2009年10月15日 (木)

『ワルキューレ』見た

ありがとう、江畑さん。

映画『ワルキューレ』をみた。
ドイツ国防軍の自己正当化正義のために戦った勇士、フォン・シュタウフェンベルク大佐の物語である。
あ、線したトコだけどホントは、自らの正義を貫いたフォン・シュタウフェンベルクらとそうではない人々との対比のためには、こう書かなきゃいけないコトを予めご了承くださいませ。

まあ、状況について細かいコトまで知っているミリオタ的には、監督と制作と主演のネタ話を見ながら/聞きながら見るのが正解だと思う。その点ではDVD等で自宅でみるべき作品だね^^;。ただ、アメリカ人のような「歴史を映画で勉強する」国民には、有効なのかもしれない。

色調ハッキリのドイツ軍服に悶え死しそうだよ^^;。クリミア・シールドもあるよぉ~^^;;。ああ、赤いパイピングが目に滲みる^^;;;。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願 います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

ヒトラー暗殺未遂事件のドキュメント作品である。
そこにあるのは、フォン・シュタウフェンベルクやオルブレヒト大将らの人間性と、それ以外の日和見する人々の生存闘争である。

テロ/クーデター計画に関しては、陰謀者たち彼らが「まず生き残るコト」を信条にしてしまっている点に、今の我々からは違和感を感じるかもしれない。彼らの心理状態には、我が国の2.26事件の青年将校団と同じく「自分たちこそが正義であり、国民は支持してくれる」との同じ甘えの構造を持っている。そのコトが計画の冗長性と徹底的な決断を欠いてしまった原因になっているのだ。
ただ、後知恵でナチスなんぞ、タイホせずにその場で処分すれば……となるのだが、そうしていればベルリンは内戦状態に直行し祖国は崩壊してしまっただろう。無秩序なドイツ革命によって敗北した第一次大戦の苦々しい経験が、それをなさなかった要因ではないかと思う。

忠誠宣誓とタイトル・ロゴから見事な導入部と、ラストの見苦しさの対比に、なぜ計画が失敗してしまったのかを感じて欲しいのだが……その後の悲惨さ
(督戦に民族浄化に大強姦)を映さなかったのは、美化と言う逃げに逃げてしまったからではないかな?

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

ドイツ人にしてみればもうTV映画でやったコトをアメリカ人にされるのは、やっぱし癪だったのかもしれない。
つか、レーマー少佐を美化しすぎているのは気のせいか?

・作品性


・ストーリー性
☆☆
・メッセージ性

・製作陣
☆☆+
・俳優陣
☆☆+

で、10点満点で9点。
なぜ彼らがもっと強圧的な作戦に出れなかったのか……まあ、教会でもう少し考えてみるべきではなかったのかな?

それでは~!

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2009年9月 8日 (火)

『南極料理人』見てきた

窓口の兄ちゃんに「南国料理人」と言って、バカ受けしたのはココだけの話だ^^;。

『南極料理人』見てきた。
同僚の不幸な事故によって急遽、南極はドームふじ基地(現在閉鎖中)に単身赴任するコトとなった、不幸な海上保安庁主計課(つまりメシ炊き)西村淳一等保安士に襲い掛かる悲劇である(笑)。
時代設定が1997年(つか、もう一昔前になっちゃうのね^^;)なので、日本国内へ電話しようにも『通話料1分740円』はまさに『身の破滅』である(笑)。そう言えば、本格的なE-mail利用はクレギオン#7/NG-98のコロだったしなぁ~(しんみり)。
そんな時代背景なだけに、『ろくでなしBLUES』が聖典扱いされていたり、宮崎美子(懐かしい)がマドンナ扱いされていたり、NHKのテレビ体操のお姉さんたちのレオタード姿に欲情したり(笑)……あ、エロねたはこれぐらいなのが、ちょっとね^^;。

ちなみに背景に流れるアニメは、某学校卒業記念作品なんで真剣に思い出さないように(火暴)。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願 います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

海上保安庁の巡視艇に比べれば、遥かに恵まれているドーム基地のギャレーにて、次から次に生み出されるおいしそうな料理を「見るだけ」なのは、ちょっとお腹に厳しかったな^^;。
だが、そんな料理も日ごろの食糧事情が貧しい研究者たちにとっては、ただの「メシ」にしか過ぎない。そう、この極寒の地では、食うコトによって体力を維持しなければならなかったのだ。ちなみに、一日に必要とされるエネルギー量は、確か当時のノルウェー陸軍の指標で7000kcalだったかと……(シ干)。
そんな状況下において、隊員たちの最大の楽しみである「食事」に精を出す西村の努力を、ことごとく踏み潰す隊員たちの悪食ぶりです(笑)。
ちなみに、宮崎では節分の豆まきに、大豆ではなく劇中同様落花生を撒きます(笑)。ご参考まで。
それにしても、備蓄されている食材の豪勢なコト。お刺身三点盛りもあれば、天然イクラのおにぎりに、ケガニの朝食に、誕生日を祝うローストビーフにファイヤー!し、正装した上でのフランス料理のフルコース……。だけど、イセエビはやっぱし刺身でしょ(笑)。そんなイセエビのエビフライは、「♪えっびふらい! えっびふらい! えっびふらい! えっびふらい!」
(エンドレス)とはしゃぐ隊員たちの、不幸な食生活の結果ではなかろうか?(ごめん、ちょうど去年の今頃、イセエビのフルコース食ってきたんだ^^;)

だが、2500メートルの氷雪の中から切り出したコア標本と、ある食材の不足から、隊員たちは精神の安定を失い、疑心暗鬼となり、更には互いに互いを攻撃しあう始末。さらに、正気を失った隊員たちが引き起こす暴動から、惨劇から悲劇、そして西村には不幸となって襲い掛かる。
そんなとき、あるアイテムがそんな危機を救うのだが……。

西村の作り出す料理の素晴らしさに対して、食生活の貧しさの象徴として描かれる(苦笑)から揚げは、二度揚げしなきゃダメなのよねぇ~。
だけど、二度揚げしなくとも、美味しくいただける方法を編み出した人々もまた偉いのかもしれない^^;。

映画的には、時系列の操作に失敗していたのが残念。
最初の逃げ出すシーンは良かったのだけど、後はドキュメンタリー調に1日1日を丹念に追っていってよかったのではないのかな? 
ただ、基本のドームふじ基地での日々の流れは逆転していないので、隊員たちの変化には是非腹を抱えて笑って欲しい。特に、たいちょーのきたろうの変化と兄やんの高良くんを襲う悲劇がなかなか良かったぞ。

ただ、演劇出身の俳優陣を美味く活かした演出を、カットを長くする緊張感のある演出で描く必要があったのかどうか……シリアスなシーンならそれでも良いけど、笑いのある作品なんだから「食事シーンのテイク問題」をムリしてクリアする必要があったのかどうか、ちょっと疑問に感じてしまった。
そんなラストも、もう1つ捻って欲しかったな。ハッピーエンドはイロイロと準備してあるんだけど、その一方で、娘の誕生日と仲間とのビーチバレー大会のブッキングとかも楽しみにしていたんだけどな^^;。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

・作品性


・ストーリー性
_
・メッセージ性

・製作陣

・俳優陣
☆☆

で、10点満点で5点。
キャストの好演を活かそうとしただけに、纏まりきれなかったのが少し残念。
だけど、かえって気楽に楽しめる作品でもあります。
基地での最後の食事シーンは、たんとお楽しみあれ。

それでは~!

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2009年7月15日 (水)

『破』!

かいさん、かいさん、そう~せんきょ~^^;

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を見てきた。
TV本編だと『アスカ上陸』から『男の戰い』までかと思ったら『せめて人間らしく』『涙』に『最後のシ者』までまとめてしまった感じだった。つか「四部作」ではなく「三部作」に纏めてしまう腹づもりなのではないかと思ってしまった(笑)。
それにしても、鉄道に関する表現に凄まじいこだわりを感じる作品だよなぁ~w。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願 います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

今度は感想を『壊し過ぎ』の一言にできた(苦笑)。

ミサトさんのクルマは結局廃車になるし(笑)、第三新東京市の防御コンプレックス群も盛大に壊されるし、エヴァは修理が追いつく前に壊されるし、終いにはアスカもマリも綾波も壊しちゃうから、『破』はやはり『破壊』の破なんだろうね。

ただ、加持の立ち位置やが明確化されているのはいいのだけど、マリはと言うと……なんだか、ゲームのお助けキャラみたいで存在自体がチート(苦笑)に感じた。また、シンジとの絡みも「空から落ちてくる」(笑)トコだけで、他のキャラクターとの繋がりもほとんど描かれておらず、まさに某曲芸商法会社の追加ヒロイン的な扱いしかされていないのが、残念に思う。
その一方で「食へのこだわり」が、綾波やアスカとのコミュニケーション・ツールとして上手く使われていたと思う。綾波とアスカが互いの指が絆創膏だらけに気が付くシーンがなかなか良いのだ^^;。
そんな二人への愛おしさと、ソコからくるシンジの暴走は、まさに「中二病」していた(笑)。それにしても、ネルフ本部ってすんごく頑丈なのね^^;。

ちなみに、暴走するヱヴァ3号機に乗るのは……トウジではない。
ただ、アスカも綾波も壊しちゃうシーンのサントラや、エンディングは手抜きっぽくかんじてしまったのが、ちと残念だったな。


ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

・作品性

・ストーリー性

・メッセージ性
_
・製作陣
☆☆
・俳優陣


で5点。
正直言うと、次回作『Q』がどうでもよくなった(苦笑)。
『ヱヴァ』そのものの補完したけりゃ、PS2版のゲームをプレイすれば済むコトなんだと気がつかせてしまったのが、この映画の最大の問題点だと思う。

それでは~!

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2009年6月27日 (土)

『ブラザーフッド』みた

さよなら、マイケル(合掌)。

『ブラザーフッド』をDVDで見てみた。
「旧帝国陸軍の正当なる後継者」韓国軍vs「日本軍国主義の邪なる継承者」北韓軍の死闘である。いや、ホントは壮絶な兄弟喧嘩……いやいや、オレの彼女を……(以下ry
M14なんか使ってるんぢゃね~ってツッコミを一気に吹き飛ばす「映画史上もっとも凄惨な白兵戦」に、戦争映画を娯楽や金儲けで作っているような国々の人々は恐怖するだろう。だってみ~んな兵役で銃剣戦闘訓練受けているもの^^;。そして『プライベート・ライアン』も真っ青な人体破壊描写は、ただただそんな映像を見せるためだけではなく、より恐ろしい現実を見せ付けるために必要だったとしか言いようが無い。
日本人だと3ヶ月の沖縄戦ですら「まともに描く」コトができないのに、韓国の巨匠・ 姜帝圭は3年も続いた狂気の戦争を148分にまとめてしまったもんだから、脱帽である。

ちなみに、白兵戦時には両軍ともに発砲を極力抑えているのだけど、発砲を始めたらどんな悲惨な状況になるかも、ちゃ~んと再現されていたりします(シ干)。
それと、CG書き足しとは言え銃弾描写迫力と、なにより人民解放軍のホントの人海戦術の壮絶さは必見。……MG42がマジ欲しくなるよ^^;……。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願 います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

諸悪の根源は戦争である。
その認識を持っておかなきゃ、飲み込まれるよ。

兄ジンテと弟ジンソクの緊急徴兵シーンから泣ける。家系が絶えるのを防ぐため、本来なら兄弟のうちどちらかを残すハズなのに、身体の弱いジンソクを救えずに一緒に入営するハメに。

まあ、本来なら兄弟は同じ部隊に所属させないのだけどね^^;。女性兵士や同性愛者を最前線任務に就かせると、どんなコトになるのかは見るまでもないかと(苦笑)。……ましてや、それ以上の絆で結ばれた兄弟を同じ部隊に配属したら、互いに互いをかばいあってしまうのは目に見えている。だからこそ、必死になって戦うジンテの姿は、まさに戦場の鬼と言うしかあるまい。
寄せ集めの部隊でも、同じ小隊の隊員それぞれが「役割」を持っている。無惨に殺されたり、助けようの無い状況から発狂して何人も道連れにして自殺したり、片腕吹き飛ばされたり、軍功逸ったジンテを救おうとして、事実上の無駄死にしたり。
そんな流血の果てに、北軍の蛮行を見せ付けられれば、コッチだって残虐行為で報復したくなる。終いには神経がマヒしちまうよ。

注目すべきは、保導連盟事件だ。
南北ともに、このような蛮行を行ったんだけど、韓国民間防衛組織が行った蛮行をマトモに取り上げたのは、史上初だったらしい。歴史を直視しなければならないのは、どこの国でも一緒だ。ましてやそれが同じ民族なのだから、尚更だ。この事件で婚約者を殺され、ジンソクをも失ったジンテに残されたものは、ただ復讐心しかなかった。

国軍投降者で編成された旗部隊(これも実在とのコト)隊長となったジンテと、生き残ったジンソクの不幸な再会の果てに待つのは……ってトコで、映画では冒頭のシーンに持ってくれば、より完成されていたかもしれない。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

あまりの凄惨さは、『トンマッコルへようこそ』で癒されるといいかも。
ただ、こちらもアメリカ兵が出てこないって点は、やはり「韓国/朝鮮のコトは韓国/朝鮮人に任せろ」ってコトなんだろうね^^;。

・作品性

☆☆
・ストーリー性

・メッセージ性
☆☆+
・製作陣
☆☆+
・俳優陣
☆☆

でオマケの満点。
ラストの展開にファンタジーさを感じるかもしれないが、あんなコトした後の韓国社会で暮らしていく方が遥かに恐ろしかったコトは忘れないで欲しい。
……あ、光州事件を映画化した、『光州5・18』見たいけど~……DVD待ちかなぁ~。

それでは~!

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2009年6月21日 (日)

ついでに『真夏のオリオン』みてきた

ついでに『真夏のオリオン』をみてきた。

原作は、巡洋艦インディアナポリスを撃沈した伊58潜の艦長・橋本以行中佐をモチーフした『雷撃深度19.5』。それを傑作潜水艦映画『眼下の敵』よろしく、潜水艦と護衛駆逐艦の一騎討ちに集約してしまった作品だ。

毎度のミリオタ的ツッコミだけど、潜水艦狩りに大活躍するUSSパーシバルの勇姿と、緻密に再現された伊77潜の内部に注目。ちゃ~んと対爆姿勢をとったり、魚雷をグリースで愛するシーンもありますよ^^;。その一方で、CGに頼りすぎてしまって、爆雷投下後の水柱なんかに現実感が無かったのが残念。また、魚雷の速度表現(九五式酸素魚雷なら雷速は40ノットを超えるハズなので、高速道を走るクルマ並みのスピードかと^^;)やスクリューのキャビテーション表現などにもまた、違和感を感じてしまった。それと、爆雷の散布界はもっと広がって表現されるべきではないかな? せっかく、Y砲まで使っているんだし(え? ヘッジホッグは??)。
ただ、なぜ潜水艦にもっとも必要とされるのが「運動性能」なのかは、よくわかるようになっている。そんな頭脳戦に挿入される、艦長・倉本孝行少佐の人間っぽさには、乗員でなくともホッとさせられるだろう。

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ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

ここまで「もったいない」の一言で全てが要約されてしまう作品も珍しいのではないのだろうか?

制作的にも「もったいない」。脚本的にも「もったいない」。美術的にも「もったいない」。役者的にも「もったいない」。最後の最後に、命までも「もったいない」展開に、きっと世界に「もったいない」を発信したくって作られた映画なのかと思った(笑)。

そう、米海軍の元艦長からの楽譜を渡された艦長の孫娘が、当時最年少で伊77潜に乗り組んでいた鈴木勝海一水に、なぜこの楽譜を渡されたのか……ってトコから間違っています。誰が生き残って、誰が生き残れないのか、そんな緊迫感を最初のシーンで吹っ飛ばしてしまっているのですから。
音楽教師の親から渡されたのが、もっとも持ち運びしやすい楽器である、ハーモニカなのは良いプロットなのですけどね。

その後の展開も、お約束なプロットが多かったのだけど、その中でパーシバルの猛攻を受け損傷・着底してしまった伊81潜との交信は、完全にファンタジーです。せめて、最後の電文からその任務の過酷さと攻撃失敗へと追い込まれるプロセスを表現するべきではなかったかと思います。

それと、ラストの決戦についてです。
最後の魚雷戦で、艦尾を破壊されたパーシバル乗員が、伊77潜を刈るための口実として(笑)行っていた無線封鎖を解いて、終戦を知るのですが、状況的には自衛戦闘を維持するべきだったかと^^;。ましてや、乗員にも犠牲者が出ていた可能性を考えると、やはり伊77潜を「撃つ」べき状況だったと思います。
そんな状況下でも、「撃たなかった」パーシバル艦長・スチュワート中佐の英断と、それを拒否しようとする回天乗員・遠山中尉との落差こそ、日米の勝因と敗因に帰結されるのではないかと思います。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

・作品性

・ストーリー性

・メッセージ性
☆☆
・製作陣
☆☆
・俳優陣


で7点。
この手の作品に必要な、「手に汗握るような」展開がなかったのが残念。
ただ、当時の潜水艦乗りの苦難を再現する努力は、試写会に招待された元水兵たちの感想によって報われたと思う。
それだけに、この作品は役者も制作も観客も、最低でも1週間は風呂に入らないで参加するべき作品ではないかと思う。

それでは~!

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『天使と悪魔』みてきた

『てんあく』……特価のCD-ROM版でなくって、DVD版買うなんて……_| ̄|○。

っつうコトで、週末大忙しの中、販売案内のハンコ押しを敵前逃亡して(笑)、『天使と悪魔』みてきた。
教会に弾圧された、科学者(っつうよりも、当時は錬金術者だったかと)の秘密結社・イルミナティの逆襲である。

毎度のミリオタ的ツッコミだけど、今回はなんといってもベル222だ(火暴)。元気に飛んでいて、しかもちゃ~んと引き込み脚モデルだ(!)。もう20年以上経つ機体なハズなんだけど、なんと素晴らしい整備状況だな(笑)。
後は、イタリア軍警察制服のカッコいいコト(笑)。それだけに、タダのヤラレ役になってしまったのが、すんごく残念だった。
あと、1つ気になった点で、群集を監視する狙撃手が銃のスコープをそのまま使っていたコト。ナイト・ビジョンがあれしかなったかもしれないけど、警戒中とはいえ銃口をそのまま群集に向けるようなバカなマネは、差し控えるべきだと思う。

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ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

開明的な教皇の死去から、始められる根競べ……、もといコンクラーベで新教皇に選ばれるかもしれない有力候補4人の枢機卿が誘拐される。そして、CERNから奪われる反物質(おいおい)で復讐を開始する、秘密結社・イルミナティの陰謀。

ローマに散りばめられた手がかりをヒントに、枢機卿たちを救おうとするが、助ける前に次々に無惨に殺害されていく。その残虐さは、まさに宗教裁判による犠牲者のそれである。これこそ、作者の告発する教会の暗黒史に他ならない。
四大元素説から、最後の5つ目の要素は『fifth』やっているとカンタンにわかるかもしれない(笑)。そう、『愛』はドコで説かれているのかな? 

ラストのちゃぶ台返しは2度あるので、しっかり注目しておくコト。
ただ、ヘリコで毎分2000フィート上昇させても、あの状況だと上空3000メートルもいってなかったかと思う。TNT換算5キロトンでも、Ⅰ度熱傷&網膜を焼くには充分な威力だったと思うんだけど。

個人的には、消される直前の殺し屋のシニっくさが良かった。それだけに、自動車の仕掛け爆弾に引っかかるような最後にはして欲しくなかったなぁ~。それと、焼印も彼ではなく、真犯人にこそあせるべきではなかったのかな?


ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

・作品性

・ストーリー性

・メッセージ性

・製作陣
☆☆
・俳優陣


で6点。
前作よりもスケールが小さくなってしまった感がするのが残念だけど、画面でローマ見物ができるのなら、悪くない作品です。ただ、後味は悪いけど^^;。
ラストの新教皇の感謝こそ、ホントに『救い』かもしれません。

それでは~!

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2009年5月 3日 (日)

『ひぐらしのなく頃に 誓』みてきた

前作未見の妹を人体実験してみた。
ちなみに費用は……コーラにポテチに晩飯まで奢らせられた……。

で、結果だけど「焼肉、食べれなくなった」そうな(笑)。まあ、コワいもの見たさで来たなら正解だっただろ(苦笑)。なんてったって、恐怖とナタは前回比10倍だもの!(火暴)。

そんな『ひぐらしのなく頃に 誓』をみてきた。
モトがゲームなだけに、マルチ・エンディングの1つの結果として受け止めるべきだろう。それだけに、興行的にはちょい邪道な作品だね^^;。

今回残念だったのが大石刑事役が杉本哲太から大杉漣になってしまったコトだね。結果、レナの暴走に振り回される道化役としては問題無かったけど、前作の大石の朴訥的な鋭さを期待していたウチにはすんごく物足りなく感じてしまった。
また、圭一役の前田公輝クンが役者として成長しているのがすんごく嬉しかったが、反面肉体的にも成長されてしまうと役柄的に厳しくなるのではないかと思う。この点が、アニメに対する実写の厳しさだろうね。
イッキに完結編まで撮影しておいて……なんて、作り方が良かったのではないのかな?

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願 います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

嘘だ! 嘘だ!! 嘘だ!!!

そんな絶叫をしたくなる、レナのパラノイア世界である。
前作の謎が少しだけ解かれた(入れ替わった看護婦さん、謎の寄生虫、圭一とレナと沙都子のそれぞれの過去)と思う。だがその一方で、暗躍する謎の土建屋が真相に近い存在として、目立ちに目立ってしまった(笑)。
このレナの狂気こそ、今作のキモと言うべきモノだろうね。ああ、喉元が痛々しいよ……。

ちなみに、ラストの立てこもりに関してだけど、ガソリンを振り撒いた状態の密閉された空間だとシンナー酔いと同じような有機溶剤中毒状態になってしまいます。コレって、人質も立て篭もり犯もかなり危険な状態になりますし、なにより犯人がマトモな判断できなくなるコトがすんごくコワいのですが。
また、当時は野田昌宏大元帥閣下の卓越した手腕によって、マイクロ波送信による山奥からの中継が可能になった時代だったのも
、でなくって、もう普通に中継できてたのね^^;。満足なDNA鑑定手段がなかったコトとあわせて、時代性を反映したミステリーだったと言えるのでしょうね。
それだけに、ヘンな煙ではなく、社会からの批判を恐れて狙撃できない狙撃手(ドコの『ピースメーカー』だよ^^;)も出してよかったとは思います。

ラストの屋根の上での立ち回りシーンは傑作です。
オープニングを見事な伏線とした上で、そんな危ないトコで……と言わずに、圭一とレナの決闘に「そんな終わり方許せない!」と思っていただければ、このレナ・ルートはトゥルーEDではなかったのだと思わされるだろう。

で……梨花は気がついているのね?

 ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

・作品性
☆☆
・ストーリー性
☆☆
・メッセージ性

・製作陣

・俳優陣


で7点。
続編を期待させる終わり方だったけど、死体の山だけでは事件の真相には迫れないだろう。
そう、世界はループしている。
最初からまたプレイしてみてね……は、ゲームだからこそ許されるのではないのかな?
とりあえず、やっぱり完結編が欲しくなる作品です。

それでは~!

