なんだから「食事シーンのテイク問題」をムリしてクリアする必要があったのかどうか、ちょっと疑問に感じてしまった。
そんなラストも、もう1つ捻って欲しかったな。ハッピーエンドはイロイロと準備してあるんだけど、その一方で、娘の誕生日と仲間とのビーチバレー大会のブッキングとかも楽しみにしていたんだけどな^^;。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

・作品性


・ストーリー性
_
・メッセージ性

・製作陣

・俳優陣
☆☆

で、10点満点で5点。
キャストの好演を活かそうとしただけに、纏まりきれなかったのが少し残念。
だけど、かえって気楽に楽しめる作品でもあります。
基地での最後の食事シーンは、たんとお楽しみあれ。

それでは~!

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2009年7月15日 (水)

『破』!

かいさん、かいさん、そう~せんきょ~^^;

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を見てきた。
TV本編だと『アスカ上陸』から『男の戰い』までかと思ったら『せめて人間らしく』『涙』に『最後のシ者』までまとめてしまった感じだった。つか「四部作」ではなく「三部作」に纏めてしまう腹づもりなのではないかと思ってしまった(笑)。
それにしても、鉄道に関する表現に凄まじいこだわりを感じる作品だよなぁ~w。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願 います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

今度は感想を『壊し過ぎ』の一言にできた(苦笑)。

ミサトさんのクルマは結局廃車になるし(笑)、第三新東京市の防御コンプレックス群も盛大に壊されるし、エヴァは修理が追いつく前に壊されるし、終いにはアスカもマリも綾波も壊しちゃうから、『破』はやはり『破壊』の破なんだろうね。

ただ、加持の立ち位置やが明確化されているのはいいのだけど、マリはと言うと……なんだか、ゲームのお助けキャラみたいで存在自体がチート(苦笑)に感じた。また、シンジとの絡みも「空から落ちてくる」(笑)トコだけで、他のキャラクターとの繋がりもほとんど描かれておらず、まさに某曲芸商法会社の追加ヒロイン的な扱いしかされていないのが、残念に思う。
その一方で「食へのこだわり」が、綾波やアスカとのコミュニケーション・ツールとして上手く使われていたと思う。綾波とアスカが互いの指が絆創膏だらけに気が付くシーンがなかなか良いのだ^^;。
そんな二人への愛おしさと、ソコからくるシンジの暴走は、まさに「中二病」していた(笑)。それにしても、ネルフ本部ってすんごく頑丈なのね^^;。

ちなみに、暴走するヱヴァ3号機に乗るのは……トウジではない。
ただ、アスカも綾波も壊しちゃうシーンのサントラや、エンディングは手抜きっぽくかんじてしまったのが、ちと残念だったな。


ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

・作品性

・ストーリー性

・メッセージ性
_
・製作陣
☆☆
・俳優陣


で5点。
正直言うと、次回作『Q』がどうでもよくなった(苦笑)。
『ヱヴァ』そのものの補完したけりゃ、PS2版のゲームをプレイすれば済むコトなんだと気がつかせてしまったのが、この映画の最大の問題点だと思う。

それでは~!

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2009年6月27日 (土)

『ブラザーフッド』みた

さよなら、マイケル(合掌)。

『ブラザーフッド』をDVDで見てみた。
「旧帝国陸軍の正当なる後継者」韓国軍vs「日本軍国主義の邪なる継承者」北韓軍の死闘である。いや、ホントは壮絶な兄弟喧嘩……いやいや、オレの彼女を……(以下ry
M14なんか使ってるんぢゃね~ってツッコミを一気に吹き飛ばす「映画史上もっとも凄惨な白兵戦」に、戦争映画を娯楽や金儲けで作っているような国々の人々は恐怖するだろう。だってみ~んな兵役で銃剣戦闘訓練受けているもの^^;。そして『プライベート・ライアン』も真っ青な人体破壊描写は、ただただそんな映像を見せるためだけではなく、より恐ろしい現実を見せ付けるために必要だったとしか言いようが無い。
日本人だと3ヶ月の沖縄戦ですら「まともに描く」コトができないのに、韓国の巨匠・ 姜帝圭は3年も続いた狂気の戦争を148分にまとめてしまったもんだから、脱帽である。