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2009年4月20日 (月)

『レッドクリフPartⅡ』みてきた

お大師っさん祭りで街中は人が溢れかえっていたけど……毎日とは言わなくとも、毎日曜日ぐらいはこれくらい賑わって欲しいな^^;。

そんな日曜日の昼下がりに、『レッドクリフPartⅡ』見てきた。

なぜ、孫尚香は敵軍に潜みこんだのか?
なぜ、甘寧が甘興になるのか?(笑)
なぜ、夏侯惇も夏侯雋になるのか?
なぜ、劉備軍は撤退するのか?
なぜ、小喬は曹操軍に降るのか?

その答え合わせを、壮絶な戦争絵巻を折り合わせつつ堪能しよう。

毎度のミリオタ的ツッコミだけど、今回は「魚油ってあんなによく燃えるの」ってコトが気になった。つか、『墨攻』では可燃性を高めるため予め湯だった状態でバラ撒いていたんだけど……また派手な爆発は火薬に引火したのかと思わせるほどだけど、火薬の誕生は確か紀元6世紀ごろだったかと……^^;。
ただその一方で、「連環の計」でどのように大型船舶を纏めていたのかがわかりやすくなっていたし、投槍と弩と連弩のコンボ攻撃や、いかに指揮系統が音や光や指揮官の怒声(笑)に頼ったものかがよくわかるようになっているのだ^^;。

キャラクターについてはリン・チーリン演じる小喬の美しさに尽きるだろ(笑)。
あと、笑わせる点では笑わせて、泣かせる点ではきちんと泣かせているのは、ジョン・ウーの映画美学全開ってトコだろうね。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願 います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

PartⅠでの単純化された因縁の人間関係が、映画ではなぜそうなるのか? との答えになるのは、この『三国志』を描いた全ての人々にとっての永遠のテーマとも言えるだろう。すなわち、物語の整合性や英雄たちの人間性を考える上で、他のキャラクターたちは犠牲になっていくのだから。
そんな犠牲者が、蔡瑁・張允・蒋幹らである。もちろん、殺したのは俗物(苦笑)曹操。この作品では、短絡的で支配欲に満ちた人物として描かれるのが、ホント残念。でもでも、曹操だって多くの将兵と同じように、とっとと家に帰って息子の顔を見たいのだ。
そんな将兵の代表の1人が、蹴鞠だけで千人隊長に出世した叔材なんだけど……あまりの(自主規制)さに、正直あきれてもしまった。尚香に良い様に利用された不幸な男だよ……(合掌)。

演義のエピソードである連環の計や、弓矢10万本はあるのだけど、その一方で黄蓋の苦肉の計は黄蓋自身は口にするんだけど、映画では小喬が引き受けることになる。だけど、このシーンに、もっと込めるべきコトはあったのでは?
で、思ったんだけど、ネタ的に物語は『龍狼伝』で映像的にはアニメ『アレキサンダー戦記』なんだよね。ただ、この両者の良い点(すなわち、凡人vs超人)を吸収しきれてなかったと思う。
小喬に竜娘々は越えられなかったんだわさ。
まあ、超人的トンデモ合戦をするマケドニア軍やペルシア軍の兵士たちよりは、はるかに現実的な殺され方をして逝くんだけどね^^;。

最後の最後で残念だったのが、ラストでの対決シーン。
小喬を巡る曹操と周瑜の因縁の対決と言う構図に陥ってしまって、お約束的な終わり方になってしまった。まあ、監督が拘ったと思う京劇的視点なら、ドラマチックで良かったのですが、もっと別の纏め方もあったのではないかと思う。例えば、尚香の目の前でボロ切れのように殺されていく叔材とか、周瑜の目の前で惨殺されてしまう小喬とか……その点で、ラストに切れ味の悪さを感じてしまったのが惜しかったです。
まあ、比較対象が『墨攻』なんで、仕方ないけど(苦笑)。


ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

・作品性
☆☆
・ストーリー性

・メッセージ性

・製作陣
☆☆+
・俳優陣
☆☆

で9点。壮絶なスペクタクル映像なんだけど、反戦を訴えると受け取る方がいるのに、ウチ的にはその訴えをもう少し前面に出しても良かったのではないかと思う点で、申し訳ないけど減点させてもらっています。

ただ、ジョン・ウーの訴えたかった「未来を信じる心」は、主君の期待、友の友情、妻の愛、部下の信頼、民の敬慕、以上を備えてはじめて得られるものではないかと思う。それが、周瑜の生き様だったのだから。
あ、ラストの虹はすんごくヘンだったな^^;。

それでは~!

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2009年3月18日 (水)

『ドラゴンボール』もどき! 見てきた

予想通りの悲惨な作品だった。実写映画『DRAGONBALL EVOLUTION』。タダ券で見てマジ正解だったよ。
では、先に作品評価。

・作品性


ストーリー性
_
・メッセージ性
_
・製作陣
_
・俳優陣

で、10点満点で今までのレビュー史上最悪の2点(冷汗)。
つうコトで、今後は評価3点以下作品にはネタバレ警告無しで逝こう!

主人公・ゴクウを高校生にしたのは悪くないと思う。だが、純真でない。
チチを格闘家にしたのは悪くない。だが、お淑やかさが全然無い。
ブルマを冒険者にしたのは悪くない。だが、知性と理性が無い。
亀仙人を世捨て人にしたのは悪くない。だが、見物人根性が無い。
そして戦いにでしゃばりすぎ(苦笑)。

ピッコロを悪の親玉にしたのは悪くない。だけど、ただそれだけ。
悪役にもユーモアと人間味のあった原作を蔑ろにしただけ。
ワイヤー・アクションは頑張ってたと思うけど、最も運動量が生じるハズの拳や蹴りが当たった瞬間に「タメ」と、その後の「加速」が入ってしまったのが問題。
また、カプセル・バイクの変形も、『トランスフォーマー』の二番煎じ、つかやった人同じか(苦笑)。

そしてなにより、
ヤムチャとブルマが何の脈絡も無く恋仲になるのが最大の問題だ!


ユンファはこんな作品なんぞより、アンディと一緒に『レッドクリフ』にこそ出るべきだったと思う。いやほんと。
アメリカ人のDQNな青少年なら満足するかもしれんが、日本の多くのDBファンたちの怒りと失望と絶望だけを買ったのではないか?

まあ、一つだけ褒められるシーンを挙げるのなら、亀仙人の家がアレだと言うコトぐらいかな?(笑)。

ラストにネタバレ自主規制を看病する娘が、冒頭の姉妹だったら、もっと救いのある続編を期待できたのに(苦笑)。
つか、もう作るな!

それでは~!

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『ジェネラル・ルージュの凱旋』みてきた

ちょっと遅くなっちまったが、『ジェネラル・ルージュの凱旋』を土曜日に見てきたんで、その感想を。
『血まみれ将軍』と渾名される、救急センター長・速水とそれを取り巻く人々の愛憎劇。そして、救急医療チームを巡る贈収賄疑惑とそれに絡む殺人事件に、田口・白鳥の凸凹コンビ(笑)が挑む。
前作『チーム・バチスタの栄光』同様、「作中に散りばめられたユーモア」と「愛おしい被害者」と「魅力溢れる被疑者」は健在。もちろん今回も「あの~、犯人わかっちゃいました」((c)ケイゾク)ってシーンがあるので、ウチみたいなミステリー初心者にはとってもありがたい作品だね^^;。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願 います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

チュパチャップス大好き(笑)な速水を告発する2通の告発状。そして、ヘリコが飛ばなくって喫煙所と化した(笑)ヘリパッドから転落する、医療機器会社の支店長の死に隠された真相は……なんだけど、それよりも救急救命の悲惨な現状はこれほど生易しいものではないと思う。
予算も人員も確保できない中、金を流用したとしても、それは自己の利益を図ったものではない。ましてや、「彼らは1ヶ月、自宅に帰っていない」ほど過酷な勤務に身を捧げているのだ。それを、金儲けにならないから、だから汚職したのだと断罪できるものなのだろうか?
そんなトコに、「血を見たら卒倒するできそこない医者」田口であっても、「患者のそばにいる」コトは出来るって褒める速水の暖かさが良いのだ。救急外来の中には自殺や自傷行為の人も運ばれてくる。そんな人々へのフォローも治療の必要なのだから。
もちろん、原因を作った役立たずの精神科医への当て付けもあるんだろうけど^^;。

ただ、ちょっと残念だったのはラストの災害時におけるトリアージについて。
あのような「リソースが限定されない」状況の大規模災害では、救急スタッフやDMATによる現地1次トリアージが実施(の前に、ABCチェックはしましたか?)されるハズ。原則として黒は出さず、意識不明は赤で骨折や大出血を黄とし救急搬送、受け入れ先にて2次トリアージ、止血が可能な場合のみ緑とし現地にて応急処置だったと思う。また院内における2次トリアージでも、自発呼吸無し・心拍無し・瞳孔反射無しでない限り、救急処置を行うべきケースだったと思う。そう「ウチの人、まだ生きてる!」って言われているのに、黒を出したらダメな状況だったのだ。
また、このような大規模火災時において最もコワいのは一酸化炭素中毒症であり、全ての被災者に煙を吸ったかどうかのチェックを実施するべき。深刻な後遺症の出る可能性がある被災者には、酸素を1秒でも早く供給する努力を放棄してはならないのだ。
それと、ドクターヘリが大挙して押し寄せてきたけど、少なくとも高度差ホールディングしないと、空中接触がマジ怖いぞ^^;。それと、ヘリコ収容時にジャンパーのジッパーはちゃんと上まで上げておきましょうネ。
それから、治療後の被災者に「治療費は後から」は無いでしょ(苦笑)。

指揮官は非情にならなければならない。だが、青ざめていてはいけないのだ。それが「ルージュ」に込められている。
もちろん、ラストにはお約束の爆笑が用意されていますよ(笑)。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

・作品性

・ストーリー性

・メッセージ性
☆☆
・製作陣

・俳優陣
☆☆+

で、10点満点で8点。+はもちろん今作のために5kgも減量した(ソースは今週号のAERA)堺雅人に贈る(笑)。
作品については、救急医療現場における作者や現場医師たちの不満を、もっとフィードバックしても良かったのではないかと思う。

それでは~!

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2009年2月28日 (土)

『襲撃犯』は語る(ぉ

今日の夕方のニュースで、北野たけし&そのまんま東(東国原知事ってのは、師匠の前では恥かしそうだったな^^;)が講談社・フライデー編集部襲撃事件の真相を語っていた(笑)。
あまりの衝撃的な内容に腹を抱えて笑っていたが、気になったコトもあった。襲撃前にフライデー編集部にたけし軍団から「襲撃予告」されていた(笑)上に、守衛の警備員は止めずにそのまんま素通しし(苦笑)、編集部には刑事が待ち構えていて(!)襲撃と同時にタイホされたそうな。
つまり、犯行予告があった以上、警備対応はされて当然だったが、それを阻止する積極的な行動を警察および講談社はとっていなかったのである。「最後まで襲撃を渋ってエレベータを最後に乗ってしまったがために、襲撃時先陣を切ってしまった」(笑)そのまんま東の写真は一種の「やらせ」報道ではなかったのかと思ってしまう。
犯罪を未然に阻止するのは警察の当然の義務だし、その結果無用の混乱と損害を防げる可能性があったのだから職務怠慢と言われても仕方ないのではないのだろうか? ましてや今まで「積極的に」警察内部の犯罪・不正・堕落を報道してきたと思われていたフライデー編集部と警察との癒着があからさまになったと受け止められても仕方ない「証言」を、コトのもう一方の当事者はどう答えるのか見てみたいものだね^^;。

ちなみに、この番組の本番は日曜7時から……って、こっちぢゃ見れないぢゃん(泣)。楽しみだったのになぁ~。やっぱ、もう1局作るか越県放送局こさえて欲しいね^^;。
それでは~!

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2009年2月13日 (金)

『チェ・39歳別れの手紙』みてきた

ちょっと遅くなったけど『チェ・39歳別れの手紙』みてきた。
『28歳の革命』がちょい物足りなかったのだが、それもそのはずで『28歳』は序章に過ぎず、この『39歳』こそが本編とも言えるからだ。
そう、なぜ彼は『革命戦争』の中にしか、己を見つけるコトが出来なかったのだろうか?

毎度のミリオタ的ツッコミだけど、なぜゲバラがボリビアで敗北したのかがしっかりとわかる作品になっている点に注目。ウチが上げられるだけでも、
○政策面
・革命の輸出=侵略との認識の欠如 ・現地の状況把握の不備 ・プロパガンダの失敗(サルトルとの交流にはビックリしたけどね) ・ボリビア国内協力者との乖離
○戦略面
・補給の欠如 ・人員不足 ・連絡網の不備 ・策源地(解放区)の確保の失敗 ・機動性の欠如と戦力の分散 ・緑のカーテンに対する過信
○戦術面
・銃器の不統一(M1ガランドにフルオート射撃しているからM2カービンにM14ライフルにUZI短機関銃までって……全部弾薬違うぞ^^;。最初から傑作突撃銃AK-47使っていればねぇ~。あ、ソビエトからの支援は受けられなかったんだ^^;) ・分隊支援火器や投射兵器の欠如 ・食糧確保や渡渉技術すら身に付けていない訓練不足 ・対航空戦の認識不足 ・迷彩や擬装の不徹底
……って、こんなにもあったぞ(笑)。その一方で、アメリカ軍事顧問団の「5ヶ月で米軍特殊部隊並みに鍛えなおす」って豪語する通り、運命のユーロ渓谷にて見事なスレッジ・ハンマー戦術を決めるのがお見事でした。まあ、兵士が密集してゲバラたちを捜索していたシーンはご愛嬌っつうコトで^^;。

それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願 います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

28歳の勝利に対する39歳の敗北である。
革命後の安寧の日々をかなぐり捨て、家族すら見抜けぬほどの変装を施し、名前を捨ててまでボリビアに密入国したゲバラの戦いの日々。
だが、ボリビアの人々は貧困こそしていたものの、革命を必要とはしていなかったのだ。日々の生活に追われる一方で、農地改革という果実が(仮に口約束であったとしても)あるのならば、自らや家族を犠牲にしてまで戦争に飛び込めないのが人間と言うものだ。だが、自己犠牲の人であるゲバラにはそれが理解できていなかったのだろう。タチの悪いことに、このような人は自己への厳しさを他人にも向けてしまう。彼に付き合わされる兵士にしてみれば「あなたとは違うんです」(笑)とでも、言いたくなったのではないだろうか?

人々から、そして仲間からも乖離して行くゲバラの革命への思いと、半ば自滅的に追い詰められていく焦燥感に、最も重要な「人々に影響を与える存在」であるゲバラには、もっと別の戦い方があったのではないかと、思えてならない。そう、まずは「人に会いに行くこと」こそ大事ではなかったのだろうか? 日本滞在時に、ヒロシマ・ナガサキを学んだのだったら、そのコトにも気がつけたはずなのにね(あと、日本軍の戦訓もね^^;)。

それにしれも、史実とは違った点が少し残念だったな。『リヨンの掠殺者』クラウス・バルビーを出せとまでは言わないけど、せめてドブレが拷問によってゲバラの所在を自白してしまうトコとか、フェリックス・ロドリゲス大尉(ちゃんと恨み節を言ってます^^;……将校団の処刑は、政治的動機はともかくとして軍事的には失敗なのは、イラン革命で証明されるんだけどね^^;)の殺害命令を受信するシーンなんかは、もうちょっと事実に即してよかったのではないかと思う。
もし、あの地にてゲバラが処刑されてなければ……おそらく、CIAに引き渡された上で、政治的な目的をもって珍獣扱いされていたコトだろう。そんな状態に彼は耐えられなかっただろうし、英雄としての死をあの地にて望んだと思う。それが、囚われ仲間の死体と共にゴミ扱いされたゲバラと、その監視役の兵士のやり取りに込められている。
そう、人間として見るに耐えられないのだ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

ラストのゲバラの走馬灯に映る、グランマ号船上でのカストロ兄弟に、投げかける言葉は無かったのだろうか?

・作品性

☆☆
・ストーリー性

・メッセージ性
☆☆+
・製作陣

・俳優陣

で、10点満点で8点。
もっと、史実通りにできれば、より完成度が高くなったと思われる点が少し残念。
だけど、革命家としての生よりも英雄として死を選んだゲバラの思想には、触れられるコトができるだろう。

※追記
あの農民たちの行動を「裏切り」と形容するべきではないだろう。
選挙における無党派層の投票様式のように、彼らは自分たちの守護者に、共産ゲリラではなく政府軍を『選択』しただけなのだから。

それでは~!

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2009年1月16日 (金)

ついでに『ワールド・オブ・ライズ』見てきた

原題は『Body of lies』、Google訳だと『体の位置』だそうだけど、水野晴朗さん的超訳タイトルなら、『身体に聞いてみろ』ってなトコか。

そんな『ワールド・オブ・ライズ』を見てきた。
対テロ戦争の最前線にて戦うエージェントたちの物語である。
レオ様が演じるCIAエージェントのロジャー・フェリスが、青二才な007(あ、『慰めの報酬』見に行かんとな^^;)なのに対し、マーク・ストロング演じるヨルダン王国情報部・GID局長ハニ・サラームのクール&スマートが目立ちに目立った(笑)。ちなみに、ヨルダン・ハーシム王家って、ムハンマドに繋がる中東ではぶっちぎりの名家。確かイギリス王国基準で見たら、ヨルダン王国って一度たりとも裏切っていないって点で同格たる同盟者の中でも最高位(日本やスペインよりも上格(!)……あとの欧州王室ってのはビクトリア・ネットワークによってだいたい身内だし)って話だしね。
その気品と風格の差が、「我々は民主主義国家を信用していない」ってセリフに繋がっていくんだわさ。

毎度のミリオタ的ツッコミは、なんと言っても車両にレーザー・ビームのごとく突き刺さる(マジです)RPGロケット・ランチャーの的確な表現と、爆弾テロシーンにおけるきちんとした衝撃波表現(ちなみに爆心地近くで吹っ飛ぶのは日本人親子……)の衝撃だわさ。
やっぱし『ブラックホークダウン』で散々言われたからかな?(苦笑)。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願 います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

地元情報提供者を『道具』として割り切って使いこなさなきゃいけないCIAエージェント(苦笑)フェリス(ちなみに、離婚調停中)と、彼を安全地帯からアゴで扱うラッセル・クロウ演じるエド・ホフマンのやり取りからしてレオ様の人間臭さが前面に押し出してるんだけど、ソコにイラン人の現地愛人まで出す必要は……ソコのトコが、やはり『プロになりきれない』フェリスの憎めないトコであり、またホフマンの傲慢な姿はアメリカの姿そのものと表現される。
対して、サラーム局長はいかにもアラブ人らしい仁義を重んじる人物として描かれる。そして、彼は早くに『拷問の無意味』を知っているのだ。敵方のテロ組織もまた同じように。ソコにタイトルの意味が隠してあるのね^^;。そう、身体は拷問と言う苦痛によってカンタンに嘘をついてしまうのだ。つか、イマドキ拷問なんてスマートでないしね。
無人偵察機に代表される最新機器を使った追跡や、衛星やエシュロンまで用いたシグミントまでも文字通り煙に巻く(ちなみに、ちょっとやそっとの砂煙ぐらいでは、キーホール衛星の目からは逃れられないってお話です^^;。煙に巻いても、E-8ジョイントイスターズで車両追尾できちゃうしね)テロ組織相手に、右往左往させられるCIAに対し、GIDは古典的だが確実な潜入工作によるヒューミントによって、情報の真意を得ようとするのだが……。

こんな形で対テロ戦争に巻き込まれるのは、爆弾テロに巻き込まれるのと同じようにイヤだなぁ~……。

あ、アイシャのお姉さん=サラーム局長の奥さんってコトでOKなのかな? つか、サラーム局長の自宅で遊んでいるガキ2人って、そのまんまだったし(笑)。

この作品に隠されたメッセージを、ウチはこう読み取る。
パレスチナ人やイラン人・イラク人・クルド人など多くの避難民・亡命者を受け入れ、多民族国家となった現状のヨルダンの姿をして、帝国とはかくあるべしとの姿を教唆し、それはイラクの現政権の崩壊とそれによってアメリカへと亡命するであろう数十万人単位の異民族を、如何にして受け入れるべきかの『覚悟』をアメリカに突きつけているのではないだろうか?

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

・作品性

☆☆
・ストーリー性
☆☆
・メッセージ性
☆☆
・製作陣
☆☆
・俳優陣
☆☆

以上で10点満点(シ干)。
完璧に纏まりすぎていて(苦笑)非のつけようが無いエンタテイメント作品なんだけど、タダの娯楽映画を超えていたりする点は、やはりリドリー・スコット恐るべしだわさ。
それでは~!

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2009年1月14日 (水)

『チェ・28歳の革命』みてきた

しまった『モーターサイクル南米旅行記』で予習しておくの、忘れてた^^;。
まあ、『歴史群像』2008年10月号に先走っっちまったがゲバラ特集が組んであるので、読んでみるといいよ^^;。

つうコトで、『チェ・28歳の革命』みてきた。
20世紀最高のカリスマと言うよりも、20世紀の優れたリーダーの1人ぐらいの評価で良いのではないかと思うエルネスト・“チェ”・ゲバラのキューバ革命戦記である。
ウチ的にはゲバラに対しての評価は決して高くない。政治的才能においてはカストロには比肩できず、軍事的才能においてもまた『革命軍の太陽』カミーロ・シエンフェゴスには及ばなかったのだ。彼のゲリラ戦理論は現実とは遥に乖離しており、その失敗の結果はコンゴ・ナミビア、そして彼の最後の戦いの地であるボリビアにおいて明らかになるのだ。キューバ革命において幸いだったのは、戦う相手が映画で描かれたように腐敗・堕落していたバティスタ政権とキューバ軍だったからに過ぎない。
ただ1つ、彼の才能を評価するとするならば、思想家……と言うよりも、良く言えば教育者・悪く言えば煽動家としての才能だろう。それは、他のキューバ革命の指導者たちよりも多くの書を残し、より多くの革命戦士たちにゲリラ戦のバイブルを遺したコトで明らかだ。
方法論は間違えている、だがコトの本質は決して間違えていない……きちんとそのコトを把握していれば、チャベスくんみたいな後継者を誤った道に迷い込ませるコトはないだろう。

ではでは、毎度のミリオタ的ツッコミ(笑)。
ゲリラが使用している武器でトンプソン・ミリタリーやBARが目立ったのだけど、特にトンプソンは高コストなのでキューバなど南米諸国の軍事援助向けにはM3グリース・ガンが主流だったハズ。ただ、グリース・ガンはボロ過ぎて残ってないし安すぎてマニアには人気無いしで、集められなかったのだと思う(苦笑)。
また、スコープ付き狙撃銃(って、番名出てこん^^;)やFN FAL(フルオート射撃してないから、L1A1モデルね)、そして事実上の標準火器として使用されるM1ガランドやラストの戦闘シーンに劇的に使われるM1カービンとかも、良い味出していたと思う。
ただ、M20スーパーバズーカを定位置から何度もぶっ放しちゃいけません(笑)。まあ、M4シャーマン相手なら正面装甲でもブチ破れるとは思うけどね^^;。
あと、蜂起後の早くからゲリラ達が制服を揃えたり、戦闘徽章たるM26運動の腕章をしていたりするのは、戦闘法規厳守を意識したものだろう。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願 います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

ゲバラの事実上の勝利演説である、国連総会演説をバックボーンに、ゲバラとカストロ兄弟・カミーロ・そして後の妻となるアレイダ・マルチとの戦いの日々を描く……ってトコが悪かった。もちろん、国連総会関連の映像は白黒で、キューバにおける戦闘シーンはカラーで描かれるのだけど、ただ時系列を混乱させただけではなかったのではないかと思う。
ゲバラやその回りの人々の人柄は丹念に描かれているんだけど、その一方で彼の苦悩する姿は、喘息発作に苦しみながら山野を這いずり回るシーンぐらいしか描かれていないのが残念。脱走兵を処刑するトコなんかにも、もっとメッセージを込めて良かったのではないかと思う。
そう、キューバの人々にとって貧困と無知こそが、不幸の原因である。そして労働成果の正当な評価と、何よりも日々の安寧こそを人々は求めているのだ。だが、誰もがゲバラのような理想に無償でわが身を奉げられるような行動の人になれるとは限らない。その点で、ゲバラの革命理論は書生論を出ないのだ。
続編にて、その辺を「妥協と協調と調整のできる指導者」としてのカストロと、「純粋に理想を追い求める革命家」としてのゲバラとの違いを、きちんと描いてもらいたく思った。

グランマ号にて上陸した82人の闘志のうち、生きて革命の栄誉に浴するコトのできたのは12人だけだった……なんてテロップ入れるよりも、敢えて尺が長くなるコトを覚悟してでも、一人ひとりの兵士の革命への思いと、病に冒され銃火に倒れ、そして政府軍に無惨に焼き殺される姿を相対的に描くべきではなかったのだろうか?

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

・作品性


・ストーリー性
_
・メッセージ性

・製作陣

・俳優陣
☆☆

以上で5点。
もっとゲバラの内心に光を当てて良かったのではないのかな?

さて、次は予習に『敵こそ、我が友』見ておかなくっちゃ……と思ったら、まだレンタル始まっていないのね^^;。
それでは~!

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2008年11月 9日 (日)

ついでに『Xファイル-真実を求めて-』みてきた

でもって、ついでだったから『Xファイル:真実を求めて』を見てきたんだけど……こんな本筋でないXファイルって、ただ「悪者にするのを忘れていた」連中を吊るし上げたいだけではなかったのか?
宇宙人と政府の陰謀の無いXファイルなんて、はっきり言ってXファイルぢゃ無いよぉ~!(泣)。
モルダーとスカリーとスキナーの元気な姿がみれただけでも……って、やっぱし「モぉルダーッ!」と叫ぶドゲットにも来て欲しかったな。

少年性的暴行犯の神父(つか、去勢済みなら笛吹いただけ?)が、連続失踪事件を『ビジョン』を通じて解決しようとするってのは、B級サスペンス映画なら許されそうなネタだけど、わたしゃXファイルが見たいんだよ(苦笑)。

2012年の決戦はどうなるのか、マジで心配になってきたよ。

・作品性

・ストーリー性

・メッセージ性
_
・製作陣
_
・俳優陣

以上で10点満点で3点。……って正直に言うと、『L -Change the world-』並みの看板に頼った地雷映画(笑)。きいちご賞はこの2つのデッドヒートになりそうだ(苦笑)。
お口直しは、月曜TBSである98年版だな。
ああ~……素直に『イーグル・アイ』見ればよかった。
それでは~!

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『レッドクリフ』みてきた

……公開前からもう流出しているのね(苦笑)……。

っつうコトで『レッドクリフ』みてきた。
『三国志演義』前半のクライマックス(後半はもち五丈原ネ)たる、赤壁の戦いに挑む呉の軍師・周瑜の物語である。

『墨攻』が攻城戦に特化していたのに対し、こちらは野戦に特化した考証がお見事。特に魏軍の騎兵隊をサポートする軽歩兵の動きが良いのだ^^;。対する、蜀軍もしっかり重装歩兵だし、槍の使い方もまたお見事でした……って、ドコのギリシャ軍vsペルシア軍のドクトリン対決ですか?(笑)。
ただ、予告編では、銅版反射の計や八掛陣などはネタバレしてないほうが良かったかと思う。
キャストでは、初っ端の長坂の敗戦で阿斗を救い出さんと大活躍する趙雲の胡軍がかっこ良いのだ。もちろん、関羽の巴森扎布もかっこいいし、中村獅童の甘寧をモトにした甘興も良いぞぉ~。もちろん、主役・周瑜のトニー・レオンと相方・孔明の金城武も文句無しです。
ただ……そんな彼らの好演を台無しにしていたのが、カツラの際が目立ってしまったコトでしょうか?(笑)。やっぱし上げが基本の髪型では仕方ないのかな?
翻訳:戸田奈津子の字幕にビビったが(苦笑)、実際に話されているのは中国語(金城クンは台湾とのハーフだしね)なので、多分英語圏向け字幕を日本語に超訳したんだと思う。ただやっぱし意味のわかるセンテンスから、イロイロとツッコミしたくなるトコもあったけどね(笑)。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願 います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

ヘタレ・劉備と俗物・曹操はデフォですかい?(笑)。_
エピソードはかなり削ってある一方で、背景にある事情はしっかり説明してあるので、原典の三国志を読んでいる/読んでいないにも係わらず、しっかり把握できるのが良いのだ。ただ、キャラ名を何度もテロップで出すより、人々への問いかけをするシーンに相手の名前を呼びかけてからの方が良かったのではないかと思うのだけど……そんなトコに俗物・曹操のホントの狙いが出ていたりするのが、また中々の伏線だとは思うんですけどね(笑)。
あと、納得できなかったトコとしては、やはり劉備の描き方だね。もちろん、ヘタレ劉備でも構わないんだけど、なぜ多くの人々が劉備を慕うのかを、もっと掘り下げて欲しかったトコでもある。やっぱし、ユンファ・劉備が見たかったなぁ~。

個人的にお気に入りなシーンは、諸葛孔明を自宅に迎えた周瑜と二人で見事な筝を奏でるシーン。音楽だけで互いの本心を語り合うって描写もすごいんだけど、……たぶん、吹き替え無しなの?
あと、牛を盗んだ兵士を探しだすシーンにて、周瑜がワザと兵士をかくまうトコにて、孔明が眉を顰めているトコの対比に、高潔すぎて「蜀漢の国民を1/10(!)にするまで戦ってしまった」孔明と、国民に塗炭の苦しみを与えることなく祖国を守った周瑜との差があったんではないかと思う。
ただ、周瑜と小喬とのラブ・シーンは正直……でもでも、演義での孔明のエゲつない計略に比べれば、はるかにスッキリとした愛憎ドラマになったと思う。

合戦描写は凄まじいの一言。不幸な兵士たちが、これでもかこれでもか^2と言わんばかりに串刺しにされて逝きます。密集隊形の最前列になんか立たされたら、マジで狂いそうだよ^^;。特にクライマックスの八罫陣は、人々を食い尽くさんと襲いかかるモンスターそのもの。そして、その八罫陣を舞台として繰り広げられる諸将の活躍は、京劇を見ている感じがまたお見事でした。

もちろん、ジョン・ウー監督のシンボル『鳩』と『二挺』は健在(笑)。その鳩を効果的に使ったラストは見事にお約束を果たしてくれたと思う。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

あんな殺され方をされるのに、ファランクスの最前列に立てる勇気を持てるだろうか?
そこのトコの描写もあって良かったと思うのは、英傑たちが主役のこの作品では余計なコトだったのだろうかな?

そう、お山のガキ大将・曹操には無き『友』と『愛』こそ、主人公たる周瑜に与えられた至宝の剣なのだから。

・作品性

☆☆+
・ストーリー性
☆☆
・メッセージ性
☆☆
・製作陣

・俳優陣
☆☆

以上、10点満点でオマケの満点。
超大作には間違いないのですが、デート映画には……まあ、情欲的なラブ・シーンはあるから仕方ないか^^;。
パート2を楽しみに待っています。
それでは~!

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2008年9月15日 (月)

鳥人間コンテスト2008

今回もたっぷりの笑いとツッコミと、なによりも感動をありがとうの『第32回鳥人間コンテスト2008』である。まあ、見てて『水平線まで何マイル?』(注:18禁ソフトのため反転させています)を買いたくなったのはウチだけではないだろう!(笑)。つか、発売日は狙っていただろ!!(火暴)あ、雛見風香さん声だから、買おうっと(苦笑)。でも感じは野中みゅうさんだなぁ~……ビデオは指差して「ななかだ!」って喜んで観ましたが_
で、今回の見ていて気になった点をいくつか。
まずはどのチームも風には苦労したようで、滑空機部門では風に流されすぎて失格した機体もあったようだ。特にテーパー翼の問題は、一定のスピードで一定の方向なら問題無いのだが、横風には極端に弱いコトだ。ウィングレットもこの速度では無意味どころか、やはり横風に対してはマイナスだったのでは? また、琵琶湖湖面の複雑な気流を味方に出来たかどうかが勝敗を決したようだった。今回は気象条件が厳しかったのかもしれないが、そんな悪条件にも負けずに飛んだ東北大チームの見事な折り返し36kmフライトは素晴らしかったなぁ~。
あとは、ピッチ・トリムの制御に苦労して、せっかくの高度と速度を失う機体が目立った。特に滑空機部門では、飛び出しのスピードを生かして低高度に切り込み、地面降下を上手に捕らえるコトが大切だと思うのだけど、コレは機体とパイロットの身体がまさに一体にならなければならないのだけど……練習なんて出来るのかいな? むしろ単純に高度を活かした設計の方が良いのではないかと思う。
タイムトライアル部門では強度を強化した機体が目立ったね。ただ、先の東北大チーム機の見事な旋回を見ると、ヨーイングに耐えられる主翼よりも、ラダーを使っても安定して水平=揚力を保てる機体安定性ではないかと思う。今年のような横風に悩まされるような気象条件では、特にこの差が勝負につながったのではないかな? せっかくの無垂直尾翼機も、コレでは不利だっただろうし。
また垂尾関連だと、多くの先尾翼機に十分な静的安定性が確保されず、プラットホームに激突してしまう機体まであったのが気になった。少なくとも全浮動式の先尾翼機は禁止するべきではないだろうか?
スピードそのものへの挑戦も目立つようになってきた。一部の機体にはついに可変ピッチプロペラを採用していたように見受けられたね^^;。ただ、トルク解消を狙ったと思われる双発や二重反転プロペラは、この程度の低速かつ軽量なプロペラにはあまり意味は無く、メカニカル的に重量を増やすだけではないかと思う。それよりも、コックピット周りの重量を減らすコトを狙った左右非対称設計の滑空機がお見事でした。
このコックピット周りの設計も課題ではないだろうか? 垂直安定性にはプラスなんだけど、揚力的には不利な押し漕ぎスタイルよりも、レーサー・スタイルにしてコックピット周りでも揚力を発生できるようにはできないのだろうかな? また、視界よりも熱対策も考えなくてはならないだろうけど……ベンチレーションも空力には不利な条件だものなぁ~(シ干)。

でもでも、こんな技術の積み重ねが、後の日本の航空宇宙産業を支えるのだと思うと、彼らの汗は決してムダにはならないと思う。また、来年を目指して、皆さんも頑張ってくださいね。

まあ、今回イチバン笑わせてくれたのは、こだわりのタンデム機で参加の芝浦工大チームの「加藤夏希と話ししておけば良かったな」だろう。ウチ的にはこの二人にイチバンの拍手を送りたい(笑)。
さあ、来年こそ痛飛行機参戦だ!(笑)。著作権がヤバくとも、初音ミクなら問題無いだろ(笑)。ましてや、日テレ系だから『ストライク・ウィッチーズ』でなら、有無を言わさず放送させろ!(火暴)。
それでは~!

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2008年9月13日 (土)

ホントなら

地デジなTVになって思うんだけど、多くの番組(特にバラエティーとか)で

壁絵絵絵絵壁
壁絵絵絵絵壁
壁絵絵絵絵壁

みたいな表示になるのが許せない。

せめて

情絵絵絵絵情
報絵絵絵絵報
情絵絵絵絵情

ってぐらいにしてほしい。

つか本来なら、アナログTVを

2011年アナ停波
絵絵絵絵絵絵
絵絵絵絵絵絵
絵絵絵絵絵絵
2011年アナ停波

って表示するのがスジでないのかな?
コレならイヤでもみ~んな買い換えてくれるぞ(笑)。
それでは~!

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2008年9月 2日 (火)

『デトロイトメタルシティ』見てきた

……上映中にケータイを鳴らしてしまうとは、か~とこ~じ一生の不覚だわ……。

つうコトで、『デトロイトメタルシティ』見てきた。
デスメタルで日本を牛耳ったヨハネ・クラウザーⅡ世さん(笑)の物語である。

映画的には、オカマちゃん系Hop Music青年・根岸崇一モードの松山ケンイチくんがちょいキモかったが(苦笑)、クラウザーさん全開(壊)モードの凄まじさは一見の価値あり。ただ、加藤ローザは青臭かったけど、かわいらしさは出てたかな? また、松雪泰子さんの暴れっぷりには、マジで(自主規制)しました^^;。
あと、突っ込みドコとしては、初っ端の『犬飼駅』に感動。なるほど、作者の出身地なのね。ただ、冒頭の旅立ちシーンはどう見ても犬飼駅ではなく直川駅に見えるのだけど(苦笑)……乗ってる電車も717系だしね(犬飼駅は電化されていないものなぁ~……だけど、後半にはちゃ~んと犬飼の町内も駅もキハ220も出てきますよ)。今度、プチ聖地巡礼してみようっと^^;。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。
なお、今回は作品が作品なだけに(苦笑)不愉快な表現が含まれています。あらかじめご了承ください。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

個人的には『クラウザーⅡ世さん誕生秘話』も期待していたのだが、そんな些細なコトはこの作品にはまったく関係ないコトだ。すなわち、根岸とクラウザーの両面性をデスレコード社長と共にサディスティックに楽しむのがこの作品だからだ(苦笑)。
凄まじいのは、引きこもりモードに落ちつつあった根岸のアパートを、愛犬・ぐり&ぐら(笑)と襲う社長の破壊シーン。コレはまさにポップ・ミュージシャンを目指す根岸の精神へのレイプ以外に他ならない。そして、そんな痴態を思い人・相川由利に見られてしまうコトや、おしゃれ界の帝王・アサトヒデタカに奪われようとする相川への思いを強烈・強引・凶悪に、発露するクラウザーⅡ世の強烈なメッセージこそ、DMCのあのおそろおそろしい歌詞へと昇華されるのだ。

しかし、クラウザーⅡ世を拒絶する相川によって、クラウザーの精神はボロクソに破壊されてしまう。そんな彼を地獄の底から復活させるのは、彼に夢を託したファンの人々(含む:根岸弟……コイツへの天誅シーンは爆笑^^;)の思いなのだ。そう、すべてのミュージシャンには、人々に夢を与えると言う使命があるのだ。それを端的に表したシーンには、「そりゃ無いだろ!」と突っ込みを入れてしまうトコだったけどね。
あと……700系新幹線の運転席は……運転手のクビは間違いなく飛んだだろ^^;。

で、ラストのデスメタル界の帝王たるジャック・イル・ダーク(演じるは、『KISS』のジーン・シモンズ^^;)との対決は、まさに「立つんだクラウザーさん!」。その素晴らしい対決結果については、是非とも劇場にて確かめて欲しい。
ともかく、ラストのラストまで、目を離せない作品だったけど……ラストの相川の台詞に、画竜点睛を欠いてしまったのが、ちょっと残念だったかな?

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

・作品性
☆☆
・ストーリー性
☆☆
・メッセージ性
☆☆+
・製作陣

・俳優陣

以上で10点満点で9点。映画はやっぱし楽しんで観れなくっちゃ。
たぶん、このままだと2008年ベスト映画になるのではないかと思う。

それでは~!

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2008年8月 5日 (火)

『スカイ・クロラ』みてきた

……ついに『ハイオク200円』の表示が……(泣)。

そんな8/4の橋の日(アニオタ的には、土井美加おばさまと生天目仁美さまの誕生日を慶祝せねば^^;)に、毎度の大分・わさだタウンまで『スカイ・クロラ』を見に行ってきた。
押井守と言うと、自爆型犯罪の恐怖を描く『機動警察パトレイバー the MOVIE』(1989年!)や、ネトゲ廃人(苦笑)たちをアヴァンギャルドな映像美で描く『アヴァロン』(2001年)のような傑作こそ評価されるべきであって、正直言ってそのままで
『地上波放送できないような作品』
に、TV局は出資するべきではないコトを、証明してしまったような作品になったのが、残念だった。
つか、日本テレビにホンキで映画をやる気はあんの?(苦笑)。そう、『深きものポ=ニョ』のようにね(笑)。
一方で、良い役者は良い声優にもなれる、また逆も然りだったのが、この作品でも証明されたと思う。主役2人はともかくとして(苦笑)、ワキを固める人々は良いし、加瀬くんだって航空英語のシーンはちゃ~んとした発音しています。……でもでも、なんといっても特に、栗山千明たん(ハァハァ)の『攻め』が良いのだ^^;。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

……酒もタバコもせくすもするようなガキを『子ども』と表して良いのか……。娼婦たちまでを出す必要は無かったと思うし、性的表現はただ、撃鉄を止める親指だけで良かったと思う。……グロックでなくて、良かったね(笑)。

そんな、ガキどもの物語である。

キルドレと呼ばれる、『大人にならない子どもたち』を、無理やり殺すために繰り広げられる、ショーとしての戦争。そんな中に、プレイヤーの一人として入り込むカンナミと配属先の司令官・クサナギの、既視感に満ちた奇妙な会合。
大人にならないハズのルール破りである『子持ち』と噂されるクサナギと、全てのルール(校則?)の超越者である宿敵・ティーチャーとの戦いに、答えは各自で見つけなければならないだろう。
そう、今作において
『もぉとぉこ~!』と叫ぶバトー(笑)の立ち位置になるミツヤには、もっとちゃぶ台をひっくり返せる立場にあったのだろう。だけど、そのちゃぶ台は絶対にひっくり返らないのだ。そしてそれは、カンナミにも同じコトだったのだ。

ミリオタ的には、主役(笑)の震電……もとい、散香の美しさもさるコトながら、舞台の大道具として置かれる、2cm FLAK38対空砲やヴュルツブルクやフライアなどのレーダーに感動。ただ、推進式機は、失速するとお尻の方から落ちてしまうので、大パワーで瞬発力に富まないとコントロールしきれないと思う。
また、あれだけの失速時マニューバリングは、フライバイワイヤが必須です(笑)。そんな、トンデモ機動するスカイリィに蜂の巣にされる散香のはかなさ……流血で死を表現する必要までは無かったのではないかと思う……だけど、キルドレは必ず殺されなければならないのだ。
ガンカメラ映像がズームされると、手振れも大きくなる芸の細かさや、ボーテクスたなびかせる戦闘機たちの、一大航空戦の迫力は必見。だけど、一部の背景の手抜き(機上から見る滑走路誘導灯施設などは結構目立つ。出撃シーンで
CGで描かれた機体がパンするトコで、モーションブラーがかかっていなくてコマ送り感が出てしまう。あと、地上であれだけ風が強いのに、雲の変化がぜんぜん無かったりする)が残念だった。

そんなラストは、いろんな意味で予想通り……続編を望んではダメですか?

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

何時もの帰り道に、違いを見つけられると、幸せなのかもしれない。
だが、ウチ的には、その違いを感じられなかったのが残念だった。
そう、『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』のように、ラムさんの電撃も面堂のハリアー&レオパルド2も、そして何よりも諸星やしのぶやサクラさんやメガネたちのような自らの生存を懸けたバイタリティーも、この作品には無いのだから。
だからこそ、あの堂々巡りなエンディングにたどり着いたのだろう。
あ、ホントは少しだけ替わっているんですけどね^^;。

パンフを買ったのは正解だったな(笑)。

・作品性

・ストーリー性
_
・メッセージ性
☆☆
・製作陣

・俳優陣

以上で10点満点で5点。
原作ファンには申し訳ないけど、押井守の名前に負けた凡作です。
そして、押井守の愛犬・ガブリエルちゃんの最後の遺作です。そんな彼女の勇姿こそ、押井監督の描きこみたかったものではなかったのでしょうか?

それでは~!

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2008年7月21日 (月)

ついでに『クライマーズ・ハイ』もみてきた

つうコトでガソリン代(以下略)……。
『クライマーズ・ハイ』を見てきた。あ、『ウイザーズ・クライマー』買わなきゃ。_ 

1985年8月12日のコトは、今でも鮮明に覚えている。ちょうどMRTラジオ『アニメランド』で魔女っ子特集なんてアホな企画をしていたトコ、確か『クリーミー・マミ』の♪『LOVEさりげなく』の間奏部分で放送が打ち切られ、日航123便墜落事故の緊急特番になったのだ。
また、最後まで最善を尽くして殉職された高浜機長は延岡出身だ。宮崎出身で県警キャップ・佐山を演じた堺雅人(やたらと『新撰組!』の山南敬助って意見が多いけど、アニオタなウチ的にはやっぱし『戦闘妖精・雪風』の深井零だよね)も、なんらかの縁を感じての出演ではなかったのだろうか?

日航機墜落事故の『真実』を報道しようとする、堤真一演じる遊軍記者・悠木(っつうたらかなで&陽菜ちゃんだろ^^;)の物語である。

気になったのは、山崎努演じる社長・白河(今度はななかネ、な・な・か^^;)のペットボトル(笑)だね。
後は時代考証は丁寧になされていて、ツッコミどこを探すのがタイヘンだった。あ、事故現場の主脚が異常に小さく感じられたのは気のせいか?(苦笑)。
そう、携帯電話もパソコンもDTPも樹脂製版も無いこんな時代に、記者たちはこれほどの苦労をして新聞を製作していたのだ。
またバックグラウンドでは、阪神快進撃(笑)と、中曽根康弘首相の靖国参拝、それにいわゆる康福戦争が進行中なのが、上手く活かされていた。そう、新聞社は常に『中立』でなければならないのだ。

個人的には、佐山キャップと共に墜落現場へ向かう神沢記者の滝藤賢一と、整理部・吉井のマギーちゃんの好演が光ったな。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願 います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

ホントは日航機墜落事故を舞台にした、地方新聞社の内実を描いた映画なのだ(苦笑)。
かつて、「おおくぼれんせき」(つまり大久保清による連続婦女強姦殺人事件と連合赤軍事件……わかったの、帰ってきてからだ^^;)で、群馬に北関新聞ありとマスコミ界でも一目を置かれる存在……だったのも過去のお話。読売・朝日・毎日にスクープ・記者・スポンサー、そして読者までを奪われていく切迫感こそ、この四半世紀の地方紙の置かれた現実なのだ。
スポンサー第一の営業や、販売店への接待に湯水のごとくカネを使う販売、そして色ボケ社長とその腰巾着の次長と、読者に真実を伝えたい悠木の激突こそ、この作品の本題と言えるだろう。
墜落現場も良くわからず普段着のままで直行する佐山と神沢を襲う、警察(遺品を隠すシーンのエゲつなさ)・消防(地元ベテラン消防団員の「あと30人は救えた」の虚しさ)・自衛隊(当時の夜間作戦能力は極めて限定されていた)の規制と、墜落現場への山道の険しさと、電話機を巡る報道機関同士の争い。
ハム無線もカンパニー・ラジオも無い状況で、ただ公衆電話(社内にある100円玉を全て集めるシーンも)とポケベル(確認するシーンが無いのは現物を準備できなかったからなの?)だけで連絡を取り合おうとする記者たちの姿は、今のご時勢では想像もつかない労苦だっただろう。
そして、悲惨な現場を書いた佐山の記者雑感(涙無しには聞けぬ名文)は、編集時限に間に合わずまた編集会議でも「自衛隊の宣伝をするな!」と叩かれるのだ。80年代って、確か実弾入り小銃持ったまま脱柵したバカがいたおかげで、自衛隊への風当たりがイチバン酷い時代だったのだ。

個人的には、役者さんたちの演技を、もっと感情を抑えた方が良かったと思います。

好色ジジイ社長の「お尻さわり」なんか、3度も出す必要は無いのですし、感情のぶつかり合いも、ラスト直前の宴会における悠木と等々力(遠藤憲一、存在感ありすぎ^^;)の衝突、そしてなんとか特ダネを掲載しようと最終稿を遅らせようとする編集部と待ってられない販売局の激突だけで良かったと思います。
その一方で、あの凄惨な現場を直視してしまった……そして、その凄惨さをそのままに書こうとして壊れてしまった、神沢の事実上の自殺が悲しかった。そう、当時には救急精神科外来もPTSDなんて便利な言葉(敢えてこう書くけど、症状的に言うとホントはASD(急性ストレス障害)と言うべきか?)も無かったのだ。
事実上のラストである、尻餅事故後の修理ミスによる圧力隔壁破損が事故原因だと決め付ける事故調査委員会(え? 青木さん本人役なの)への取材の緊張感、そしてそのスクープを毎日新聞に抜かれた脱力感、トドメにその後追い記事を社長に貶される無力感と怒りと悲しみを乗り越える、悠木と佐山の姿こそ、監督の描きたかったものではないかと思う。
つか、犬扱いは無いだろ!_ 

山登りと編集の高揚感を纏めて『クライマーズ・ハイ』としたのは良かったと思うけど、販売局の山仲間・安西の死(頭剃った高島政宏には申し訳無いけど) と、その息子との山登りをストーリーに絡める必要は、正直なかったと思う。谷川岳・一の倉沢で頑張った撮影クルーにも申し訳ないけど。
また、ラストも23年間会えなかった息子に会いに行くシーンなんだけど、蛇足感があったのが残念。シーン的にも小学生レベル英語なんだから、ヘタに字幕を入れる必要無いし……
それに、孫娘の名前がヤバすぎだぞ(苦笑)。
飛行機を信頼性の回復の象徴なら、空港で最後の『鶴丸』を撮影すれば良かったのではないのかな?