ちなみに、白兵戦時には両軍ともに発砲を極力抑えているのだけど、発砲を始めたらどんな悲惨な状況になるかも、ちゃ~んと再現されていたりします(シ干)。
それと、CG書き足しとは言え銃弾描写迫力と、なにより人民解放軍のホントの人海戦術の壮絶さは必見。……MG42がマジ欲しくなるよ^^;……。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願 います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

諸悪の根源は戦争である。
その認識を持っておかなきゃ、飲み込まれるよ。

兄ジンテと弟ジンソクの緊急徴兵シーンから泣ける。家系が絶えるのを防ぐため、本来なら兄弟のうちどちらかを残すハズなのに、身体の弱いジンソクを救えずに一緒に入営するハメに。

まあ、本来なら兄弟は同じ部隊に所属させないのだけどね^^;。女性兵士や同性愛者を最前線任務に就かせると、どんなコトになるのかは見るまでもないかと(苦笑)。……ましてや、それ以上の絆で結ばれた兄弟を同じ部隊に配属したら、互いに互いをかばいあってしまうのは目に見えている。だからこそ、必死になって戦うジンテの姿は、まさに戦場の鬼と言うしかあるまい。
寄せ集めの部隊でも、同じ小隊の隊員それぞれが「役割」を持っている。無惨に殺されたり、助けようの無い状況から発狂して何人も道連れにして自殺したり、片腕吹き飛ばされたり、軍功逸ったジンテを救おうとして、事実上の無駄死にしたり。
そんな流血の果てに、北軍の蛮行を見せ付けられれば、コッチだって残虐行為で報復したくなる。終いには神経がマヒしちまうよ。

注目すべきは、保導連盟事件だ。
南北ともに、このような蛮行を行ったんだけど、韓国民間防衛組織が行った蛮行をマトモに取り上げたのは、史上初だったらしい。歴史を直視しなければならないのは、どこの国でも一緒だ。ましてやそれが同じ民族なのだから、尚更だ。この事件で婚約者を殺され、ジンソクをも失ったジンテに残されたものは、ただ復讐心しかなかった。

国軍投降者で編成された旗部隊(これも実在とのコト)隊長となったジンテと、生き残ったジンソクの不幸な再会の果てに待つのは……ってトコで、映画では冒頭のシーンに持ってくれば、より完成されていたかもしれない。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

あまりの凄惨さは、『トンマッコルへようこそ』で癒されるといいかも。
ただ、こちらもアメリカ兵が出てこないって点は、やはり「韓国/朝鮮のコトは韓国/朝鮮人に任せろ」ってコトなんだろうね^^;。

・作品性

☆☆
・ストーリー性

・メッセージ性
☆☆+
・製作陣
☆☆+
・俳優陣
☆☆

でオマケの満点。
ラストの展開にファンタジーさを感じるかもしれないが、あんなコトした後の韓国社会で暮らしていく方が遥かに恐ろしかったコトは忘れないで欲しい。
……あ、光州事件を映画化した、『光州5・18』見たいけど~……DVD待ちかなぁ~。

それでは~!

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2009年6月21日 (日)

ついでに『真夏のオリオン』みてきた

ついでに『真夏のオリオン』をみてきた。

原作は、巡洋艦インディアナポリスを撃沈した伊58潜の艦長・橋本以行中佐をモチーフした『雷撃深度19.5』。それを傑作潜水艦映画『眼下の敵』よろしく、潜水艦と護衛駆逐艦の一騎討ちに集約してしまった作品だ。