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

・作品性
☆☆
・ストーリー性

・メッセージ性
☆☆+
・製作陣

・俳優陣
☆☆

以上で10点満点で9点。
東映映画らしい『群像劇化』が、少し評価を落とした原因です。
もっと効率良く編集しておけば、もっと上を狙えたと思います。

エンドロールには坂本九さんの♪『上を向いて歩こう』を流したほうが良かったのではないかな? と思う。ただ、あくまでも主役は乗客ではなく新聞社の人々なので、趣意から外れてしまうので、ダメだったかな? 

あ、最後に……未だに「自衛隊誤射説」(IR誘導ならエンジン直撃で空中分解・レーダー誘導で機体や主翼に着弾してやっぱし空中分解……つか、ミサイル被弾痕ってちゃんと残る)や「自衛隊機接触説」(では接触した機体はドコに行ったの? 空中接近警報は管制にもVRCにもはっきり記録されるのに?)を信奉している人々がいるコトにあきれ果てた。
そしてこの事故の教訓から、185人の命が救われたコトも忘れないで欲しい。
それでは~!

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『スピード・レーサー』見てきた

延岡の花火大会は近所迷惑千万なので(苦笑)、大分に避難してきた。
つうコトで、まずは『スピード・レーサー』を見た。
アニメ『マッハ Go!Go!Go!』を見て育ったウォシャウスキー兄弟による、夢のような映像美の夢のような実写化である……あるが、個人的には『キャノン・ボール』と『トラック・マニア』『新世紀GPX・サイバーフォーミュラ』の影響も多分に感じられたかな?
極彩色の映像美は凄まじかったけど、画面効果を含めて『チャーリーとチョコレート工場』の二番煎じだったのが残念。一方で、視点の使い方をもっと工夫して欲しかったと思う。WRCやNASCARの迫力の車載カメラに比べて見劣りしてしまうのは、振動のリアルさを感じられなかったからだろうね。
あと、テジョとハルコの関係は、兄妹でなくって婚約者で良かったのでないの?
また、ある意味お約束(笑)の数々の妨害行為は、マジで笑えました。

愛する者を失った、家族の……家族の勝利の物語である。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願 います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

WRL(ワールド・ラリー・リーグ)のチャンピオンたる長兄・レックスの亡霊を追いかけるように成長したその名もスピードが、WRLに巣食う巨悪に立ち向かう。……って時点で、既に家族向けの枠を大幅に飛び越えています(笑)。
そんな彼を支える家族(って、スプライトルが末弟になるってのを理解するまで時間が掛かったのが残念)と恋人・トリクシーの存在こそがミソです。そう、家族が一丸となって戦う姿こそ、その対極にいるローヤルトンと、ある意味で正義を取り戻すテジョ&ハルコと好対照になっているのが良いのです。
で、謎の覆面レーサー・レーサーX(Racer-X……もう正体はお分かりですね(笑))をはじめ、WRLの闇の部分を守るべくカネに買収されたアホなレーサーたちによる、数々の妨害行為に「んなアホな!!」と画面を指差しながら爆笑しましょう。
ストーリーはハチャメチャですが、本来なら『マトリクス』同様3部作ぐらいに分けたほうが、尺的にも良かったのではないかと思います。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

・作品性

・ストーリー性
_
・メッセージ性

・製作陣

・俳優陣
☆(チンパンジーのチムチムが好演なのだw)

以上で10点満点で4点。
ファミリー層を狙うのなら、もっと単純明快なストーリーでも良かったのではないかと思う。
あ、もちろんみ~んなであのBGMは口ずさまなきゃ!(笑)。
それでは~!

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2008年7月16日 (水)

んぢゃ、ドコに頼む?

か~とをはじめ多くの地方居住者のアニメ・ライフを助けてくれている(笑)BS放送に、通販番組規制だそうな。
そりゃ、普通のTV番組見たいトコに通販の番組では正直げんなりだけど、現実問題として通販番組がスポンサーしなくてドコが提供してくれるのか……地方の民放各局のスポットCM枠の悲惨な現実を直視してみればいいぢゃん。宮崎なんか、日曜日7時前の最プライム枠で3/4が自社関連会社のCMを流しているのが現状だよ(苦笑)。
そして、新規参入BS局の株主がビッ_カメラだとか三_物産だったりするのに、これらの企業が収益源とする番組を放送させないとは、どう~いう~コトなのか?……やっぱし、先日のケロロ軍曹217話Bパートの天下り宇宙人(笑)ではあるまいし、BS11の取締役の人、必死になって戦っているんだな(笑)。まあ~……がんばってね。
通販ダメなら……ウチが見ていて楽しく思う旅行番組で、じゃらん@リクルートさんと提携とか、ニュース番組で新聞各社の契約に繋げるとか、スポーツ番組でチケット予約連携だとか、……アニメで頑張るバンダイやすたちゃやジェネオンやマーベラスだけでなくっても、上手く商売に繋げられそうになのになぁ~。
それでは~!

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2008年7月12日 (土)

素晴らしき(自主規制)ぶり

新居昭乃さん作詞の『時の歌』目当てで(苦笑)ゲド戦機を見ちまった。
原作者たるアーシュラ・K・ル=グィンを激怒させてしまった原作(自主規制)だが、見ようによっては正解だったと思えるのは、『ナルニア国物語』『ライラの冒険』などの、最近のファンタジー大作映画の見事な大コケぶりの後だから言えるコトだろうか(苦笑)。

父王殺しの逃亡者・アレンと永遠の生命の探索者・ハイタカの物語……に収束させておけば問題無かったんだよ(笑)。
つか、宮崎駿と悟郎カントクの、親子の葛藤こそ主題ではなかったのか? まあ、この辺は松本人志の『大日本人』同様、個人の事情を含めたパーソナリティを理解したうえで見て「あげる」コトが必要ではないかと思う。

つうコトで、今回はネタバレ警告無しでいこう。

基本的なプロットは問題無いとおもう。特に、現代の日本に当てはめるのなら、このアレンを取り巻く世界の構図は間違っていないのだ。世界は調和を失い、魔術は力を失い、大地は生命を養う力を失い、薬物に溺れた人々は生きる気力すら失いつつある世界。そんな中に、王宮と言う安楽の場所を飛び出したアレンに、もっと世界の現実を教える努力をするべきだったハイタカ(苦笑)。
日本で言うなら魔術を現代宗教に置き換えると、なおわかりやすくなるか(苦笑)。そう、現実に助けてもらっているのに、魔女のテナを忌み嫌うババァ2人組みのように。そして、悪の魔女クモの存在は、そんな人々を惑わすカルト教祖としか映らないのだ。
クモとハイタカの背景関係を知らない多くの人々に、これは不親切としか言いようがないではないか?
それだけに、生命の永遠性を感じ取れなかったのは、谷山浩子さまの力不足だったのか?_ 
結局……これらのプロットを膨らませるだけの力量が、脚本と演出に無かったのは明らかだわさ。竜もオーラスに出せば良くって、ラスト手前に出す必要は無いしね。
あ、ラストの演出も宮崎駿との力量の差がはっきりと現れている。ウチだったら、テルーにクモの腕を噛み千切らせるコトぐらいするぞ(笑)。
CGを多用した演出も、肝心なトコで生きていないのが残念。森の中を駆け抜けて城へと向かうシーンなら、なぜ上下動まで再現しないのだ?

声の演技については、岡田准一と菅原文太だけは文句無し(苦笑)。他の皆さんは、演技もだけど、まずは音圧の使い方が全然なっていません。横沢啓子や初井言榮、そして榊原良子や高山みなみや戸田恵子がど~して凄かったのかを、『ラピュタ』と『ナウシカ』と『魔女の宅急便』みて研究して欲しいアルよ。
『新人』なんて免罪符、わざわざテロップに出すのも許せませんし。

あ、『テルーの唄』と『時の歌』だけが、ホントの意味で『救い』だったのかもしれません。

評価については、
・作品性
_
・ストーリー性

・メッセージ性

・製作陣
_
・俳優陣

以上で10点満点で3点。2006年文春きいちご賞も妙にナットクです(苦笑)。
やっぱし、素直に『シュナの旅』でつくるべき作品ですわ。あ、N●K-FMでやったラジオドラマは傑作だったのになぁ~……。
それでは~!

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2008年6月21日 (土)

早くも襲来

N○Kが来やがった(苦笑)。……だから屋外アンテナ立てたくなかったんだよ……。

追い返すのに「だったらあんなイヤミな表示なんかせずに、素直にスクランブル放送にすれば」と言ってやった(笑)。まあ、集金業務も来年一杯で打ち切りなんだけどさ。
それに、オリンピックもMBAもNLBも、国際的なスポーツ放送は民放各局とJ-Sportsに任せておけばいいのに……N○Kが放送権料吊り上げてるんだろ(怒)。

これだけでは何なので、ついでに分割民営化プランも出しておいてやろう。
まず、文科省からの予算とテキストの売り上げ、そして映像ソフト販売だけで採算が取れている教育放送のみ現体制を維持。
地上波総合はニュース専門チャネル化。加えて国会や地方議会中継をすれば良し。これなら予算は税金で賄っても文句は出んだろ。
BSデジタルは、地上波総合・教育と同じ2つのチャンネルと、スポーツ・映画・音楽チャネルを分離して、後者の部門のみ有料化・スクランブル化するべきだわさ。
ラジオについても、地上波同様の体制に変更。んでもって、FMは廃止か民営化か売却を考えるべきだわさ。
これで、BSデジタルたるN○Kエンタテイメント(仮称)の受信料が、WOWOWと同じだったら笑い話にしかならないぞ。そう、今まで余計なトコに金を掛けていたのが明白になってしまうからだ。

ただ、こうしたトコで、受信料を払わずにぶ~すか言うバカがいるものだから、始末に終えない。だからこそ、スクランブル化と言うのが正論なのに。
まあ、別に紅白見れなくても、年は越えれるってワケだしね。

それでは~!

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2008年6月12日 (木)

ついでに『神様のパズル』見てきた

ガソリン代が高いので、ついでにそのまま『神様のパズル』見てきた。

デキの良い双子の弟に宇宙物理学の講座の代返を頼まれた世間のドコにも出したくない(笑)兄・甚一と、「自分では一言も天才だとは言っていない」天才少女・沙羅華のラブロマンスである。
『無限』と名づけられた超巨大加速器がある意味主役(?)なんだけど、美術がすんごく頑張った傑作です。それだけに、「立地条件が限られていた」とか「潮汐力の関係で」とか「日照権が」とか、イロイロ理屈をゴネて欲しかったものです(笑)。
また、そんな巨大加速器の下で農業を営む老婦人の対称性がまた良いのです。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

そう、この超対称性こそ宇宙創成のナゾなんです。
チンプンカンプンなゼミに出るのにあたり、研究テーマを「宇宙の作り方」とぶち上げる甚一。そのコトに「ありきたりの宇宙論など面白くない」と乗る沙羅華。
タイトルの『神様のパズル』とは、宇宙における人類の生存可能性を決める上での重要な要素数のコト。この数値が少しでもずれていたら、この宇宙は存在し得ないのだ。そして、この宇宙の中にもう1つの宇宙を作り出すコトは可能かどうか?
傑作なのは、ゼミの研究対象を決めるリベートで、宇宙の開闢とその超対称性理論を甚一が彼なりの表現で必死になって説明するトコです。ココのシーンは下手な宇宙論の本よりも遥かにわかりやすく、か~とも「うんうんいいぞ~、頑張れ甚一!」と楽しく応援できました。
超対称性と非対称性こそが、対称性のペアだというコト。コレがホントに気持ちよくわかっただけでも、この映画の価値があるというものです。

ただ、残念だったのはココから先が何時もの角川映画になってしまったコトでしょうか?(苦笑)。
また、このご時勢に自殺シーンを2度も出されるのは、正直たまったものではありませんでした。
クライマックスの持って行き方としては、こんなミクロな事象ではなく、もっと大きなネタで盛り上げて欲しかったと思います。たとえば、お偉い教授陣が間違った係数で実験していて、間違って作ってしまったヤバいモノ(笑)を2人が協力して片付けるとか……そんな物語を期待していたのになぁ~……。

『マクロスプラス』と『マクロス7』を見事なまでにパクインスパイアしたシーンは良かったですけどネ(笑)。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

・作品性

・ストーリー性
_
・メッセージ性
_
・製作陣

・俳優陣
☆☆
以上で
10点満点で4点。
角川春樹を高評価してはいけません。彼のような、コネもカネも能力も才覚も持つ人物には、渋い評価で焚きつけて、次回作を作ってもらわなくてはいけないからです(笑)。
それだけに、彼の悪い癖もまた目立った作品になってしまったのが残念です。

それでは~!

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『ひぐらしのなく頃に』見てきた

まずは、この場を借りて水野春朗さんに追悼の意を表します。

そんな訃報を聞きながら車を走らせて、『ひぐらしのなく頃に』を見てきた。
昭和58年の初夏。辺境の地・雛見沢村に引っ越してきた少年・前原圭一を襲う惨劇である。
西暦に直すと1983年だけど、現在の白川郷の映像を強引に83年だと言い張るロケーションに脱帽。辺境の山奥の鄙びた閉鎖性の高い村を表現したかったのはわかるけど、その一方で『ノー・カントリー』みたいに、その時代を象徴する風俗・文化的表現もあって良かったのではないかと思う。松田聖子とかキン肉マン消しゴムとか(ファミコンは発売直前なだけに)特に『部活』はなんでやらなかったのよ(笑)。つうか現実世界では参議院選挙が進行中やん(笑)。そんな突っ込み箇所としては、車両や家電品全般はがんばっていたのだけどただ1つ電灯のスイッチが新しすぎた点や、喫茶店のメニュー表とかも挙げられるだろう。そして何と言っても違和感のある制服にスカートの丈が短すぎます(火暴)。まあ、コレはコレで絶対領域の愛好家には、たまらなかったんだろうけどね(笑)。

俳優陣については、青春惨劇(おい)としては文句無しです。特に4人のヒロインが良いのだ^^;。ただ主人公にベタベタしすぎたのは頂けませんでしたけどネ(笑)。

個人的には、主人公と同時代を生きまた同じような『田舎』を持つか~とには、たまらない作品だったアルよ。ああ、鳥取県若桜町吉川にゃ、もう8年ぐらい帰っていないなぁ~。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

つうか、ネタバレして見ても楽しさ半減するけど、推理したいのならネタバレ後に再度見る必要があると思う。また、予めある程度ネタバレしてみた場合、イロイロとニヤリとできる楽しみがあるかな?

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

嘘だ!!
が無茶苦茶コワかった。そしてこのシーンから鎌首を掲げて襲い掛かってくる直接的な恐怖の表現が、ホントに怖いです。
そして、この圭一を襲う恐怖が、更なる惨劇を呼ぶコトになるのです。
4年前から綿流し祭り(ちなみに、この『綿』ってのは『ハラワタ』のコトでして……^^;)の夜に連続して起こる『オヤシロさまの祟り』と称される村民連続殺人・失踪事件。被害者は全てダム建設推進派やその関係者であり、いまだに未解決。そして、またしても起こる殺人・失踪事件。地域のタブーは、新たなタブーを呼び、地域の恐怖支配のシステムそのものとなるのだ。
圭一の来る1年前に犠牲になった少年・智史に、救いを求める圭一が痛々しくなってくる。その果てに、待っている惨劇は正視できなかった……つうよりも、正視させてくれなくって指先のケガを確認できなかった。残念。
真相の解明は、刑事・大石(これがまた、杉本哲太が若き日の高倉健を思わせる好演)の手に委ねられた。果たして、彼は圭一を追いやった『恐怖』の正体に迫れるだろうか?

……う~ん、良い幕引きをしたなぁ~……。

もちろん、ナタは大活躍です(笑)。ただ、ちょっと小ぶりだったのが残念。

最後に、伏線として気になるのは『のどを掻き毟っての死』『入れ替わった看護婦さん』『獣の瞳』『謎の注射』『Lv.3』ってトコかな?

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

I’veサウンドが惨劇を見事に彩ってくれます。

評価については、
・作品性
☆☆
・ストーリー性

・メッセージ性
☆☆
・製作陣

・俳優陣

以上で10点満点で7点。
伏線まで含めて原作に忠実に作るのは、原作を知る人や知ってしまった人に、ちょっと失礼(物足りない)かもしれない。だけど、日本の地方の社会風俗を利用したモダン・ホラーとしては、横溝金田一系のファンの人にも十分納得していただけると思う。
そして、何と言っても続編が楽しみですし、コワくもあります。

いやぁ~、ホラー映画ってホントにコワいものですね。

それでは~。

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2008年5月24日 (土)

こりゃ見に行かなきゃ^^;

漫画界の人間国宝・鳥山明先生の『ドラゴンボール』映画化とのコトだが……原作をボロクソにされそうなのがコワい^^;。
……だが、ゴクウは別問題として(苦笑)、ブルマはかぁ~いぃ~し、亀仙人はチョウ・ユンファだよ(火暴)。映画出来たら、見に行きます。まあ、『トランスフォーマー』並みには楽しませてもらえそうだもの^^;。

それでは~!

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2008年5月23日 (金)

あく×あく

ちょうど良いタイミングでマルセイ電気が特売してくれたので、早速シャープのDV-AC72を買ってきた。……うぅ~、3.7マソで限定5台だったDV-AC52は買えなかった……。
で、売り場にて後継新型のDV-AC82も同じ値段で並んでいる(苦笑)……なぜか聞いてみたら、型落ちになるDV-AC72は表示価格から1万円引きだそうな^^;。う~ん……最初からはっきり書いていても良さそうなんだけどなぁ~。ちなみに、店員さんはWチューナー搭載機も勧めてくれたが、即効で「宮崎で意味あるの?w」と問い返したアルよ(笑)。

んでもって、ウチに持って帰って接続しようとして……
HDMIケーブルは別売りかよぉ~(泣笑)。つかさ、ピンケーブルはもう余りに余っているし、電話線ももういらない。そう言えば、テレビの方も同軸ケーブル5メートル×2本も入っていたし……そんなのより、高機能を活かせるオプションや、不要なケーブル類をカットしてコストダウンを考えてみて良いのではないかと思う。
……シャープのDVDレコ買うのは、9割以上ファミリンクが目的だと思うのになぁ~……。

それでは~!

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2008年5月 3日 (土)

ついでに『ノーカントリー』みてきた

で、『相棒 劇場版』見てきたついでに、そのまま『ノーカントリー』みてきた。
英語での原題は『No Country for old men』……意味はこうらしいけど、ウチ的な意訳では老人たちに冷たい国家……って、後期高齢者医療保険制度ですか?(笑)。
メキシコ・マフィアの銃撃戦の果てに残された200万ドルを持ち逃げした男・モスと、彼を追う殺し屋・シガー、そして現地の保安官・ベルの物語である。
よいよ80年代が歴史的な舞台装置として描かれる時代が来たかと思う。そして、古き良き60年代と失われた70年代の果てにある、狂気の80年代を先駆け的に捉えた作品だろう。
突っ込みドコは……何といってもホメイニのTV映像だね(火暴)。また、銃が連邦法改正前なので、マフィアが短機関銃や自動小銃まで使っているコトが、実際はどんなに恐ろしい時代だったかを象徴している。ただ、当時の法律でもショットガンのショート化や全ての銃のサイレンサー装備は違法だったと思う^^;。そして、ニューメキシコ州の鄙びた町並みは、まさにモータリゼーションによって弱体化していくアメリカの一地方の姿を象徴したものだろう。

それと、劇場で見る際は音響に注意。あの圧搾空気ボンベの破壊力をまざまざと伝えてくれます。ともかく、得体の知れない殺し屋・シガーがコワかったです。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

追う者の狂気と、追われる者の恐怖を絶妙にミックスしたトコに、理解不能な殺人鬼を止めるコトのできない警察の無力さ……最後の警察の無力さこそ、ベトナム戦争後の70年代にアメリカが失ってしまった、正義と秩序の精神ではなかろうか?
そして、セイフティネットの福祉が失われてしまったコトへの微妙な皮肉……、ベトナムに二度も出征させられておきながら、トレイラーハウス住まいを余儀なくされるモス自身や、癌に苦しまされる彼の義母、また引退しているベル保安官の車椅子生活の父親など、わが国では当たり前とされる福祉が、アメリカの日常では行き届いていない現実が淡々と描かれる。そんな中に挿入されていく暴力的な殺人……。
殺し屋・シガーにとって、殺人は(自己中心的)合理的な目的をもってなされる一方で、コイン・トスは、彼に残された自重の精神としても受け止められると思う。
そう、GSの店主やベル保安官と同じように、モスの妻・カーラはラストにてシガーには殺されなかったのだと、ウチは思うのだが……。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

評価については、
・作品性

・ストーリー性

・メッセージ性
☆☆
・製作陣
☆☆……あと音響で+(笑)
・俳優陣
☆☆
で、10点満点で合計9点。良い意味で心臓に悪い映画です(笑)。

それでは~!

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2008年5月 1日 (木)

『相棒』みてきた

う~……暫定税率切れモード時の給油、1回しかできんかった(苦笑)。

そんな5/1に、大分わさだタウンまでいって、『相棒 劇場版』見てきたアルよ。
公開初日の初回上映は、お客さんもいっぱいで、ウチは後ろの端っこで小さくなって見ていた(笑)。
TVでおなじみ杉下&亀山コンビがお届けする推理&アクションである。今回の劇場版はそれのみならず、今まで出演したゲストも数多く出演する上、毎度の社会風刺も痛烈になされているので、ファンには安心・シリーズ見てない人にも安心(笑)して見れる作品です。
ただ、公式HPのトレイラーは見ないほうが正解かも^^;。

それから、毎度おなじみミリオタ突っ込みでは、冒頭のフィリピン陸軍装甲車ご一同様に脱帽(物語上では、南米の架空の国とされています)。ただ、敵対行動中を表現したかったのでしょうけど、歩兵の行間が詰まりすぎているし、ボアサイト・ポジションをず~っと保持していたのが残念(はっきり言って疲れるよ~)。それと、ブローニングHPがゲリラが使っている割に奇麗すぎました(火暴)。
あと、インタネを表現するのに、手の込んだFLASHを使い過ぎた感がちと残念だったかな?

それと気になったのが、日産から提供された車両のロゴだね。従来の日の丸前の帯にNISSANのロゴでなく、日の丸の中に二枚重ねされた羽のイメージだったと思う。……このGW中にロゴを変えちゃうのかな?

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

他社の作品をネタにした(苦笑)、SNSを舞台にした連続『処刑』事件に振り回される警視庁捜査一課&特命課の物語である。
TVシリーズよりもスケールを大きくしてあるので、クライマックスが分散してしまった感もあるけど、物語の背景となにより犯人の『動機』には、十分な説明がなされていたと思います。
勘の良い人には、最初の接触段階で犯人がわかってしまうかもしれません。ただ、
真犯人はやっぱりあのネタバレ自主規制だと思うのは、ウチだけではないと思う。で、ラストのエンドロールが終わるまで、ワクワクしてみたのだけど……えええええぇ~っ! そんな終わり方で良いの? ホントは真のエンディングを準備しているんでしょ?(笑)。あ、こんな終わり方は、TVシリーズでもあったっけか^^;。

個人的には、外務省の無能によって犠牲になったNPO活動家に『自己責任論』を振りかざすのは、ちと理解できんかった。他所の国なら、海兵隊投入で邦人救出や報復作戦したりとかして、『自国民に手を出した場合、どうなるのか?』をテロリスト側に『教育』してやるんだけどなぁ~……。
もっとも、その理不尽さへの怒りこそ、犯人たちの『愛する人を失ったコト』への怒りと悲しみの共有になれば、少しは救われるかもしれない。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

評価については、
・作品性
☆☆
・ストーリー性

・メッセージ性
☆☆
・製作陣

・俳優陣

で、10点満点で合計7点。演出がちとクド過ぎたのが残念かな?
でもでも、上品で良心的な作品だと思います。

去年、NTVに『Death Note』で美味しいトコ持っていかれた朝日TVが、痛快な反撃に転じた作品とも言えそうだね^^;。まあ、『電王』絶好調でちと上映館数が減ったらしいが(笑)。

それでは~!

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2008年4月21日 (月)

映画評について

過去の映画評について、点数を付けてみようかと思う。

評価方法は以下の各部門で2点ずつ配分の10点満点。
ただし、部門評価で非常に良い評価があった場合、10点満点に満たない場合で合計点に1点のボーナスを追加するコトとする。

・作品性
単純に感動したか楽しめたかどうか?

・ストーリー性
作品を見終わった後に、疑問点や構成への不満が無いかどうか?

・メッセージ性
話題や世論への訴えとなるか?

・製作陣
主として撮影・技術・美術・音響への評価

・俳優陣
主として演出への評価

さて、付け直し作業を開始しよう。結構、10点満点が出そうだけど(笑)……今までの新作映画30本の評価平均が7.3。219過去の作品でビデオとかでチェックしたのを含めた数字の平均は7.86点となった。まあ、個人的には穏当な評価をしているかな? 一部作品を除いて(笑)。

それでは~!

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2008年4月20日 (日)

『フィクサー』みてきた

今日は最大トラフィック掛かると思っていたのに、月曜日がタイヘンになるのかなぁ~……。
まあ、おかげで大師祭のおせったい弁当を早めに食べられたんだし。

つうコトで『フィクサー』見てきた。
この映画で女重役役のティルダ・スィントンがアカデミー助演女優賞を取ったそうだけど……正直、ガタガタ震えるトコしか目立たなかった(苦笑)。彼女よりもトム・ウィルキンソンの狂いぶりの方がもっと評価されるべきではなかろうか? あと、クルーニーの伊達男ぶりはカッコ良かったけど、借金取りに取り立てられる不幸な俗物って感じの人物像よりも、もっと悪漢ぶりを出さないと、ピカレスク・ロマンを期待した人間には物足りないと思う。
フィクサーと言うと日本では政財界の黒幕って言われるトコだけど、訴訟社会・アメリカの司法界では、訴訟の事前にイロイロと相手側のアラ探しや証拠・証人潰しをしたりして、訴訟自体を叩き潰してしまう荒業使いのコト。大手弁護士事務所にて、そんな損な役割を担当するマイケル・クレイトン(って、あのマイケル・クライトンとは何の関係も無いのね^^;)の物語である。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

作品的に残念なのは、視点がバラバラな点。先日の『バンテージ・ポイント』に比べると、伏線の張り方は懇切丁寧すぎて(苦笑)、謎が謎になっていないアル。単純にクレイトンの視点に集中させていれば、よりサスペンスとしては完成されたと思う。
国際的農薬企業の抱えた薬品訴訟が、突如示談で決着されるコトになった。その背景にあるスキャンダルに気づいてしまった狂気の弁護士(ぉぃぉぃ)アーサー・イーデンスの知ったコトとは……って物語なんだけど、初っ端から時系列をいぢくってしまっているので、ラストの「ああ、なるほど」には繋がっているのだけど、では「なぜ、そうなるの?」って疑問を与えないのが問題。やっぱし、問いかけよりも先に答えを出してしまったのは、脚本の問題だと思う。
個人的には、このイーデンスのアホな行動の穴埋めに奔走させられるクレイトンの視点で、ホントの悪事の真相に気がつかさせて欲しかったと思う。でないと、ただ「世の中は汚いコトでいっぱい」としか感じられないのではないだろうか?
あと、最初のシーンに訴訟回避の小ネタを連発して、ゴネ得を勝ちうるトコまでやってみせる悪徳弁護士的なイメージが欲しかったと思う。でないと、ただの普通の汚れ役兼・アメリカの歪みの象徴にしかなっていないのではなかろうか?

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

2008.04.21.評価追加
・作品性

・ストーリー性

・メッセージ性

・製作陣

・俳優陣
☆☆
以上で10点満点で6点です。

あ、ラストにはニッコリさせられると思います。その爽快感だけが救いかな?

それでは~!

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2008年4月 9日 (水)

すごい面子

再インストール作業はほぼ完了。ICH8R+AHCIドライバ認識で、BIOSいぢくらなくってもXPが起動するようになって良かった^2……のだが、『WarRock』にて音がヘッドフォンから聞こえない(!)。う~……足音も銃声も聞こえないと、殺られてばかりではないか^^;。

4/8の『笑っていいとも!』にて、小清水亜美さん公開陵辱事件(おいおい)である。
ウチもYou tubeにて映像を確認したけど、アニオタ的には小清水さんでも十分に凄いと思うのだが、それ以上に周りの面子がもっと凄かったものだから、彼女だけ浮いてしまったように感じたのはウチだけではないかと思う。つかリアル20代は小清水さんだけだしね(笑)。
それにしても、あの草尾毅さんですら『スラムダンク』で会場を沸かせたのだから、もっと『ナージャ』の小清水さんでなくとも、もっとインパクトのある『決め台詞』を持つ中堅以上の女性声優を起用すべきだったかと思うのは、ウチだけではないかと思う。
あ、ウチ的には楽しい企画だったし、なにより小清水さんの動く姿が見れたコトが、なによりうれしかったです。

それでは~!

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2008年4月 8日 (火)

見たいんだけど……

映画『靖国』も『明日への遺言』もみたいんだけど……。

どっちも見れそうにないね(苦笑)。

つかさ、一宗教法人たる靖国神社に、行くのも行かないのも個人の自由だと思うし、批判や肯定の自由は日本が民主主義国家である以上、どちらも許されるべきだわさ。問題は、行くことを強制されたり本人の意思に反して祭られたり、また個人の考えを述べたり、またはっきりと政治家の参拝は政教一致だとかで批判するコトまでは許されるだろう。まあ、物理的手段で参拝を阻止したらしたらで……やっているコトは上映反対派と同じコトなんだけどさ(苦笑)。
あと、ドコの国のでも、国旗を燃やすのは危ないからやめてくれ^^;。

ただ1つだけ許されないのは、その存在を許容しないというコトだけだわさ。

ドキュメンタリー映画たる『靖国』は、靖国神社の存在意義を護持派から反対派までさまざまな立場の人たちの視点をまとめたモノのハズだ。だが、アホなウヨはその映画の存在自体を亡き者にしようとしているのだ。この行為は民主主義国家・日本では許されない行為だ。
そんなコトやってたら、北京政府の反日教育に反論できなくなるぞ^^;。つうコトで、反対派はドッカの宗教団体の某新聞社への保障のように、謝罪と反省の意味を込めて映画館通いを40年は続けるように(笑)。_ 
それでは~!

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2008年4月 1日 (火)

『バンテージ・ポイント』見てきた

……ワタシの午後の安眠を妨害する日○の街宣カーめ……。

つうコトで、毎度のわさだタウンにて『バンテージ・ポイント』見てきた。
何度か見たムービー・トレイラーが良くって気になっていたのだが、実際見てみて
すんごくおもしろかった(^^)b。

『JFK』をジェットコースター・ムービーに仕立て上げてしまった、サスペンス推理アクションである。結構、有名ドコロの俳優陣使っているんだから、もっと宣伝すれば、もっと当たった作品になるかと思うのだけど……。
ただ、公式サイトはトレイラーしか見ちゃダメよ(笑)。

アメリカ大統領暗殺事件に巻き込まれた、8人の目撃者ってコトなのだけど……

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

その8人中4人がテロに何らかの形で関係したのはどう~いう~コトなのよ(笑)。

大統領を身をもって守り名誉の負傷から復帰したシークレット・サービスのトーマス・バーンズ、その相棒で現場復帰にも尽力したケント・テイラー、偶然現場に居合わせた傷心の旅行者・ハワード、そして現地の熱血警察官のエンリケと、彼に浮気現場を目撃される恋人・ベロニカ、そしてテレビ局の現地チーフ・レックス……その視点をつなぎ合わせていくと現れる、事件の衝撃の真相は、ぜひ見届けて欲しい。

視点の分散は映画では邪道かと思うのだけど、この作品では逆に「ダレがどの時点で真犯人に気がつくのか」ってのを見届けるのが、すんごく楽しいのだ。そんな内容を確認したいがために、もう1度見たくなるのは、興行的にも邪道だよ^^;。
ただ、バーンズが犯人に気がついてしまうシーンは、視聴者にもわかるようにして欲しかったなぁ~。
あと、イケメン刑事・エンリケには、最後の最後まで活躍させて欲しかった気もする。そう、最後の最後に全ての事象の繋がる地点(すなわちバンテージ・ポイント)にて、トーマスやハワードと共に活躍できるシーンが欲しかったな。でないと、ただの不幸な犠牲者にしか感じられなくなる。そんな、不幸な犠牲者は、襲撃犯の1人だけで良いのだから。

毎度の突っ込みドコとしては、事件に振り回される人々の持つソニ・エリのケータイや、事件の終始を記録するコトとなるハンディカムの大活躍はさすがソニー映画(笑)。それと、銃器では警護の狙撃班が持つバイポッド装備M70(?)や大統領への狙撃に使われたPSG-1、それとエンリケのベレッタM93は判ったけど、あとのハンドガンはわかりづらかったかな? あと、遠隔リモコン狙撃は『ジャッカル』以降のお約束っぽいよね(笑)。
それから、この作品で描かれるような『穴』は、実際の警護では対応済みらしい(笑)。だからといって、実際に起こらない保障はドコにも無いのが、カウンター・テロの現場の現実かもしれない。

ラスト直前のカーチェイスはホント大迫力です。(技術革新の恩恵で合成できた)パニックに陥った人々のエキストラと新旧のオペル・アストラ対決(笑)は必見です。
まあ、ラストには、もう少しお約束を盛り込んで欲しかったのが、娯楽作品としては不満だったかもしれません。でもでも、とっても楽しめる映画でした。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

2008.04.21.評価追加
・作品性
☆☆+
・ストーリー性
☆☆+
・メッセージ性

・製作陣
☆☆
・俳優陣
☆☆
以上で10点満点でオマケの満点。

大統領の人間味が、良い味を出しているかと思います。

それでは~!

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口止め?

今朝、『めざましテレビ』にて、我らが東国原県知事の幼少期をドラマ化した『ゆっくり歩け空を見ろ』の紹介をされていたが……

こっちで放送ないぢゃん(火暴)。 

……流石に、「申し訳無いのですが、コチラでは地上波での放送が無いんです。ココは是非とも民放TVの増設を~」と、知事には言って欲しかったな(笑)。まあ流石に、宮崎UMKの火曜日午後10時枠が、テレ朝の水午後9時枠に転用されているとは言えないわなぁ~(苦笑)。
あ、『相棒』の劇場版、観に行かなくっちゃ(笑)。

それでは~!

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2008年3月12日 (水)

TVに声援しても

自民vs民主ではねぇ~……まあ、司会の小倉さんは共産まで含めてニュートラルだし、公明は支持者代表が出ていたから良いとして(苦笑)、いちおう社民や国民まで呼ぶのが筋ではないかと思うが……(笑)。
そんなタッグマッチ風な討論だったけど、結局何が言いたいのか判らずしまいだった。

道路に限って言うのなら、問題点への対論を準備してから論戦張るのが筋ではないかと思った。九州横断道延岡線できれば椎葉から延岡まで1時間半……は正直難しいし(建設に何年&いくら掛かるんだよ^^;)、それよりもドクターヘリで宮崎大学病院や熊本の病院に運んだほうが現実的だろう。その一方で、クマさんしか通らないと揶揄された道路と平行路線の問題も、平行道路の制限速度を緩和すれば良いとは誰も言わないのよね(苦笑)。
結局、クルマを運転しない連中に道路行政を語る資格があるのかどうか? の問題ではないかと思う。
それと、酷かったのは北海道のトンネル……アレって豊浜トンネル事故に関連して改良事業がなされていたのではなかったかと思うのだけど……。
で、個人の財産権への欲が暴力的に使われたら、どのような事態を引き起こすかも、一緒に出せば良いのに……。

それでは~!

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2008年3月10日 (月)

『明日への遺言』『東京大空襲』の前に

鼻水は収まってきたが、まだ本調子ぢゃない……。

さてさて、映画『明日への遺言』やら、TVドラマ『東京大空襲』やら、何かとアメリカの戦略爆撃を非難する風潮であるが……その前に、日本はどうなのよ(苦笑)。上海・南京・そして重慶への史上初の無差別戦略爆撃(この件に関しては、精密爆撃をしようとした大西瀧次郎少将に対する『こんな市街地に入り組んだ目標を精密爆撃できるか!』と無差別爆撃を主張した山口多聞少将の怒鳴り合いが有名……で、山口が正しかったのが証明されるのは戦後のコトなんだけどね)をやらかして、その報復で対日爆撃が実施されてしまった事実を重く受け止めるコトから始めなければならないかと思う。
むろん、戦争という巨悪の追求から始めなきゃいけないワケだけど、少なくとも自分たちが始めたコトを、もう2度としませんと言うのが、2度とされないためにも必要ではないかと思う。
つか、戦略ゲーム『ハーツ・オブ・アイアンⅡ』なんかしていれば、対中戦争がアホな資源の無駄遣いだったか、よくよくわかる(苦笑)。ましてや、日本最後の資源である人的動員力まで注ぎ込んでいた(100万人を動員し毎年10万人が戦傷病死してた)ワケだからね。まあ、日本の最低限の戦争目的である満州国の承認を、アメリカが故意に無視したのも悪いけど。

ただ、これだけの50都市爆撃の果ての原爆投下であったワケだが、45年8月15日よりホントの破局的攻撃が実施されていたのは意外と知られていないのよね。機雷封鎖によって海路が断たれてしまった日本の、最後の物流の要である鉄道インフラへの爆撃である(ソースは毎度の軍事板)。もしコレが完全実施されていたら、100万人単位で餓死者が出てマジで日本から都市が消滅しただろうと言われている、操車場の破壊・機関車への機銃掃射・発電所や変電所への爆撃・トンネルや橋梁への大型爆弾や無線誘導爆弾の使用など、凶暴凶悪な作戦が準備されていたのだけど……太平洋にマクナマラがいなくて良かったわ(苦笑)。

それと、手中にした『戦争犯罪人』は勝手に処分しても良いのが、国際ルール。よって、日本が捕虜を不法戦争行為で処刑しても、ベトコンがアメリカ人パイロットを捕虜扱いしなかったのと同じで、『勝った人間が処罰できる』そうな……(シ干)。兵士はたまったものではないけどね。

あと、戦前の経済情勢を考慮するに、無差別爆撃地域の不動産所有の明確化はして欲しいトコだね。どう~してあんな駅近辺の一等地を半島出身者が所有できるのだろうかと?(苦笑)。ヤクザも、その駆逐によって利益をせしめているワケだし。

それでは~!

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2008年2月23日 (土)

青春映画のベンチマーク(ぉ

10310001 何時見ても良い物は良いよねぇ~。っつうコトで、『耳をすませば』をまた見てしまったい(笑)。
……小説版『初恋~柚澄との約束~』読んでいると、ついラストに「自転車で二人乗りはいけません!」とツッコミ入れたくなるけど(笑)。この他にもDVDでは「現在はこのような貸し出しは行われていません」とか出てくるらしい……う~ん。まあ、ウチらの世代には関係ないコトだけどね(苦笑)。
あ、か~とも『聖跡桜ヶ丘聖地巡礼ツアー』行ってきましたよ(笑)(ただし、直接触発したのは『初恋』だけど……あと『月は東に、日は西に』でも聖地なのですね^^;)。いろは坂からの眺めには感動したものです。それから、『耳丘』は『雪のち、ふるるっ!』でも出てるんですね(笑)。
ただ、リアルタイムで見れれば、ウチの人生も変わったのだろうなぁ~(以下、精神衛生上削除)。

それにしても、たった1本の映画を作っただけで、近藤喜文監督は永遠の存在になってしまったのね(合掌)……その他にも、ジョン・デンバーも徳間康快社長も尾形英夫局長もお星さまに……。
願わくは、この名作が後の代にも伝わりますように。そして、聖跡桜ヶ丘も、これ以上開発されないように(苦笑)。

2008.04.21.評価追加
あ、『耳をすませば』への作品評価ですけど、
・作品性
☆☆+
・ストーリー性
☆☆
・メッセージ性
☆☆
・製作陣
☆☆
・俳優陣

以上でオマケの10点満点です。ただし、俳優陣に関しては、プロ声優の皆さんは☆☆なんだけどね……^^;。

それでは~!

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2008年2月18日 (月)

『L Change the world』見たのだけど……

医学監修者は晒し首だ!

そんなツッコミ所満載の『L Change the world』である。
今回は余りのヒドさにネタバレ警告なしである!
つうか、製作陣一同『007/ムーンレイカー』と『カサンドラ・クロス』と『アンドロメダ病原体』をそれぞれ100回ずつ見る刑だ(火暴)。

出来損ないの生物兵器を巡るパニック・ムービーなんだけど、そのウィルスってのが『エボラ出血熱にインフルエンザを掛け合わせたもの』……って点で、早くも絶句。エンベロープを持たないエボラウィルスに、どうやってインフルエンザウィルスを掛け合わすんや(苦笑)。
更に、『低血糖症(はっきりインシュリン依存型糖尿病って言っても良いのでは?)のヒロインに、潜ませてあるウィルス』だとか『特異なたんぱく質合成遺伝子を持つ男の子』だとか『プラズマ処分される実験室』だとか『堂々とテレビに出るテロリスト』だとか『分単位で発症する感染症』だとか……中途半端な知識がこれほどコワいものとは……(シ干)。トドメは注射針をそんなトコに突き刺してはいけません!(笑)。
一方で、出演陣やその演出は頑張ったと言えよう。特に、Lの松山ケンイチに関しては「これでLは良いんだ」と納得しながら見ていた。お天道様の下での会食での、背筋を伸ばさせられるシーンには爆笑。そして、コレがまたエンディングに上手く繋がっているのが良いのです。
あとは、なんと言っても福田麻由子のすらりと伸びた手足と、首筋にハァハァでした(笑)。まったく、この監督のフェティシズムには、素晴らしいものがあります!(笑)。ただ、ちょっとオーバーだったのは残念だったかな? また、工藤夕貴にはもっとコメカミをピクピクさせて欲しかったな(笑)。
それから、細かいツッコミだけど、テロリストがホイール・ブレーキ解除せずに飛行機を発進させようとするトコに爆笑。その一方で、ちゃんとフット・ブレーキにスラスト・リバーサまで動作させ飛行機を停止させるLの手馴れた手順が良かったですよ(笑)。

ウチなら……カーテンコールにするのなら、やはり『デスノートを手に入れようとする国家規模の陰謀から、如何に逃げ回るか』ってやって欲しかったなぁ……。死神リュークもミサミサも1シーンだけでなく、そしてなんと言っても夜神総一郎まで出して、多数の犠牲(捜査チームで生き残るのは総一郎のみ!)の果てに、Lが見つけるホントの意味での安息とは……。
そんな物語を考えたくなっただけに、最後のシーンは原作ファンには納得できるかと思う。

ウチはまったく納得していないが!(火暴)。

2008.04.21.評価追加
・作品性
_
・ストーリー性
_
・メッセージ性

・製作陣
_
・俳優陣
☆☆
以上で10点満点で3点。申し訳ないけど、きいちご賞は覚悟しておいてくれ^^;。

それでは~!

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2008年2月13日 (水)

『チーム・バチスタの栄光』見てきた

ベガルタさ~ん、そんなに何も無い延岡だからって、腹いせに軽自動車壊したりして暴れないで~(苦笑)。

つうコトで、毎度おなじく(苦笑)クルマに乗ってわさだタウンまで行って『チーム・バチスタの栄光』を見てきた。バチスタ手術と言うと、世間一般には『医龍 -Team Medical Dragon-』が本家になるが、それをミステリーに仕立てた小説を映画化したのが今作だ。半熟診療内科医・田口が、奇跡のチームと賞賛された学内のバチスタ・チームの連続術中死事故の原因解明へと挑戦する。『医龍』を見ていると、予習になって良いのですけど……ってコッチはTBSが製作やんけ(笑)。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

ミステリーとしては、第一接触にて犯人が判ってしまうのが残念。だけど、どんでん返しはちゃんと準備されてしますので(笑)、安心して見れます。また、終盤でのオセロと手書きフィギュアを利用した犯人推理は、映画中に描かれる1つの解だけではなく他の解を想像してみると、答え合わせが楽しくなりますよ。そう、『誰が1人になれるのか?』は、推理劇の基本ですね。
この人間関係を含めた推理過程は、今は亡きリバーヒルソフトの推理AVGをプレイしている感じだったのが良かったです(世代、バレるな^^;)。

強烈なキャラクターを持つ厚労省調査官・白鳥の阿部寛や拡張型心筋症患者のロック歌手(笑)の山口良一が良い味だしていました。
この2人に野際陽子の看護師さんも含めて、本来なら緊張感溢れる作品でなければいけないこの映画を楽しく愉快にしてくれます。そして、特にこんな人間味溢れる患者さんが、死ななければならないコトも、生命の重さを表現するに必要なコトだと思います。また、それがあるからこそ、生命をもてあそんだ犯人への怒りも出てくるのでしょうね。

ただ、もうちょっと、人間関係の愛憎の練りこみが有って良かったと思います。特に、執刀医にして事故調査の依頼主である桐生と義弟の臨床検査技師・鳴海の関係や、事故多発前に寿退職した先任看護師・星野への麻酔科医・氷室の思いや、第二助手・酒井と後任の看護師・大友の微妙な関係など……もっと原作どおりに込み入った話にしても良かったのではないかと思います。まあ、劇場作品だから難しいトコでもありますね^^;。

で、最新の医事時事ネタ(そう、凶器は子ども相手には使えなかったのだ!)が盛りだくさんなのは、医療関係者だからこそ描けるのでしょうね。特に、医者や製薬会社をひれ伏させた挙句、こんな事件すら利用して権益を拡大しようとする厚労省のやり方には……白鳥みたいな快演(怪演)でないと、イヤミの連続にしかならないと思います(苦笑)。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

2008.04.21.評価追加
・作品性
☆☆
・ストーリー性
☆☆
・メッセージ性
☆☆
・製作陣

・俳優陣
☆☆+
以上でオマケの10点満点です。

『犯行現場は、半径10センチメートル』ではなく、もっと広かったでしたね(笑)。
だけど、原作小説を読ませたくなるという点では、見事な傑作です。
それと、映画はラストまで見事に笑わせてもらえました。

それでは~!