毎度のミリオタ的ツッコミだけど、潜水艦狩りに大活躍するUSSパーシバルの勇姿と、緻密に再現された伊77潜の内部に注目。ちゃ~んと対爆姿勢をとったり、魚雷をグリースで愛するシーンもありますよ^^;。その一方で、CGに頼りすぎてしまって、爆雷投下後の水柱なんかに現実感が無かったのが残念。また、魚雷の速度表現(九五式酸素魚雷なら雷速は40ノットを超えるハズなので、高速道を走るクルマ並みのスピードかと^^;)やスクリューのキャビテーション表現などにもまた、違和感を感じてしまった。それと、爆雷の散布界はもっと広がって表現されるべきではないかな? せっかく、Y砲まで使っているんだし(え? ヘッジホッグは??)。
ただ、なぜ潜水艦にもっとも必要とされるのが「運動性能」なのかは、よくわかるようになっている。そんな頭脳戦に挿入される、艦長・倉本孝行少佐の人間っぽさには、乗員でなくともホッとさせられるだろう。

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ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

ここまで「もったいない」の一言で全てが要約されてしまう作品も珍しいのではないのだろうか?

制作的にも「もったいない」。脚本的にも「もったいない」。美術的にも「もったいない」。役者的にも「もったいない」。最後の最後に、命までも「もったいない」展開に、きっと世界に「もったいない」を発信したくって作られた映画なのかと思った(笑)。

そう、米海軍の元艦長からの楽譜を渡された艦長の孫娘が、当時最年少で伊77潜に乗り組んでいた鈴木勝海一水に、なぜこの楽譜を渡されたのか……ってトコから間違っています。誰が生き残って、誰が生き残れないのか、そんな緊迫感を最初のシーンで吹っ飛ばしてしまっているのですから。
音楽教師の親から渡されたのが、もっとも持ち運びしやすい楽器である、ハーモニカなのは良いプロットなのですけどね。

その後の展開も、お約束なプロットが多かったのだけど、その中でパーシバルの猛攻を受け損傷・着底してしまった伊81潜との交信は、完全にファンタジーです。せめて、最後の電文からその任務の過酷さと攻撃失敗へと追い込まれるプロセスを表現するべきではなかったかと思います。

それと、ラストの決戦についてです。
最後の魚雷戦で、艦尾を破壊されたパーシバル乗員が、伊77潜を刈るための口実として(笑)行っていた無線封鎖を解いて、終戦を知るのですが、状況的には自衛戦闘を維持するべきだったかと^^;。ましてや、乗員にも犠牲者が出ていた可能性を考えると、やはり伊77潜を「撃つ」べき状況だったと思います。
そんな状況下でも、「撃たなかった」パーシバル艦長・スチュワート中佐の英断と、それを拒否しようとする回天乗員・遠山中尉との落差こそ、日米の勝因と敗因に帰結されるのではないかと思います。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

・作品性

・ストーリー性

・メッセージ性
☆☆
・製作陣
☆☆
・俳優陣


で7点。
この手の作品に必要な、「手に汗握るような」展開がなかったのが残念。
ただ、当時の潜水艦乗りの苦難を再現する努力は、試写会に招待された元水兵たちの感想によって報われたと思う。
それだけに、この作品は役者も制作も観客も、最低でも1週間は風呂に入らないで参加するべき作品ではないかと思う。

それでは~!

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『天使と悪魔』みてきた

『てんあく』……特価のCD-ROM版でなくって、DVD版買うなんて……_| ̄|○。

っつうコトで、週末大忙しの中、販売案内のハンコ押しを敵前逃亡して(笑)、『天使と悪魔』みてきた。
教会に弾圧された、科学者(っつうよりも、当時は錬金術者だったかと)の秘密結社・イルミナティの逆襲である。

毎度のミリオタ的ツッコミだけど、今回はなんといってもベル222だ(火暴)。元気に飛んでいて、しかもちゃ~んと引き込み脚モデルだ(!)。もう20年以上経つ機体なハズなんだけど、なんと素晴らしい整備状況だな(笑)。
後は、イタリア軍警察制服のカッコいいコト(笑)。それだけに、タダのヤラレ役になってしまったのが、すんごく残念だった。
あと、1つ気になった点で、群集を監視する狙撃手が銃のスコープをそのまま使っていたコト。ナイト・ビジョンがあれしかなったかもしれないけど、警戒中とはいえ銃口をそのまま群集に向けるようなバカなマネは、差し控えるべきだと思う。