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2008年1月20日 (日)

ついでに『この道は母へとつづく』みてきた

……大分のETOレコードさん、潰れていた……(シ立)。

あ、コッチが本命の『この道は母へとつづく』である。
ロシアでの原題は主人公ワーニャのあだ名ともなる『ITALIANETZ』……イタリアっ子って意味かな? 母に捨てられ孤児院で育てられた、6歳の少年ワーニャがイタリアの裕福な家庭に引き取られようとする直前に、本当の母親に会おうとするのだが……ってのだが、「母親に会いたくって孤児院を脱走」ってのが映画化されたプロットだ。

映画の売りは、リアル版『母を訪ねて三千里』だそうだが、そんな宮崎アニメのような生優しさなど木っ端微塵に吹き飛ばしてくれるだろう。ロシアの子どもたちの置かれたリアルな現実を、主人公以外は現実の孤児院の子どもたちを出演させて映像化しているのだからだろうか?(って、兄貴分たちの1人にあるケロイドって……メイクぢゃないの?!)。
また、恐ろしいのは、孤児院で「養子候補」にされている子どもたちは、金髪の子ばかり。その一方で売れ残った(?)悪ガキたちはそうでなかったり、酷いケガをしていたりとか……オマケに子どもたちの良きお姉さんであるナターハはリーダー格のカリーニャの自主規制だし、イルカはトラック運転手を相手にする自主規制だし……トドメにタバコをスパスパでは、PG-12は仕方ないか(苦笑)。
偉大なる祖国ロシアにしてみれば、まさに国辱映画そのものだ。だが、このようにしていかなければ、孤児院も成り立たないし子どもたちも生きていけないのだ。それを必要悪だと言うかは難しいトコだけどね。
そんな悲しい現実をものともせず、逞しくまた強かに生きていこうとする子どもたちの日常と、それに振り回される大人たちの現実。そして、ロシアの人たちの強さと暖かさを感じて欲しい作品だね。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

先に養子に引き取られていったムーヒンの母親の姿は、ロシアが国家の未来を外国へと売り渡していったコトへの贖罪の象徴だろうね。
そんな「棄てた母親」に会いに行って何になるのだと言う、棄てられた孤児アントン。だけど、それでも会いに行きたいと、イルカの助けで旅立つワーニャ。ラストには母親と実際に会えたのだとは思うけど、その後のやり取りは無く、ただアントンの元へと「イタリアで元気にしている」と届く手紙……どのような再会があったかどうかは、観客に答えを求めるのは、さすがはモンタージュ手法を確立した国の映画ですわ。
孤児斡旋で富を得るマダムの尻に敷かれながら、ワーニャを追いかけるグリーシャが、ラストで良い味出しています。
案外、主人公ワーニャの成長の物語より、「良き大人になれ」ってのが、監督のホントのメッセージなのではないかと思う。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

2008.04.21.評価追加
・作品性
☆☆
・ストーリー性
☆☆
・メッセージ性
☆☆
・製作陣
☆☆
・俳優陣
☆☆
以上で文句無しの10点満点です。

それでは~!

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『アイアムレジェンド』みてきた

先日、平日お休みを利用して『アイアムレジェンド』を見てきた。
ガンへの特効薬として開発されたウィルスが人間へと襲い掛かった後、廃墟と化したニューヨークに、ただ一人生き残った医学博士にして軍医中佐ロバート・ネビルの物語である。
作品的には黙示録的な中身が目立つ一方で、医学的には最新のネタまで盛り込んであって、なかなか勉強になった。だけど、思わず突っ込んでしまうトコも多数あったのが残念。例えば「はしかウイルスを改造」と言うセリフが出てくるが、正確には「弱毒化への世代改良」のハズなのだけどね。

あと、毎度のミリヲタ的突っ込みとしては、主人公ネビル博士演じるウィル・スミスの使用する銃M4ぐらいかな?(コレでハンティングはムリだろ……まあ、CQBでの護身用には最適だけど) 後はハンドガン数点……って、ニューヨーク州って、全米でイチバン銃規制厳しいトコだけど……(苦笑)。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

廃墟と化したニューヨークに、相棒犬サマンサと共にシカの大群を追いかける日々。だが、暗闇の中にはゾンビ化した感染者たちが、夜に出歩ける時が来るのを待っているのだ。
正気を保つために、毎朝録画しておいたニュースを流し、ビデオショップにマネキンを並べて『会話』を楽しみ、記念艦として係留される空母イノトレピット艦上のSR-71(!)からゴルフを楽しむ……だが、夜は要塞と化した研究所で、バスタブの中で襲撃者たちの恐怖に震えながら眠らなければけないのだ。

そんな毎日の日々に変化が訪れる。
ビデオショップにいる筈のマネキンが、勝手に移動していたのだ。だが、そのマネキンに近づいた途端にワイヤー・トラップに引っかかってしまうネビル。罠を仕掛けたのはゾンビと狂犬たち……ってのが、ネビルの姿との強烈にダブって見えるのだ。
この襲撃で相棒サマンサを失い、自暴自棄になったネビルを待ち受けるものとは。

所々に挿入される回想シーンで、ネビルの家族とのつらい別れが描かれるのが、せつなく辛い。そして、彼の最後の選択は……。

ツッコミだけど……「恐怖」のためのプロットが、医学的におかしくなっているのが残念だ。
ゾンビ化した人間が日光に当たれないのは、皮膚が紫外線に弱くなっているって設定だけど、なら最初からネビルは紫外線ライトを持ち歩かないのか疑問だ(まあ、電力いるけど)。さらに、感染者の90%が死亡し残る10%もゾンビ化と言うけど、そんな重篤な感染症になって満足な医療支援を受けられずにあの苛酷な環境下で、3年も生き延び続けられるのは、どう~いう~コトなのよ(笑)。オマケに動物や人間への感染経路の説明が納得いかない。人間へは飛沫感染で犬には接触感染だとか……都合良すぎでないか?(苦笑)。
ただ、こんなトコで、狂犬病への最新治療法(っても、いまだに治癒例はたったの1つだけど)であるウィスコンシン・プロトコルが出てくるとは……日経サイエンス読んでいると、予習になるよ(笑)。

ラストも納得いかなかったなぁ……ネビルの研究所を襲うゾンビたちに、もっと知性を感じさせて欲しかった。あと、治ったと思われる被験者もラストに出して欲しかった。
そんなラストは、サバイバリストのゲートシティーってのも……アメリカ人にはお似合いな映画かもしれない。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

2008.04.21.評価追加
・作品性

・ストーリー性

・メッセージ性

・製作陣

・俳優陣
☆☆
以上で
10点満点で点。

ともかく、ウィル・スミスの良い1人芝居を楽しんでくださいませ。

それでは~!

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2008年1月 2日 (水)

『ステイト・オブ・ウォー』みた

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

さてさて、新年からとぉ~っても気が重くなってしまう戦争映画を見た。
フォークランドではなくってマルビナス戦争をアルゼンチン側の視点でみた、『ステイト・オブ・ウォー』である。
あの戦争から20年経ったある日、マルビナス帰りの主人公エステバンは、戦友バルガスが自殺を計ったとの電話を受け、彼の元へと駆けつけるが……そこから始まるマルビナス戦争(フォークランド紛争)の回想である。
政治的なデモンストレーションのため、マルビナス諸島を占領せんと派遣された新兵たち(最精鋭部隊はチリとの軍事衝突に備えて動かせなかった)を待ち受ける、寒さと荒涼とした大地、そして戦場での悲劇とは。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

フォークランド戦と言うと、ヒストリー・チャネルでやっていたイギリス軍の兵士やアルゼンチン軍空軍パイロットの、互いの勇気をたたえあう話を聞いていて、その手の残虐行為とは無縁な、比較的クリーンな戦争だと思い込んでいたのだが、その認識を見事に吹き飛ばされた、いわゆる『プライベート・ライアン』以降の、リアルな公証とハンディカメラによる色彩を抑えた映像と、何よりも次から次に無残に殺される兵士たちを描く世代になる戦争映画である。
その悲惨な戦争の最大の敗因が、士官や下士官による兵士へのいぢめを通り抜かした残虐行為であると、告発する作品だ。
新兵訓練では鉄拳制裁を含む厳しい訓練が必要だけど、それ以外でのプライベートな状況やましてや実戦環境下では、そのような厳しい対応は行わないように求められている。確か、韓国では96年の不審船侵入事件の際、下士官が部下に『誤射』された事件を受け、鉄拳制裁後のフォローをちゃんとするようになったと思う。その辺は傑作徴兵マンガ『軍バリ』にも描かれていたりするけどね。
だが、彼らの上司・ピサロ軍曹はそんな温情とは無縁の冷たい下士官だ。オマケにハートマン先任軍曹@フルメタルジャケットみたいに、貶していた兵士が成長したらちゃんと喜ぶような人間味も持ち合わせない冷酷な人間として描かれる。そして、中隊長は更に兵士を使用人以下としか考えていない無能な人物にしか描かれていない。そう、人間味の喪失からくる悲惨な扱いこそ、後の悲劇へと繋がるのだ。
マルビナス戦争でのアルゼンチン軍の地上戦での戦死者が290人。そして戦後、その同数以上の帰還兵が自殺をしたのは、カソリック国では異常事態なのだ。
満足な装備も無く(スニーカーの兵士もいる!)、十分な食料も与えられず(空爆で空港が機能を喪失。オマケにヘネラル・ベルグラーノ撃沈で海上輸送も不可能になっていた)、さらに水すらも満足に与えられない(イギリス軍も水不足に悩まされた)戦場に、暖房はおろか毛布すらないタコツボに暮らす毎日。
そして、島民の羊を勝手に食べたとして与えら
れる懲罰。そして損な役回り(荷物運びをさせられたら地雷原の真ん中に……)をさせられた挙句の、どうみても同士討ち(そりゃ、両軍ともに使っているのはFN FAL L1A1だもの)にしか見えない夜戦に叩き込まれる。もう一人の戦友・ホアンはこの戦闘で戦死し、バルガスも脚を負傷。そしてポートスタンレーでの野戦病院で、バルガスはその脚を切断をされてしまう。その絶叫は今まで見た他の作品には無い、悲痛なものだったアルよ。

あ、毎度のミリヲタ的ツッコミでは、大口径機銃(作中ではPKM)による対人狙撃と、ミランATMによる機銃潰しがちゃんと描かれています。あとは、粗末な鉄パイプに見える無反動砲とか……その性質上、秘匿陣地では運用できないのよね^^;。

ポートスタンレーに逃げ込んだ兵士たちが、サッカーを勝手に始めるシーンは、戦争では負けたけど国技であるサッカーでは負けないとの、意思の表れだったのだろう。だが、そのサッカーができなくなったバルガスを思うエステバンの表情は複雑だ。

ラストはジャーナリストとしてマルビナスの地へ渡ったエステバンの、亡き2人の友をしのぶ旅。最後まで兵士として戦った誇りの証たるバルガスの認識票をホアンの墓標に掲げるエステバン、その3人の失った物の大きさは、この世にまともな戦争など無い現実を世界に知らしめるには十分すぎるものだろう。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

2008.04.21.評価追加
・作品性
☆☆
・ストーリー性

・メッセージ性
☆☆+
・製作陣

・俳優陣

以上で10点満点で8点です。

今の寒い時期に、部屋を寒くして震えながらみて欲しい映画です。
それでは~!

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2007年12月24日 (月)

お願いだから

犯罪者の自己正当化の幇助をメディアがしないでくれ。
やるんだったら、面会時に催涙ガス噴射ぐらいやってからにしてくれ。
ともかく無茶苦茶ムカつく日テレZERO。
BPOに通報するわ。

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2007年12月15日 (土)

『マリと子犬の物語』みてきた

……福山運送ナンバー2656め……。トンネル内追い越しは禁止だろが(#^^;)。
目の前の小型トラック、幅寄せ食らって事故寸前だったぞ。
セ○コーの60km/h定速走行が憎かったら、延岡を出て行きなさい(苦笑)。

先日の木曜日、例によってメンズデイを利用して『マリと子犬の物語』を見てきた。
美しい日本の原風景・山古志村を襲った中越地震に立ち向かった家族の物語である。
家族で揃って安心してみれる映画です。いや、一人で見に行くような映画ではないです(苦笑)。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

導入部の美しさから涙腺緩みっぱなしなのは、この情景の先に何が待っているのかを知っていたからだろう。その最初の『しりとり』シーンから村の名産を紹介する手法に、完璧にやられてしまいました^^;。
母を早くに亡くした、亮太と彩の兄妹と犬嫌い(笑)父と祖父、そして子どもたちに拾われてきた子犬・マリの愛くるしさ。犬好きには悶絶です(笑)。で、おっきくなったマリが子犬を生んで、グー・チョキ・パーと名づけられて数ヶ月後……って、3匹の子犬はが生まれたのは、実際には地震当日だったそうな(おいおい)。
その母親犬・マリの戦いと、山古志を離れる人々の心身の痛みと苦しみと悲しみの対比。
子役二人は、さすがオーディションを勝ち抜いたコトもあって、演技が素晴らしいよ。あと、マリも子犬も愛らしくって、またたくましくって……トレーナさん、エライわ(笑)。それから、船越さんのお父さんは、最初はくどく感じるのだけど、後半はその強さが上手く出ていた……のに、後半になると映画そのものの演出がくどく感じてしまった(苦笑)。久石さんの曲も何度もかけすぎだし、マリと子犬3匹が橋から落ちるシーンなんて、明らかに蛇足だ。そんなコトよりも、避難所に入れてもらえないペットたちに待つ運命や、自動車の中でエコノミークラス症候群によって息絶える人、避難所での殺伐とした対立などを描くべきでなかったのかな?
また、一家の家たる古民家のセットや避難場所の映像に、生活臭が無かったのが残念。まあ、実際にある貴重な古民家をぶっ壊すワケにはいかないので、仕方ないのかもしれないけど。そうそう、撮影期間が半年しかなかったから、村の四季の中でも、特に冬場の雪深さと、その中にある温かみの中でのマリの出産シーンを出して欲しかったと思う。
それから、地震の描写についてはイロイロと不満がある。映画では前揺れから本震まで結構時間があるように感じたけど、実際は直下型地震だったハズ。あと本震に耐え切った構造物が余震に負けるコトは無いハズなのだけど。……地震被害を細切れにするよりも、TV版『マクロス』27話での地球絨毯爆撃(おいおい)みたいな描写でよかったのではないかと思う。それと、奇跡の緊急停車する上越新幹線とき325号『ときタン』も出して欲しかった(笑)。ガラス割りも、高圧空気より万力みたいな圧力でするべきかと。あと、
CGにピントを合わせてはいけません!(苦笑)。
ミリヲタ的ツッコミでは、被災直後に現場入りする高嶋政伸演じる安田二曹ら偵察班の『トコトコ走り』にクスクス笑いがあったが、あれは
正しい陸自の走り方かと(苦笑)。ちゃんと上体揺らさず手は小脇に固めて歩幅を短く正しくして走っています。それから、CH-47でのラペリング収用シーンでは、「目を閉じて」と説明していますけど、実際ヘリコが巻き起こす暴風によって、細かいゴミが目に入るのを防ぐために、目を閉じるように指導されます。ちゃんと安田二曹はゴーグルしていますしね。また、避難所のテントの間隔が狭く、テント周囲に堀を掘っていません。このままでは、テント内は水びたしですよ(笑)。
ちなみにココまで突っ込むウチは、陸自帰りではありません(笑)。友人は何人か行ってますけどネ(苦笑)。 
その安田二曹の、子どもの目線に合わせるトコは、日本の未来を守る自衛隊員の模範であり、鏡でもあります(笑)。『ミッドナイトイーグル』では、冬戦教に良いトコ無かった分、第12旅団はコッチのほうが映画も人気があってよかったです(苦笑)。

それからラストの演出も、遠まわしな冗長さを感じてしまった。「マリ、頑張ったね!」とは言いたかったけど、そこまで持っていくのに待たされすぎます(苦笑)。
エンドロールも、被災前の山古志の写真をゆっくり見せて魅せて欲しかったですし。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

2008.04.21.評価追加
・作品性

・ストーリー性
_
・メッセージ性

・製作陣

・俳優陣
☆☆
以上で10点満点で5点。製作陣への☆は山古志の美しい映像への『愛』です(笑)。

アヒル村長も感動(笑)。

まあ、良くも悪くも、狙って作った映画です。目標は『南極物語』……に対しては、作り込みの足りなさが残念な作品でした。
それでは~!

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2007年12月 7日 (金)

『マイティ・ハート』見てきた

毎月1日が映画の日で1人1000円だったの、忘れていたアルよ(笑)。1000円札2枚出して「カップル席ですか?」って言われた瞬間に、ブチ切れそうになったわい(苦笑)。

つうコトで、先日の土曜日に大分までグラボを買いに行ったついでに、『マイティ・ハート』見てきた。
世界を震撼させた9.11テロからアフガン派兵、そして対テロ戦争へと世界が転がり落ちる中で、アメリカ人に更なるイスラム憎悪を植え付けた、ダニエル・パール記者殺害事件を妻・マリアンヌの視点から描く。
もしこれがあの監督とかこの監督だったら、イスラム世界に更なる偏見を植えつける危険性があっただろう。そんなデリケートな背景を『グアンタナモ、僕達が見た真実』のウィンターボトム監督がきちんとまとめきっているので、安心(?)して見て欲しい。そう、偏見と不寛容に対する闘いこそが、この作品のテーマなのだから。
アンジェリーナ・ジョリー(原作者とは事件前からお友達って……^^;)のごく普通の幸せいっぱい主婦生活から、事件への不安と怒りと憔悴と焦りの中、真実へと迫っていく姿。そして悲しみを越えた先にある『悟り』こそ、この作品の真価だと言えよう。
あと、マリアンヌを傍で支える支局スタッフ、特にウルドゥ系インド人のアスラ役のアーチー・バンシャビの好演が光る。あと、パキスタン情報部ISIの大尉(役名でキャプテンと表されているのは……対テロ戦争の最前線に立たされる個人を特定できなくするのは仕方ないか(苦笑))のエゲつなさと、現地の活気と混沌に満ちた日常生活とクルマの洪水、それに対するガードマンや兵士に守られた支局の生活の対極がすごかった。
それにしても、クルマのグレードが最上級がハイラックスで、その次にカローラ・シビックで、その次にヒュンダイで以下、社名も車名も不明な動くガラクタなクルマの大洪水に、電飾ケバケバしい乗合バス。……すんごい情景だったあるよ^^;。
あと、撮影そのものに関しては、コマ割りが細かすぎたのがちと残念。その一方で捜査の行き詰まり感が上手く出ていたのが良かったかな?

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

先にあげたこの『視点の対極』こそ、もっと掘り下げてみて欲しいテーマだったかもしれない。支局のメイドさんの子の日常生活を挿入的に描くだけでなく、もっと現地の子どもの視点もあれば良かったなぁ~と思った。そう、中産階級の比較的恵まれた子よりも、より下層の子たちの恵まれない生活こそ、テロの温床だと言えるのだから。
一方で、『偏見と不寛容への闘い』は、丹念に描かれている。情報部のキャプテンに内緒でダニエルがユダヤ系だから慎重を期すようにって言ったら、次の日には「モサドのスパイ」と書かれ、アスラはインド国籍だって理由だけで「インド情報部の回し者」とされる始末……。もちろん、「テロ当日に国際貿易センタービルにユダヤ人がいなかった」とのデマも出てくる。だが悲しいコトにこのデマは、いまだにイスラム世界では広く流布しているデマなのだ。そして国外で活動するジャーナリストは全てスパイだと思われている現実は、先日のビルマでのジャーナリスト殺害事件で証明済みだ。
ではその対極は……それはダニエルとマリアンヌの二人の新婚生活そのものだろう。(隠れ)ユダヤ教徒と仏教徒(とりあえず自主規制)の、ラストに描かれる互いの信仰を尊重しあった結婚式のシーンこそ、本来あるべき二人の世界だと思う。
だからこそ、なんみょ~がどうのこうのとか言うような人々に……こそ見てもらわないといけない作品だね(苦笑)。ましてや、その手の関係者の稼ぎ出すコンテンツ・ビジネスに支えられ某新聞にも広告を出していたりする出版社にて、1行ウン万円のコメントでボロ儲けしている癖に、まだ「我が国に報道の自由が無い」と嘆く某ジャーナリストこそ、この作品を見てからコメント出したのか小一時間ほど問い詰めてみたいアルよ(苦笑)。そう、ダニエルのように人質となって明日にも殺される運命にあろうとも、戦い続ける勇気の心を持っているのかと。

それにしても、このパキスタン情報部の捜査のやり方のエゲつなさは、人質の安全よりも国の面子を掛けての行動だろうね(『グッド・シェパード』見た後だけにそう感じてしまう)。特に、ダニエルを誘い出した実行犯を探し出すトコの、脅迫→拘束→有無を言わさない拘束→銃撃戦の末の拘束→ソフト拷問→ハード拷問と続く描写は、見事な段階を踏んでいたアルよ(苦笑)。でもでも、そんなコトで得られた自白に真実があるだろうか? そして、エンディング・テロップにて首謀者が絞首刑にされようとしているコトに、疑問を抱かせられる終わり方だった。あ、実際にクビを撥ねた連中はグランタナモ送りだけどね^^;。
また、事件の全体像を描かれていく作中のホワイトボードだけど、観客にははっきりと全容は見せられない。つまり、事件の真相はやはり断片的で曖昧なのだ。
そしてアメリカ・ジャーナリスト界の現実……ジャーナリストと政府は、互いに頼り合わなければイスラム圏で活動できない現実……それが、この事件を引き起こした原因だろう。
だが、その関係もテロの前には無力なのだ。9.11テロを防げなかったように。
だが、真実を伝えるコトは、無力ではない。その戦いにマリアンヌは挑んだからこそ、この映画は作られたのだと思う。

そんなマリアンヌの何度も泣き叫びたい戦いの果て、ダニエル殺害の例のビデオが送り届けられる時の絶叫は……一緒に泣き叫びたかったアルよ。
そして、ラスト近くでのインタビューにて、キャスターの「映像を見ましたか?」との問いに、「あなたは人間ですか?」との答え……は、イラクでの邦人殺害事件の映像を職場で見たり、ましてやコンサートで流したりするような輩にこそ突きつけられる言葉ではなかろうか?
もし、この言葉がテロリストに対して用いられていたら、ウチはこの作品を軽蔑していただろう。だが、その投げかけられた対象は、人の不幸を自己主張の糧とする全ての存在に対して用いられたのだ。そのコトを、性的サディズム民族と言われる日本人が理解するのは、何時の日だろうか

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

2008.04.21.評価追加
・作品性

・ストーリー性
☆☆
・メッセージ性
☆☆
・製作陣

・俳優陣
☆☆
以上で10点満点で8点です。

UIP最後の置き土産にしては、少し後味が悪かったかな?(あ、『スターダスト』見そびれたし^^;) 
口直しに来週は、『マリと子犬の物語』を見に行こうっと(笑)。
それでは~!