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ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

開明的な教皇の死去から、始められる根競べ……、もといコンクラーベで新教皇に選ばれるかもしれない有力候補4人の枢機卿が誘拐される。そして、CERNから奪われる反物質(おいおい)で復讐を開始する、秘密結社・イルミナティの陰謀。

ローマに散りばめられた手がかりをヒントに、枢機卿たちを救おうとするが、助ける前に次々に無惨に殺害されていく。その残虐さは、まさに宗教裁判による犠牲者のそれである。これこそ、作者の告発する教会の暗黒史に他ならない。
四大元素説から、最後の5つ目の要素は『fifth』やっているとカンタンにわかるかもしれない(笑)。そう、『愛』はドコで説かれているのかな? 

ラストのちゃぶ台返しは2度あるので、しっかり注目しておくコト。
ただ、ヘリコで毎分2000フィート上昇させても、あの状況だと上空3000メートルもいってなかったかと思う。TNT換算5キロトンでも、Ⅰ度熱傷&網膜を焼くには充分な威力だったと思うんだけど。

個人的には、消される直前の殺し屋のシニっくさが良かった。それだけに、自動車の仕掛け爆弾に引っかかるような最後にはして欲しくなかったなぁ~。それと、焼印も彼ではなく、真犯人にこそあせるべきではなかったのかな?


ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

・作品性

・ストーリー性

・メッセージ性

・製作陣
☆☆
・俳優陣


で6点。
前作よりもスケールが小さくなってしまった感がするのが残念だけど、画面でローマ見物ができるのなら、悪くない作品です。ただ、後味は悪いけど^^;。
ラストの新教皇の感謝こそ、ホントに『救い』かもしれません。

それでは~!

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2009年5月 3日 (日)

『ひぐらしのなく頃に 誓』みてきた

前作未見の妹を人体実験してみた。
ちなみに費用は……コーラにポテチに晩飯まで奢らせられた……。

で、結果だけど「焼肉、食べれなくなった」そうな(笑)。まあ、コワいもの見たさで来たなら正解だっただろ(苦笑)。なんてったって、恐怖とナタは前回比10倍だもの!(火暴)。

そんな『ひぐらしのなく頃に 誓』をみてきた。
モトがゲームなだけに、マルチ・エンディングの1つの結果として受け止めるべきだろう。それだけに、興行的にはちょい邪道な作品だね^^;。

今回残念だったのが大石刑事役が杉本哲太から大杉漣になってしまったコトだね。結果、レナの暴走に振り回される道化役としては問題無かったけど、前作の大石の朴訥的な鋭さを期待していたウチにはすんごく物足りなく感じてしまった。
また、圭一役の前田公輝クンが役者として成長しているのがすんごく嬉しかったが、反面肉体的にも成長されてしまうと役柄的に厳しくなるのではないかと思う。この点が、アニメに対する実写の厳しさだろうね。
イッキに完結編まで撮影しておいて……なんて、作り方が良かったのではないのかな?

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願 います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

嘘だ! 嘘だ!! 嘘だ!!!

そんな絶叫をしたくなる、レナのパラノイア世界である。
前作の謎が少しだけ解かれた(入れ替わった看護婦さん、謎の寄生虫、圭一とレナと沙都子のそれぞれの過去)と思う。だがその一方で、暗躍する謎の土建屋が真相に近い存在として、目立ちに目立ってしまった(笑)。
このレナの狂気こそ、今作のキモと言うべきモノだろうね。ああ、喉元が痛々しいよ……。