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2007年11月13日 (火)

『グッド・シェパード』見てきた

やっぱ、マットとアンジー2人の修羅場は見物だねぇ~(おいおい)。
そんな映画『グッド・シェパード』見てきた。今回は、ようやくシネマセントラル延岡さんトコである。駐車場および駐輪場の条件が厳しいので、歩いて見に行ってきたので、良い運動になったアルよ(笑)。
第二次大戦直前の対スパイ活動から始まり、OSSからCIA設立を経てキューバ革命、そしてピッグス湾事件に至る経緯を背景にした、あるスパイ・マスターの物語である。
……ってトコから、ウチはシェルドン大佐夫妻(そう、その奥さんが『たったひとつの冴えたやりかた』のジェイムズ・ティプトリーJrことアリス・シェルドンね!)登場に期待したのだが、彼女たちが戦略情報部での写真偵察のエキスパートだったのに対し、主人公のエドワード・ウィルソンが勤めるのは敵対諜報部なので、残念ながら両者に接点はありませんでした(苦笑)。
その一方で、ストーリー上での『さらばベルリン』との重複(ラッセル上院議員=ブレイマー下院議員?)があったりして、なかなかおもしろかった。第二次大戦時のスパイ活動に詳しくない人は、『さらばベルリン』を見てからでも、悪くないと思う。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

スパイとなり友人・知人や家族への愛を、国家への忠誠へと置き換えてしまった主人公の、親離れ・子離れを描いた、「スパイに必要なものとは」を感じさせる作品。
尺が長いのは、主人公の半生と歴史的事実を重ね合わせた上で、「ピッグス湾事件における情報漏洩」の犯人探しをさせるためだろうと思うけど……盗聴されエドワードの手元に届けられる(誰が届けたかは、もちろん内緒)初っ端のベッド・シーンの囁き声って、どう聞いてもアンジー演じる主人公の妻・クローバーなんだよなぁ~(苦笑)。ホントは違うのだけど。
そして、ピッグス湾事件での犯人捜しの一方で、大学内秘密結社・スカル&ボーンに加盟してから、ある意味で人生を狂わせてしまうエドワードの半生が描かれる。
親独派の教授とその周辺のドイツ諜報網の摘発への協力(は、正にインターン活動だわさ)から、OSSに採用されイギリスに派遣された先での驚きの出会いと別れ、そしてナチス科学者の取引と買収と色仕掛けと力技、中南米での悪行を経てキューバ革命へ続くスパイ大(?)作戦の中で、冷え切っていく夫・エドワードと妻・クローバーと息子・エドワードJrとの関係。そして、事件を迎えた後のソ連側との取引……。
まあ、機密漏洩の犯人はすぐ感づくと思います。
だけど、最後の最後でのダレスCIA長官失脚にはイッパツやられてしまいました(笑)。

衝撃的なのは、ロンドンでのフレデリックス教授の殺害シーンや、ベルリンで色仕掛けでエドワードに接近したドイツ人秘書の射殺シーンと、『本物の』ミロノフ拷問シーンかな? (この淡々たる殺しぶりは、まさにコッポラ&デニーロの『ゴッド・ファーザー』そのものだw)だけど、そんなに酷い殺人や拷問が見るに耐えられないほどある訳ではないので、スパイ活動そのものを楽しみにしてみるような作品ではない。むしろ、得られた情報や偽情報や特に「弱み」をいかに利用するかが、冷戦構造下での東西スパイ活動に重要だったのかがわかるだろう。
また、作中に出てくる特定人物の『記号化』には集中してみて欲しい。実際のスパイもこのように記号化されているのが常だったからね。
ただ、実際の情報戦は、こんなに血なま臭くはないかと思うが、より巧妙でかつ
エゲつないものなんだろうね(苦笑)。

ちなみに、タイトルの『グッド・シェパード』とは、亡き父の遺書どおりに良き夫にも良き父親にもなれず、ただケネディの良き番犬(が、シェパード犬なのね^^;)にしかなれなかったエドワードを形容したタイトルなのかもしれない。あ、ホントはCIAの信条を掲げた碑文にある「良き羊飼い」って意味なのね^^;。 

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

2008.04.21.評価追加
・作品性

・ストーリー性
☆☆
・メッセージ性

・製作陣

・俳優陣
☆☆

以上で
10点満点で7点です。

まあ、キューバからの亡命者に、それでもカストロ政権を倒しますか? と問いかけるのが、この作品の本質なのかもしれない。

それでは~!

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2007年10月10日 (水)

『ヱヴァ』見てきた

宮崎&大分では今週末からの公開である『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序』……おい、Javaが有効にならんぞ(苦笑)……だが、ちょい時間があったので、10/10に熊本まで見に行って来たアル。
見終わっての正直な感想だけど……TV版を見ていなくって、「『HERO』よりおもしろい」(苦笑)との評判を聞きつけて、一緒にくっついてきた(苦笑)妹君いわく「ちとわからんトコがあったけど、おもしろかった。早く続きが見たい……けど、ネタばれ禁止だからね」とのコトである(笑)。
ちなみにか~と自身は、シナリオの再構築と細かい心理描写と秘密の散らばめ方が、TVやビデオ再編集版よりウマく感じるコトができた。それと、視覚デザインが改善されていて『プラグ深度』がわかりやすくなっていた^^;。でもでもそれだったら、兵力配置のユニット図もわかりやすくして欲しかったな。
あと、細かいツッコミとしては、衝撃波表現が中途半端だったのが残念。『オネアミスの翼』以降、爆発シーンのショック・シェルはちゃんと描いているのに、背景の第二芦ノ湖の水面や木々にそれが広がっていく描写がされていなかったのが不満だった。
あ、それから、細かいメカ描写ではP-3C(!)やMk18.5インチ砲(!!)やDD51三重連(!!!)やエクラノプラン(!!!!)が大活躍です。ただ、野戦築城はコンクリパネルよりも、土嚢と鉄板パネルかと思うのですけどね(苦笑)。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

……血の海が凄かったアルよ……。
あ、でもコレでコアの意味がより掴みやすくなったと思う。

なんと言っても素晴らしいのは、使徒のデザイン。TV版をベースにしながらも、あさりよしとうさん(あ、モトからちゃんと参加されているのね^^;)の「ここはもっとこう!」を存分に楽しめました。う~ん、再編集版第弐拾参話『涙』でのアルミサエルのあのシーンを見て、ココはやっぱしあさりさんだと思っていただけに、その期待に見事に答えてもらえました(笑)。
特に、ラミエルの七変化は必見です(でも、ココまでするんだったら、レイトレーシングも完全にして欲しかったな)。その変化の美しさと、「ヤシマ作戦」の緊迫感が見事にリンクして、ラストにウマく纏めていっています。また、前作ではちょっと不満に感じた「人類の希望の象徴」として、劇中に登場する現場スタッフやケンスケ&トウジのエヴァへの思いが少しは形になっていたのがよかったと思います。
あと、ちょっと気になったのがキャスト面。林原さんと三石さんは、TVの頃よりも自分の素に近い演技に感じた。つまりTV版よりも柔らかく感じたのだ。それと立木さんもかな?
あとあと、ツッコミどことしては、ヱビス・ビールとUCC缶コーヒーは健在(笑)。ただ、ミサトさんちでは、ビールの空き缶とともに日本酒の一升瓶が目立ったかな? ……ビール飲んだ次に日本酒だと悪酔いするから、ココは焼酎の瓶にしてほしかったな(笑)。
それから、第三新東京市が建設途上な表現が様々なトコに散りばめられていて、現場の苦労がイロイロとうかがい知れた(笑)。だけど、イロイロと効果的な表現に用いられてきた「電線」は、邪魔でしかないかと思うのですけど(笑)。それと、兵装ビルは巨大船舶建造と同じくブロック工法を採用するべきだと思うのですが。
それと……ゼーレのロゴは、やっぱしTV版が良いです(火暴)。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

2008.04.21.評価追加
・作品性
☆☆
・ストーリー性

・メッセージ性
☆☆
・製作陣
☆☆+
・俳優陣
☆☆
以上でオマケの10点満点です。

次の『破』は、早くも登場のカヲル君と(え? アスカは出ないの??)トウジ殺害(おいおいおいおい)を期待して待っています。
それでは~!

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2007年9月30日 (日)

『さらばベルリン』見てきた

妹君が勤めている小学校に母ちゃんが運動会を見に行っているので、その間に感想をまとめておかなくっちゃ。
ジョージ・クルーニー主演(ケガは大丈夫か?)の『さらばベルリン』である。英語の原題は『a good German』つまり、『よきドイツ市民』なのだけど、上手い邦題を付けたかな?
また、全編白黒撮影なのは、当時のフィルムを効果的に使っているためなのだけど、字幕も負けずにわざわざノイズを乗せる気合いの入れようである(笑)。

終戦直後のベルリン。後に戦後体制を決定づけるポツダム会談を背景にした、ミステリー作品である。
それでは、例によってネタバレ警告です。

ネタバレ
ネタバレ
ネタバレ

かつてベルリンに記者として赴任していた経歴を持つ主人公が、再び出会ってしまったかつての不倫相手。その彼女の秘密とは……なんだけど、史実のベルリン大強姦(おいおいおいおい)やV2開発スタッフ移送作戦やナチス狩りなどを絶妙に絡ませている見事な作品だった。
ただ、残念だったのがドイツ・ベルリン警視庁のグンター警部の立ち位置が読みとりきれなかったコトかな。それ以外の米軍ムラー大佐とソ連軍シコルスキー将軍、それとアメリカの上院議長の陰謀は解けたかと思う。それと、逃亡を計るナチ幹部の夫もね。
ラスト間際の、連合軍のパレードを拍手で送るベルリン市民の姿は、戦中のナチスへのそれと変わらない……だからこそ、よきドイツ市民達なのだろう。

クルーニーには、かつてシーア派イスラム教徒を救う『スリー・キングス』があったけど、この作品では、映画を作った後のイラクの現状に対する怒りもあるのかもしれない。そう、どんなに有能でも戦犯はやはり追求の対象にしなければならないのだ。
だが、その罪を犯したのが、自分が愛する人だったのなら……どういう答えができるのだろうか?

ネタバレ
ネタバレ
ネタバレ

その答えを見つけられる人は、やはりいないのだろうなぁ……。

2008.04.21.評価追加
・作品性
☆☆
・ストーリー性

・メッセージ性
☆☆
・製作陣

・俳優陣
☆☆
以上で10点満点で8点です。古き時代の良き映画好きな人にオススメです。

それでは〜!

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2007年9月16日 (日)

『ミス・ポター』見てきた

まだまだケータイから更新である(シ立)。
う〜ん、これではネタバレ警告もしにくいではないか(号泣)。

『ミス・ポター』見てきたのだが……正直に言うと「プロデューサー以下、『耳をすませば』を10回見るべし」と、言いたかった(笑)。
ともかく、史実を優先するあまり、先が読めてしまう展開を飾るハズのアニメーションに、違和感を感じまくってしまったのが残念だたアル。
このアニメーションだけど、監督さんは3Dでやろうとしたけど、ダメだったので手書き風アニメーションにしたらしいけど……だったらジブリに仕事させられなかったのは、角川映画の意地だったのね(苦笑)。
あ、タイトルだけど、『ミス・ポター』なんて味気ないタイトルは、ユアン・マクレガー演じるウォーナー家の末弟・ノーマンが、淑女たるベアトリクスをやたらとこう呼ぶからだろうね。ただ、これではどうも味気ない(笑)。ウチだったら『絵の具とインクと絵本と…』とするトコかな?(笑)。そしてコピーは『あなたは何をのこせますか?』と、しておいて欲しかったな。

世界でイチバン読まれている絵本『ピーター・ラビット』の作者ベアトリクス・ポターと、版元であるウォーナー兄妹を主人公とする、ピーター誕生秘話のお話である。
……って、見ている人間は女性ばかり(笑)。すんごく恥ずかしかったです(苦笑)。

そう言えば、例の『ミッキーマウス保護法』って、ピーター・ラビットには不適応なのかしら?(笑)。
あと、ちゃ〜んと初版本の『パイにされたお父さん』のお話も、収録済みですよ(笑)。

それでは、以下はネタバレ発言です。短めにネタバレ警告いってみましょう(笑)。

ネタバレ
ネタバレ
ネタバレ

ウォーナー兄弟の出版社にベアトリクスが原稿を持ち込むトコからお話は始まります。長兄&次兄は失敗しても構わないつもりで末弟・ノーマンに仕事を任せるのですが、様々な工夫(ただ、もう少し説明に手間をかけてほしかったな。印刷だけでなく、どうして31ページになる製本や当時の本の売買についての細かい説明とか)によって、見事に大当たりさせます。
ベアトリクスにとって思い出深い湖沼地帯での出来事が、ピーター・ラビットのお話に繋がっていくトコが、その美しい景色とともに描かれていきます。それとビクトリア朝の、女性たちの息苦しさも。そんな中にあっても、ベアトリクスとノーマンとその姉でベアトリクス同様に『行き損ねた』(苦笑)アメリアは、時代の先を行こうとイロイロと苦労します。
そして、ノーマンのプロポーズに答えるベアトリクス。だけど、ベアトリクスの両親の反対により、婚約はバカンス明けまで待たされるコトに。
そして……なんですけど、ノーマンを失ったベアトリクスが、次から次に悲しみのイメージを描いていくのが痛々しかった。
そして、幼なじみの弁護士・ヒーリスの協力のもと、湖沼地帯を開発から守るナショナルトラストを始めるのだけど、ヒーリスには騎士役に徹して欲しかったのは日本人的感性からかな(笑)。だって、ラストの2人が、アヒルのジマンジとキツネの寄り添う絵に重なって見えるんだもの(笑)。

あ、ノーマンとアメリアを招待しての晩餐会のシーン、ノーマンが必死になってベアトリクスと二人きりになろうと努力するトコが良いのです。だけど、帰るトコが普通の馬車だったのがちと残念。その前のシーンで、凄い馬車を出していたのに(笑)。

ネタバレ
ネタバレ
ネタバレ

2008.04.21.評価追加
・作品性

・ストーリー性
_
・メッセージ性

・製作陣

・俳優陣

以上で10点満点で4点。

尺を短くしすぎた感が非常に残念だったけど、湖沼地帯の景観の美しさは素晴らしいです。まあ、ピーター好きな皆さんは、見に行って損は無いかと思います。
それでは〜!

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2007年8月10日 (金)

とらんすふぉ~む!

……時間が無い不幸、「バリバリバリュー」を犠牲にしてしまった(シ立)。

そんな水曜日、『トランスフォーマー』見てきたアル。
迫力満点の映像&音響に、突っ込みドコ満載の設定、そして何よりも纏まりの無い(!)人間ドラマは必見である(火暴)。
それにしても、今回は字幕版を見たのだが、やっぱし吹替え版も気になるトコだ。う~ん、もう1回見に行くべきかな? コンボイ司令官も玄田哲章さんだし(笑)。
で、気になったのが年齢レーティング。無残に殺されていく兵士やSPが出ている一方で、あれだけの人数でのパニックに、一般市民の犠牲者の描写がなされていないのがねぇ……。どうせだったら、PG12クラスで死人が1人も出ないようにするとか、逆にR18クラスで、大量の死体の山を築くコトぐらいして欲しかった(苦笑)。
ただ、それだと監督の狙いである「高校生時代の通過儀礼」を表現し切れなかったのだろうね^^;。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。
なお、ケータイでご覧の方については、PCサイトビューアではそのまんま表示されてしまいますので、どうかカーソル・キー↓で下記の内容をご覧にならないよう、ご注意をお願いします。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

見ながら、心の中で叫んでいた。
コレはコンボイ司令官ではない。オプティマス・プライムと言う別人なんだと(笑)。
そう、コンボイ司令官にあった「万人への博愛精神」が、映画ではサムにしか向けられていないように感じられたのが残念だった。激戦の最中に、身体を張って地球人を守るアクションはあるのはあるのだけど、更に加えて、ハタ迷惑な地球への到着シーンでの少女への挨拶や、キューブを輸送しようとして撃墜されるヘリコのパイロットの救出ぐらいはして欲しかったと思う。
あと、バンブルビーは原作どおりのフォルクスワーゲン・ビートルではなくカマロになっちゃうのは、いわゆる「大人の事情」なのね(笑)。つうか、GM以外の他社はナニをしていたんだ。特に、デュアリス・ロボは(火暴)。だけど、彼のお茶目さは、この作品でのイチバン光ったトコかな?
迫力満点の映像美は素晴らしかったけど、それ以上にがんばったのはサムとミカエラのアクションだったアル。特に、バリケードに追い詰められるシーンは素晴らしく、ウチの鞭打ちに苦しむクビが、更に症状を悪化させるぐらいの迫力だった(苦笑)。
それから、フーバー・ダムを舞台として効果的に使っていたけど、「政府は事情を知っていた」と言うのは、もうちょっとひねりが欲しかったと思う。
それにしても、サムがハンブルビーと「接触」していた証拠として、放射能を出していたけど……あれだけの接触で、「14ラド」(!)だと、有意な放射線障害を発生させるぞ(苦笑)(ちなみに、民間人の緊急被爆許容量は0.5ラドだったかと……)。
ミリオタ向け突っ込みドコとしては、海外に展開するV22オスプレイとA10AサンダーボルトⅡとF22ラプターとAC130スペクターの同衾(!)に絶句。どう~いう~時代背景なのよぉ~?(火暴)。あと、レノクッス大尉の報告に「APDSが有効」ってあるのに、実際に使われているのはテルミット焼夷弾のグレネードだったり、散々な中身である(苦笑)。
そうそう、このレノックス大尉たちとサムたちのもっと劇的なモノ(たとえば、キューブ護衛任務についていたレノックス大尉がデストロン軍団に襲われているトコに、サムたちが駆けつける……とか)にすれば、もっとエンタテイメントとして完成できたのではないかと思う。そのコトがこの作品でもっとも残念なトコだったね。

あ、それから、ラストでのF22編隊とスタースクリームの航空戦は必見です。そう、まさに「ガンダム08小隊」でのノリス大佐のごとく、重力を無視した見事な格闘戦を見せてくれます(笑)。オマケにしっかり続編へつなげてくれていますしね(苦笑)。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

2008.04.21.評価追加
・作品性
☆☆
・ストーリー性
_
・メッセージ性

・製作陣
☆☆+
・俳優陣
☆☆
以上で10点満点で8点。

まあ、お気楽極楽な娯楽大作でしたわ。続編も楽しみですしね^^;。

それでは~!

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2007年8月 2日 (木)

実写化……

あの『ネギま!』が実写化である(苦笑)。狂気のキャスティング(24歳の中学生だとか、しずな先生だとかタカミチだとか……ミッキー・カーチスってなんなのよ^^;)に、正直大丈夫か心配だ……。
ただ、今までアニメ化よりも先に実写化で当てた作品が多い週刊マガジンなだけに、少しは期待しても良いかも知れない。
まあ、どうせ見れないけど(苦笑)。

それよりも、気になるのがロケ地が原作通りの首都大学東京・南大沢キャンパスではなく、あの大学だと言うことだ(笑)。ちなみに、同大学卒の友人に言わせると
1.ロケーションが最適(決定打は「」と「」と「」存在か? あと、ナポレオン広場をいぢって世界樹広場だとか、対ヘルマン戦のアリーナだとか、エヴァちゃん家に最適な東屋だとか、隣の宗教施設(苦笑)使わせてもらえば明日菜が玉砕したカフェテラスだとか……って教会と神社はどうするのよ(火暴))
2.大きな女子寮がある(おかげで今年春のハシカ大流行事件では先鞭をつけたそうな^^)
3.撮影時期が最適(クライマックスが麻帆良祭なら、通信教育生向けの学園祭がある。関東一円どころか全国から入場者が来るそうな(笑))
4.派手なセットを組める美術館が併設されている(図書館島はココで撮影か……って、ちょうど「改装中」やんけ^^;)
……と、撮影するのに好条件が重なっているそうな(笑)。

う~ん……それにしても、ネギ先生は誰がするんだよ~(笑)。
それでは~!

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2007年6月22日 (金)

延岡キタ~!

と、喜び勇んで見た『特急田中3号』であるが……

コレだけ?

旭化成セミコン(だっけか?)の工場と守衛の1シーンに、栗山千秋タンが出てきただけ……(苦笑)。コレだけかよ~!(泣笑)
てっきり、ラストは辺境駅の1つ、宗太郎駅で18切符旅行で劇的な再会とか(なにしろ、鈍行3本ですから)、高千穂鉄道再開を夢見ての延岡駅でのシーンだとか、期待していたのになぁ……。
結局、ホントにドコが鉄道マニアなドラマなのかと、北斗星内合コン見ながら思ってしまった(苦笑)。
……まあ、新幹線で仙台駅ってのもわからなくは無いけど、やっぱしトワイライトで洞爺湖駅に駆けつけていた、って劇的な展開が欲しかったなぁ……。

やっぱし、スケジュール的には難しかったのかな?
ともあれ、KAT-TUNで一人気を吐いている感のある、田中君の好演だけが印象的だったアルよ。

それでは~!

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2007年6月 3日 (日)

『ザ・シューター/極大射程』、見てきた

つうコトで、『ザ・シューター/極大射程』見てきたアル。
原作小説を読まずに(苦笑)見終わっての正直な感想だけど、映画としてはクライマックスに向けて、ちと消化不良な脚本が不満だったかな?
でもでも、現代の狙撃兵を見事にエンタテイメントにしてしまった、見事な快作だったアルね。作中にはヘンな軍事用語のオンパレードは出てこないし、陰謀の謎解きもあまり難しくないので、ビール片手に楽しめる娯楽作品であるコトは間違いないだろう。

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ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

冒頭での狙撃シーンからして問題なのが、原文の英語ではヤードやマイルで表現されていた目標への距離が、字幕ではメートルで表記されていた点。どうせだったら、「目標まで何ヤード(何メートル)」みたいな表記が必要だったと思う。
あと、クライマックスへの持って行き方が不満だったのは、法的手続きをきちんと処理しているコトを、わざわざ表現しなければいけなかったコトだろうか? ウチだったら、やっぱしヘタな取引などせずに、囚われの身となっているサラを神業的狙撃で救うスワガーを描きたかったな(笑)(あ、雪中での取引シーンの狙撃が、まさにそうなんだけどネ^^;)。
それから、クルマの車体番号を撮影しているトコや、大統領狙撃シーンでの旗や吹流しの危険性、大ラスの撃鉄抜きなどが、「知っている人間」には、バレバレなのがねぇ~(苦笑)。
それと作中ではあまり語られなかったけど、野戦狙撃と精密狙撃、それから対狙撃戦の違いをもう少しはっきりさせておいて良かったかと思う。その点がこのジャンルでの傑作『山猫は眠らない』『スターリングラード』(米英愛合作の方ネ)に、ちと及ばなかった感じがしたかな? ただ、『山猫』であるような、素人ドジはドコにも無いので、安心してね(笑)。

あ、突っ込みドコが多くなってしまったけど、この作品の良い点は、陰謀の真実に近づこうと頑張った、FBIのミリオタ新人(笑)メンフィスくんの好演があったからだろう。完成品(笑)のスワガーに対し、彼が成長していくトコをもっと描いて欲しかったかと思う。
それと、スワガーとサラの作中に挿入されている人格に、9/11ショックを引きずるアメリカ人のトラウマを感じたなぁ~。……サラのベッドサイドに置かれた星条旗なんか、戦死者の家族に送られる棺桶を包んでいた星条旗だしなぁ……。

それだけに、陰謀に加担した連中のエゲつなさが、際立ってしまったアルよ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

2008.04.21.評価追加
・作品性
☆☆
・ストーリー性

・メッセージ性

・製作陣

・俳優陣
☆☆
以上で10点満点で7点です。

まあ、とにもかくにも、娯楽大作としてはちと不満、だけどミリオタには十分に納得な作品でした(笑)。
それでは~!