ちなみに、ラストの立てこもりに関してだけど、ガソリンを振り撒いた状態の密閉された空間だとシンナー酔いと同じような有機溶剤中毒状態になってしまいます。コレって、人質も立て篭もり犯もかなり危険な状態になりますし、なにより犯人がマトモな判断できなくなるコトがすんごくコワいのですが。
また、当時は野田昌宏大元帥閣下の卓越した手腕によって、マイクロ波送信による山奥からの中継が可能になった時代だったのも
、でなくって、もう普通に中継できてたのね^^;。満足なDNA鑑定手段がなかったコトとあわせて、時代性を反映したミステリーだったと言えるのでしょうね。
それだけに、ヘンな煙ではなく、社会からの批判を恐れて狙撃できない狙撃手(ドコの『ピースメーカー』だよ^^;)も出してよかったとは思います。

ラストの屋根の上での立ち回りシーンは傑作です。
オープニングを見事な伏線とした上で、そんな危ないトコで……と言わずに、圭一とレナの決闘に「そんな終わり方許せない!」と思っていただければ、このレナ・ルートはトゥルーEDではなかったのだと思わされるだろう。

で……梨花は気がついているのね?

 ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

・作品性
☆☆
・ストーリー性
☆☆
・メッセージ性

・製作陣

・俳優陣


で7点。
続編を期待させる終わり方だったけど、死体の山だけでは事件の真相には迫れないだろう。
そう、世界はループしている。
最初からまたプレイしてみてね……は、ゲームだからこそ許されるのではないのかな?
とりあえず、やっぱり完結編が欲しくなる作品です。

それでは~!

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2009年4月20日 (月)

『レッドクリフPartⅡ』みてきた

お大師っさん祭りで街中は人が溢れかえっていたけど……毎日とは言わなくとも、毎日曜日ぐらいはこれくらい賑わって欲しいな^^;。

そんな日曜日の昼下がりに、『レッドクリフPartⅡ』見てきた。

なぜ、孫尚香は敵軍に潜みこんだのか?
なぜ、甘寧が甘興になるのか?(笑)
なぜ、夏侯惇も夏侯雋になるのか?
なぜ、劉備軍は撤退するのか?
なぜ、小喬は曹操軍に降るのか?

その答え合わせを、壮絶な戦争絵巻を折り合わせつつ堪能しよう。

毎度のミリオタ的ツッコミだけど、今回は「魚油ってあんなによく燃えるの」ってコトが気になった。つか、『墨攻』では可燃性を高めるため予め湯だった状態でバラ撒いていたんだけど……また派手な爆発は火薬に引火したのかと思わせるほどだけど、火薬の誕生は確か紀元6世紀ごろだったかと……^^;。
ただその一方で、「連環の計」でどのように大型船舶を纏めていたのかがわかりやすくなっていたし、投槍と弩と連弩のコンボ攻撃や、いかに指揮系統が音や光や指揮官の怒声(笑)に頼ったものかがよくわかるようになっているのだ^^;。

キャラクターについてはリン・チーリン演じる小喬の美しさに尽きるだろ(笑)。
あと、笑わせる点では笑わせて、泣かせる点ではきちんと泣かせているのは、ジョン・ウーの映画美学全開ってトコだろうね。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願 います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

PartⅠでの単純化された因縁の人間関係が、映画ではなぜそうなるのか? との答えになるのは、この『三国志』を描いた全ての人々にとっての永遠のテーマとも言えるだろう。すなわち、物語の整合性や英雄たちの人間性を考える上で、他のキャラクターたちは犠牲になっていくのだから。
そんな犠牲者が、蔡瑁・張允・蒋幹らである。もちろん、殺したのは俗物(苦笑)曹操。この作品では、短絡的で支配欲に満ちた人物として描かれるのが、ホント残念。でもでも、曹操だって多くの将兵と同じように、とっとと家に帰って息子の顔を見たいのだ。
そんな将兵の代表の1人が、蹴鞠だけで千人隊長に出世した叔材なんだけど……あまりの(自主規制)さに、正直あきれてもしまった。尚香に良い様に利用された不幸な男だよ……(合掌)。

演義のエピソードである連環の計や、弓矢10万本はあるのだけど、その一方で黄蓋の苦肉の計は黄蓋自身は口にするんだけど、映画では小喬が引き受けることになる。だけど、このシーンに、もっと込めるべきコトはあったのでは?
で、思ったんだけど、ネタ的に物語は『龍狼伝』で映像的にはアニメ『アレキサンダー戦記』なんだよね。ただ、この両者の良い点(すなわち、凡人vs超人)を吸収しきれてなかったと思う。
小喬に竜娘々は越えられなかったんだわさ。
まあ、超人的トンデモ合戦をするマケドニア軍やペルシア軍の兵士たちよりは、はるかに現実的な殺され方をして逝くんだけどね^^;。

最後の最後で残念だったのが、ラストでの対決シーン。
小喬を巡る曹操と周瑜の因縁の対決と言う構図に陥ってしまって、お約束的な終わり方になってしまった。まあ、監督が拘ったと思う京劇的視点なら、ドラマチックで良かったのですが、もっと別の纏め方もあったのではないかと思う。例えば、尚香の目の前でボロ切れのように殺されていく叔材とか、周瑜の目の前で惨殺されてしまう小喬とか……その点で、ラストに切れ味の悪さを感じてしまったのが惜しかったです。
まあ、比較対象が『墨攻』なんで、仕方ないけど(苦笑)。


ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

・作品性
☆☆
・ストーリー性

・メッセージ性

・製作陣
☆☆+
・俳優陣
☆☆

で9点。壮絶なスペクタクル映像なんだけど、反戦を訴えると受け取る方がいるのに、ウチ的にはその訴えをもう少し前面に出しても良かったのではないかと思う点で、申し訳ないけど減点させてもらっています。

ただ、ジョン・ウーの訴えたかった「未来を信じる心」は、主君の期待、友の友情、妻の愛、部下の信頼、民の敬慕、以上を備えてはじめて得られるものではないかと思う。それが、周瑜の生き様だったのだから。
あ、ラストの虹はすんごくヘンだったな^^;。

それでは~!

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2009年3月18日 (水)

『ドラゴンボール』もどき! 見てきた

予想通りの悲惨な作品だった。実写映画『DRAGONBALL EVOLUTION』。タダ券で見てマジ正解だったよ。
では、先に作品評価。

・作品性


ストーリー性
_
・メッセージ性
_
・製作陣
_
・俳優陣

で、10点満点で今までのレビュー史上最悪の2点(冷汗)。
つうコトで、今後は評価3点以下作品にはネタバレ警告無しで逝こう!

主人公・ゴクウを高校生にしたのは悪くないと思う。だが、純真でない。
チチを格闘家にしたのは悪くない。だが、お淑やかさが全然無い。
ブルマを冒険者にしたのは悪くない。だが、知性と理性が無い。
亀仙人を世捨て人にしたのは悪くない。だが、見物人根性が無い。
そして戦いにでしゃばりすぎ(苦笑)。

ピッコロを悪の親玉にしたのは悪くない。だけど、ただそれだけ。
悪役にもユーモアと人間味のあった原作を蔑ろにしただけ。
ワイヤー・アクションは頑張ってたと思うけど、最も運動量が生じるハズの拳や蹴りが当たった瞬間に「タメ」と、その後の「加速」が入ってしまったのが問題。
また、カプセル・バイクの変形も、『トランスフォーマー』の二番煎じ、つかやった人同じか(苦笑)。

そしてなにより、
ヤムチャとブルマが何の脈絡も無く恋仲になるのが最大の問題だ!


ユンファはこんな作品なんぞより、アンディと一緒に『レッドクリフ』にこそ出るべきだったと思う。いやほんと。
アメリカ人のDQNな青少年なら満足するかもしれんが、日本の多くのDBファンたちの怒りと失望と絶望だけを買ったのではないか?

まあ、一つだけ褒められるシーンを挙げるのなら、亀仙人の家がアレだと言うコトぐらいかな?(笑)。

ラストにネタバレ自主規制を看病する娘が、冒頭の姉妹だったら、もっと救いのある続編を期待できたのに(苦笑)。
つか、もう作るな!

それでは~!

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『ジェネラル・ルージュの凱旋』みてきた

ちょっと遅くなっちまったが、『ジェネラル・ルージュの凱旋』を土曜日に見てきたんで、その感想を。
『血まみれ将軍』と渾名される、救急センター長・速水とそれを取り巻く人々の愛憎劇。そして、救急医療チームを巡る贈収賄疑惑とそれに絡む殺人事件に、田口・白鳥の凸凹コンビ(笑)が挑む。
前作『チーム・バチスタの栄光』同様、「作中に散りばめられたユーモア」と「愛おしい被害者」と「魅力溢れる被疑者」は健在。もちろん今回も「あの~、犯人わかっちゃいました」((c)ケイゾク)ってシーンがあるので、ウチみたいなミステリー初心者にはとってもありがたい作品だね^^;。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願 います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

チュパチャップス大好き(笑)な速水を告発する2通の告発状。そして、ヘリコが飛ばなくって喫煙所と化した(笑)ヘリパッドから転落する、医療機器会社の支店長の死に隠された真相は……なんだけど、それよりも救急救命の悲惨な現状はこれほど生易しいものではないと思う。
予算も人員も確保できない中、金を流用したとしても、それは自己の利益を図ったものではない。ましてや、「彼らは1ヶ月、自宅に帰っていない」ほど過酷な勤務に身を捧げているのだ。それを、金儲けにならないから、だから汚職したのだと断罪できるものなのだろうか?
そんなトコに、「血を見たら卒倒するできそこない医者」田口であっても、「患者のそばにいる」コトは出来るって褒める速水の暖かさが良いのだ。救急外来の中には自殺や自傷行為の人も運ばれてくる。そんな人々へのフォローも治療の必要なのだから。
もちろん、原因を作った役立たずの精神科医への当て付けもあるんだろうけど^^;。

ただ、ちょっと残念だったのはラストの災害時におけるトリアージについて。
あのような「リソースが限定されない」状況の大規模災害では、救急スタッフやDMATによる現地1次トリアージが実施(の前に、ABCチェックはしましたか?)されるハズ。原則として黒は出さず、意識不明は赤で骨折や大出血を黄とし救急搬送、受け入れ先にて2次トリアージ、止血が可能な場合のみ緑とし現地にて応急処置だったと思う。また院内における2次トリアージでも、自発呼吸無し・心拍無し・瞳孔反射無しでない限り、救急処置を行うべきケースだったと思う。そう「ウチの人、まだ生きてる!」って言われているのに、黒を出したらダメな状況だったのだ。
また、このような大規模火災時において最もコワいのは一酸化炭素中毒症であり、全ての被災者に煙を吸ったかどうかのチェックを実施するべき。深刻な後遺症の出る可能性がある被災者には、酸素を1秒でも早く供給する努力を放棄してはならないのだ。
それと、ドクターヘリが大挙して押し寄せてきたけど、少なくとも高度差ホールディングしないと、空中接触がマジ怖いぞ^^;。それと、ヘリコ収容時にジャンパーのジッパーはちゃんと上まで上げておきましょうネ。
それから、治療後の被災者に「治療費は後から」は無いでしょ(苦笑)。

指揮官は非情にならなければならない。だが、青ざめていてはいけないのだ。それが「ルージュ」に込められている。
もちろん、ラストにはお約束の爆笑が用意されていますよ(笑)。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

・作品性

・ストーリー性

・メッセージ性
☆☆
・製作陣

・俳優陣
☆☆+

で、10点満点で8点。+はもちろん今作のために5kgも減量した(ソースは今週号のAERA)堺雅人に贈る(笑)。
作品については、救急医療現場における作者や現場医師たちの不満を、もっとフィードバックしても良かったのではないかと思う。

それでは~!

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