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2007年4月10日 (火)

ついでに『ブラッド・ダイヤモンド』も観てきた

当初の予定では、『蟲師』を観ようかと思ったのだが、待ち時間が1時間もあったので、予定を変更してアフリカ三部作の1つ(苦笑)『ブラッド・ダイヤモンド』を観たアル。

表向きは、紛争当事者が武器購入の資金源とするために、過酷な搾取的労働と密輸と不法取引によってもたらされる『血塗られたダイヤ』を告発するとのウリだったが、実際の中身は拉致されて少年兵にされてしまった息子とそれを必死になって取り戻そうとする父親・ソロモンの物語である。
ちなみに、主人公はレオ様演じるローデシア(ジンバブエ)生まれの傭兵崩れの密輸業者・アーチャーらしいが、主演と助演を入れ違えた方が、オスカーにはより近づけたのではないかと思う(苦笑)。まあ、それにしてもレオ様もすっかり悪役が似合うようになったネ^^;。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。
なお、ケータイでご覧の方については、PCサイトビューアではそのまんま表示されてしまいますので、どうかカーソル・キー↓で下記の内容をご覧にならないよう、ご注意をお願いします。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

この赤土は我々の血で染められている。
TIA……これがアフリカ(This Is Africa)なのである。
その象徴が、この物語の争いの象徴のピンク・ダイヤモンドなのね。

息子を武装勢力に拉致され、自らはダイヤモンドの不法採掘場で機械以下の扱いをされたソロモン。彼が見つけ必死の思いで隠したダイヤモンドを、掠め取ろうとするアーチャー。そして、コソボ・アフガンと危険地帯を平然と渡り歩いてきた気鋭の(ネジが外れた、とも言う)ジャーナリスト・ボウエンの呉越同舟。
フリータウンでの市街戦を必死で逃げ出し、他のジャーナリストが襲撃される中を必死で逃げ出し、ジャングルの中を必死で逃げ回って、隠し場所へとたどり着いたかと思ったら、骨の髄まで少年兵にされてしまった息子・ディアを見つけてしまう。そのディアの少年兵へとされていくプロセスは、ホント悲惨の一言につきる。まあ、実際は酒・タバコ・ドラッグのほか、レジャーとしての殺人ゲームや売買春行為までさせられているのだろうけどね。
あと、アーチャーの育ての親であり、かつての上官でもあるコツィー大佐へ援助を求めるトコがあるのだけど、彼が出てくるトコで、どんなラストが待っているか、だいたい予想ついた^^;。
ただ、ラストはソコで終わりではない。ソロモンには不法ダイヤモンドを告発する最後の大仕事が待っているのだ。その芝居には、アーチャーの薫陶が生きているのかと思う。

まあ、細かいトコを言うのなら、アメリカ人ってこんな映画で近代史を勉強しているのかしら?(苦笑)。アーチャーもジンバブエでの民族浄化の不幸な犠牲者だしね。その点で言うと、コツィー大佐も自らの生活を守るのに必死だったと言えよう。まさにそのコトこそがTIAなのだろうか?
ただ、不法なダイヤモンドを買わなければ、問題が解決するわけではない。鉱物資源の取り扱いから武器管理にいたるまで、イロイロと規制が必要だろうし、何より人権を守れる環境が必要だと言うコトを痛感できれば良いのだけど……実際は、そんな個々人の努力などをあざ笑うかのように人命がアフリカの大地へと染み込んでっているのだ。まあ、この映画のスタンスでは、ヨーロッパ諸国にこそ植民地支配の贖罪が必要だと言わんばかりだが……だが、アメリカ自身はどうなのよ?(苦笑)。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

まあ、娯楽大作として見るには、ちと展開が読めてしまうのが非常に残念。かといって、ドキュメンタリーにするのにも厳しい題材なだけに、もっとアーチャーを『憎めない悪役』にしておいた方が良かったのではないかと思う。
でないと、せっかくのラストの絶景もお約束に感じてしまう^^;。

あと細かいツッコミどことしては、ロシア製PK機関銃やRPGロケット・ランチャーの大暴れ(ただ、発射速度の遅さは相変わらずでした……実際は初速が毎秒100メートルに最大速度が毎秒300メートルですから、ほとんどレーザー・ビームな感じになっちゃうかも^^;)していました。ただ、実際に当たると、機関銃とはいえ、手足はもげてクルマはボロボロになっちゃいますけど。
それから、ジャーナリストの乗り込むマイクロ・バスの『自動扉』の漢字には大笑いしてしまいました(笑)。ただ、日本から輸出された中古車が、あんなふうにも流用されているのもまた事実なのですよねぇ~(苦笑)。

2008.04.21.評価追加
・作品性

・ストーリー性

・メッセージ性
☆☆
・製作陣

・俳優陣
☆☆
以上で10点満点で7点です。

それでは~。

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2007年4月 8日 (日)

『秒速5センチメートル』観てきた

今日は、県議会選挙である。……であるが、早々に不在者投票を済ませて、宮崎へ『秒速5センチメートル』観てきたアル。いえね、先日のMRTラジオで新海誠監督が2日目挨拶で宮崎へ来られるとのコトを聴いていたので、万難を排して(苦笑)見に行ったのだ(笑)。
え~と、見終わっての感想だけど、こう~いう~恋の3つ(初恋・片思い・すれ違い)の終わり方に、少し切なさを感じたアル。ただ、まあ新海監督は、前作の『空の向こう、約束の場所』でちゃ~んと三角関係を清算できていたからこそ、今回のような展開をするコトを許されるのだろうと思う。同じようなハッピーエンドよりも、このような終わり方がよるリアルに感じる分、やっぱりその分だけ作品の重みも増すと言うものである。
ちなみに、『三部作』と言う触れ込みだけど、実際には『三連作』アルね^^;。そう~身構えてから見ると、もっと楽しめると思う。

ちなみに、『デーリィ牛乳』はコチラ南九州の地域限定ブランド。見る際には是非とも『コーヒー牛乳』か乳酸飲料『ヨーグルッペ』装備である(火暴)。なんで宮崎キネマ館の人が、そんな売り込みするのかすんごく不思議だったけど、第2話見終わってなら、納得したアルね(笑)。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。
なお、ケータイでご覧の方については、PCサイトビューアではそのまんま表示されてしまいますので、どうかカーソル・キー↓で下記の内容をご覧にならないよう、ご注意をお願いします。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

え~と『秒速5センチメートル』ってのは、桜の花びらの落ちる速度なそうな。そんな、トリビアから始まる初恋のお話が第1話桜花賞……ちゃう『桜花抄』。そんなトリビア少女・明里が栃木の山奥に転校してしまうトコに、主人公・貴樹が鹿児島まで飛ばされてしまうので、もう会えなくなる前に鈍行列車に乗って会いに行こうって、プロットなのだけど……まあ、飛ばされる先が種子島だから……え~と、まず高速船トッピーに乗って鹿児島に出て、18切符オンリーだと人吉周りでないとML九州に接続できないけど、九州新幹線使えば何とかなるだろうけど、ML九州から先は10時間で東京で……って計算をついしてしまいたくなる、鉄道ロード・ムービーである。
う~ん、ウチは流石に「雪で遅れる」って経験は無いけど、台風でML九州が動かなくなるってのは体験したコト何度もあるので、その逼迫感・焦燥感がヒシヒシと伝わってきた。あと、車内保温のための、扉の開閉ボタンって、知らない人には新鮮かも^^;。それから、新宿駅とか武蔵浦和駅とか大宮駅とかの、ある程度地方の人でも見慣れてた風景が、徐々にそしてドンドンと田舎になっていく景色に、二人の関係の冷めていく過程がリンクしているかと思います。だけど、ラストの微笑ましさが良かったのだ。そう、大雪の吹雪が二人の心には桜吹雪に写っていたのは、間違いないのだから。

第2話『コスモナウト』……と、言うからに『ほしのこえ』と微妙にリンクしたお話で、この全3話の中で、イチバンぐぐっときたかな? 種子島に移ってきた貴樹クンに思いを伝えられなかった地元のサーフィン少女・花苗の、あと一歩踏み切れなかった一方で、貴樹クンも、もう一歩踏み込めなかったお話。非現実的な天文図を眺めて佇む貴樹クンと明里ちゃんなんだけど、そんな二人に台詞は無く、そもそもココがドコなのかという点で観客を大混乱に陥らせてしまうかも?(笑)。か~とはただ、この銀河の渦巻きを、きっと惑星ターミナス(すいません、アシモフの『ファウンデーション』ネタです)の星空だと思い込んでしまいました。
う~ん、種子島宇宙基地が『Moonlight Miles』よりも効果的な舞台装置になってました。やっぱし『世界でイチバンのどかな宇宙基地』(過去形)には、こう~いう~物語が似合うんですよね。あ、そんな花苗には『三日月の寝台』
(♪双子のように夢見る~ だけどこの世でイチバンあなたは遠ぉ~い……もちJASRAC未承諾)を進呈したいアル。そう次の第3話に向けてね(笑)。

第3話『秒速5センチメートル』はまさに、山崎まさよしの『One more time,One more chance』のプロモーション・ムービー(笑)。だけど、舞台挨拶での新海監督に言わせるのなら、「この曲を聴いた人間は、きっと同じ感情を抱いたハズだ。その思いを映像化した」とのコトでした。その言葉を聴かなかったら、少し反感を抱いたかもしれません。それに、日常の生活に疲れ果ててしまう貴樹クンの視点だけではなく、結婚へと繋がる明里ちゃんの視点があったのなら……そうこの作品が4部作ぢゃない4連作だったのなら、もっと良かったのではないかと思いました。
だけど、そんな明里への『思い』が、桜を吹雪かす小田急線と一緒に、駆け抜けていく……。そんな
「あの頃に、ちゃんと思いを届けていればよかった」思わせてしまう、そんな感じを抱いてしまうのは、新海監督の同世代に共通した思いではないだろうか?

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

あ、個人的な突っ込みドコとしては、埼京線の赤羽~武蔵浦和間の『夜景の中の高架を駆け抜けて向かってくる10両編成205系』を描いて欲しかったなぁ~。アレって、思いっきり高い高架を通るので、見ているとホント不思議な感覚に捉われてしまうのは、一昔以上前に通勤に使っていた懐かしい思いでなのよねぇ~。
それから、ケータイはやたらとauのばかり出ていたので、次はN○Kと言わずにauのCMで、世間をアッっと言わせて欲しいかも(笑)。
その一方で、第2話の波や、遮断機(閉じた後でも振れているトコとか……)や桜の花びら(電車の駆け抜けた後に舞うトコとか……)への表現をもっとこだわって欲しかったです。特に、もっと光の眩しさを魅せて欲しかった^^;(劇場公開だと、限界がありますね)。
それから舞台挨拶の前に、西都原古墳群での『秒速5センチメートル』を見てこられたそうだから、次は是非とも宮崎を舞台しにして欲しいトコです(笑)。でもでも……当日の宮崎が曇天だったのがイチバン残念だったかも?(苦笑)。

2008.04.21.評価追加
・作品性

・ストーリー性

・メッセージ性
☆☆
・製作陣
☆☆
・俳優陣

以上で10点満点で7点。青春映画としては、少し物足りなさが残ってしまったかな?

それでは~

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2007年3月23日 (金)

『ラスト・キング・オブ・スコットランド』見てきた

この忙しい時期に、なんとか時間を作って『ラスト・キング・オブ・スコットランド』見に行ったら……クルマのカギを落としてしまったアル(泣)。

ん~と、見ての感想だけど、スコッチ・ウィスキーの呑み過ぎで、悪酔いしたような後味の悪さが残った。まあ、アミンを演じたフォレスト・ウィティカーはアカデミー賞取ったけど、その存在感……と、言うかまさに「仲間を犯罪に巻き込んでいくプロセス」への演技は、十二分に発揮されたと思う。あと、アミン第3夫人・ケイがよかったかな? 

まあ、内容的にはR-15よりも、やはり18禁だと思う。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

医大を卒業し地球儀の示すままにアフリカ・ウガンダへときた主人公ニコラス(あ、実在の人物ではないのね^^;)が、まさに「自分が何でもできる」という錯覚に陥ったまま、前任者オボテを追い出したばかりのアミンの侍医(本人の希望)として側近(周りからみて)となっていく過程、そしてその後の破局を描いた。まあ、その前に、植民地支配への贖罪が先だとは思うけど(苦笑)。そんなコトを医療活動に従事するメリット夫妻に言わせて欲しかったな。まあ、そのコトを責める台詞はラストに出てくるけどね。

この作品の最大の衝撃は、次から次に失踪していくアミン側近たちでも、惨殺されるケイでも、主人公がストーン・イギリス総領事に暗殺を示唆されるコトでも、胸の皮一枚で吊るされるトコでもない。アラビアへと亡命したアミンが2003年まで生きていた事実である。
やっぱし、サウド家には問題大有りだわさ(苦笑)。

エンテベ空港事件のドサクサに紛れて脱出する主人公にとっては、まさに「生きて真実を伝えること」が、残された唯一の贖罪の道であったコトには、間違いないだろう。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

2008.04.21.評価追加
・作品性


・ストーリー性

・メッセージ性
☆☆
・製作陣
_
・俳優陣
☆☆
以上で
10点満点で6点。
独裁者の狂気の闇にもっと踏み込んでよかったのではなかったかな?

それでは~。

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2007年2月 4日 (日)

『墨攻』観てきた

……知事選戦った相手に、副知事就任要請はなかろう……(苦笑)。

そんな土曜日に、『墨攻』観てきたアルね。原作は日本の酒見賢一(あ~……『後宮小説』の方か!)森秀樹(小学館ビックコミック)だが、映画では韓国・香港・中国の俳優陣が競演し、見事な多国籍ハーモニーを奏でる作品となった。あ、ちなみに重厚なサントラは川井憲次によるものネ。
か~とは、原作については、そのオチしか覚えていなかった(おかげで、物語がぜんぜん見えなくって、それが良かったのも事実だけど)。う~ん、こんなに良い作品だったのなら、あらかじめコミックス全巻そろえておけば良かった(苦笑)。

時は、中国・春秋戦国時代。大国・趙の侵略に曝された小国・梁を救うべく、救いを求めた墨家からたった一人だけやってきた援軍・革離の物語である。
戦争という巨大な不条理の前に、非攻(非戦ではない!)と兼愛を説いた墨家たちは、いかに立ち向かい、いかに消え去っていったかを、梁城の攻防戦を舞台に描いた見事な作品である。そう、今でこそ中国はもう1つの思想・儒家に染まってしまったが、春秋戦国時代では、その儒家とタメ張って競い合っていたのが、墨家なのだ。確か、漫画でのオチは革離たちが日本へと渡り稲作と弥生文化を伝えたものだったかと思う(ホントうろおぼえ)。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

戦争という不条理が、革離を敬慕し尊敬し敬愛する人々を次から次に奪い去っていくその悲しさと虚しさが、ホントにせつなかった。あと、敵であっても無益な殺生を避けようと必死になる革離と、それを理解できない人々の軋轢と、その精神を理解した後の悲劇。さらに、尊敬に値する敵将・洪掩中や、革離を愛した逸悦までも死んでいった後に、「生き残った者こそ勝者」と豪語する俗物・梁王に、人間の本性の醜さが現れたかと思う。あ、必死になって逸悦を救おうとする革離だったけど、結局救えなかったのは、脚本的にはブーイング出そうだけど、作品的には正解だったかと思う。

『硫黄島からの手紙』が、後半は栗林中将・西中佐の英雄的なラストを美化してしまう物語になってしまって、不完全燃焼してしまっただけに、『墨攻』は最後まで戦争の本質を描き見事に燃えきった作品となった。う~ん、この墨家の非攻の精神を表そうとした作品の精神は引き継ぎたいモノだね。

あ、ツッコミとしては、洪掩中とのシミュレーション対決がすぐ終わってしまうトコと、CG(革離によって腹を引き裂かれた馬が火中に倒れるトコとか、最後の趙軍の奇襲シーンとか)が甘かったのが、ちょっと残念。その一方で、硬軟多彩な攻城戦テクニックと、その結果として次から次に倒れていく、あるいは無惨に殺されていく兵士や民衆の悲しさが心を打った。

ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~ネタバレ~

矢ふすまになって死んでいく趙兵たちの姿は、『プライベート・ライアン』のMG43の前に薙ぎ倒されていくアメリカ軍将兵や、『二百三高地』での男雪崩と並ぶ衝撃的な名シーンになるかと思う。まあ、この視点だと、最高傑作は『ビルマの竪琴』での日本兵の死体をカラスが啄ばむシーンだけどね(冷汗)。

『蒼き狼・地果て海尽きるまで』みたいな人海戦術が、アホらしくなってしまう見事な作品でした。

2008.04.21.評価追加
・作品性
☆☆
・ストーリー性
☆☆
・メッセージ性
☆☆
・製作陣
☆☆
・俳優陣
☆☆
以上で文句無しの10点満点。2007年、か~とのイチオシ映画です^_^;。

それでは~!

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2007年1月14日 (日)

『エコール』観てきた

なにかと問題があるかもしれないが(苦笑)、『エコール』観てきた。

上映前、か~と一人しかいなかったので、「もしかして、貸しきりか?」とか思ったが、女性が一人入ってきて、良かった^2である(苦笑)。

作品を見てのとりあえずの感想だけど、ビアンカちゃん萌え~……ぢゃなくって、『マリみて』的プラトニック関係を期待して……ぢゃなくって、「ドコから来て、ドコへと行くのか」と言う疑問への答えを、各ヒロインだけではなく、観客も考えなくてはならない作品だと思う。
あ、原題の『イノセンス』と言うと、押井守監督の『イノセンス』とも比較してみると面白いだろう。面白いことに、どちらともモトとなる♂欲望=純真な少女を手中にしたいと言う欲望は、同じトコにあると思う。それに対する反逆が『イノセンス』なら、従順なる結果が『エコール』だろう。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

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まずは、自主規制だとか自主規制だとか自主規制だとかを目的に観に来た♂視点に対する、製作者側の痛烈な批判精神は、真摯に受け入れなくてはならないだろう(火暴)。そして、それに対するホントの答えは、ラストに至るビアンカの屈折した心情にあるかと思う。
パンフによると、原作では入学して卒業するまでのプロセスを一人の視点で見届けるとのコトだったが、それを、新入生のアイリスと卒業目前のビアンカの視点に集中するコトで、見事なまでに1年間の物語として纏め上げたアル。あと、個人的な事情により、アリスの最後を見れなかったのが残念だったアル。

冒頭の水に流されるイメージと、清流と地下水路の対比、そして棺桶の中に裸体で横たえられる幼女……初っ端に水音とスタッフ・ロールが延々と続くので、正直「大丈夫か?」と思ってしまったアル。ただ、棺桶の中から目覚めたイリスと、それを取り巻く少女たちのリボンのやり取りに、ラストは連想できた(笑)。
時代設定的だが、原作はビクトリア時代かと思う。が、映画では戦間期から60年代までととらえられよう(パンフには「ユートピアとしての60年代のイメージ」とかある)。だが、考えようによっては、現代と言われるかもしれない。

自然豊かな森の中に、まさに無邪気(イノセンス)に学校(エコール)で育てられる少女たちの美しいこと。その映像美が素晴らしかった。でもでも肝心なトコは、チラっとしか観れないので、安心してね(?)。そして、その中に散りばめられる、行く末への暗示……。そして、自分たちが「育て上げられた」果てに、何が待っているのか、それを薄々と感じ取っていくアイリスのプロセス、それを受け入れて悟る(覚悟する)ビアンカと、受け入れられないアリスの対比、そして受け入れられなくて水死するローラと、頼るべき存在を失いイリスにつらく当たるセルマ……。

秘密の共有って、大事だよなぁ~(笑)。
あと、皮手袋と男性絵画をオカズにするビアンカの……(以下略)。

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今回はココで、もう1つネタばれ警告です。
この先には、結末について書かれています。

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そんな少女たちを待っているのは、品評会的な校長の評価と、不気味な♂たちの鑑賞会……まさに、「その手の目的でこの作品を見た♂どもへの、強烈なメッセージ」に、衝撃を受けるだろう。
果たして、外の世界へとまさに羽ばたき、純真無垢かつ無防備な笑顔で♂を誘うビアンカと、次の世代を笑顔で受け入れるイリスに、救いを感じられるだろうか?

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あ、念のために書いておくと60年代のフランスって、第二次大戦にインドシナ戦争にアルジェリア戦争と、散々な30~50年代を経ての、享楽的な時代だったかと思う。その点で言うと、クリミア戦争以降のビクトリア時代だとか、第一次大戦以降の戦間期だとかと共通する時代背景だわなぁ~。
そして、(少なくとも欧米では)女性が虐げられた、最後の世代になるのだわなぁ~。……う~ん……。

2008.04.21.評価追加
・作品性

・ストーリー性

・メッセージ性

・製作陣
☆☆
・俳優陣

以上で10点満点で6点。
映像美と期間限定の少女の美しさをご堪能あれ。

それでは~。

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2006年12月19日 (火)

硫黄島からの手紙

……つうたら、やっぱし市丸海軍少将の『ルーズベルトに与える書』だろ(苦笑)。

つうコトで、先日の日曜日に『硫黄島からの手紙』を見てきたアル。
作品を見ての正直な感想は、「思いっきり泣いて良いよ。ウチかて8年前は泣いたのだから」……事情をお話しますと、その昔、1998年に今は亡きホビーデータ社が運営していたPBM『クレギオン#7ヴァルハラ・ライジング』に参加していまして、初っ端から所属部隊の8割を失うコトとなった、スキーの国際選手(注:そう、マスターに紹介されてしまった(泣笑))ってのが、か~とのPCでして……。その際に、参謀総長閣下のプレイヤーさんから「クレイタウン(国名)のバロン・ニシを救え~」っと、大号令のモト、救援部隊を差し伸べていただいた経緯があるのです(苦笑)。あ、このコトは以前ココで書いたか。……まあ、劇場出たら、号泣している観客がゴロゴロ……(冷汗)。そんな衝撃的な、戦場の冷徹かつ残虐なリアリズムの描写に「ソコまでするか~!」と言わないで欲しい。実際には、アメリカ軍の海水×ガソリンのコンボにテルミット手榴弾に黄燐攻撃にトドメはブルドーザでの生き埋め作業、対する日本軍は対空火器による掃討射撃に火炎瓶攻撃に黄燐手榴弾(青酸ガス手榴弾も?)の使用の果ては負傷兵&投降兵の自爆攻撃まで実施している。おかげでアメリカ軍は「死体殺し」作業を余儀なくされたという。そんな不条理の渦巻く魔女の大鍋の中に放り込まれた日本人たちの物語である。

演技的には、「合理主義者が精神論者を演じるコト」を演じた渡辺謙も素晴らしかったが、それ以上に西中佐の伊原剛志と清水上等兵の加瀬亮が光っていた。あ、二宮クンについてだけど、背伸びした感じが気になったが、厭戦気分に浸る召集兵の悲哀は十分に出せたと思う。
個人的には、日本軍の強さと狂気の象徴である、下士官が出てこなかったのがもっとも悔やまれるかと思う。細かいトコでは、九二式重機や九九式軽機や噴進砲(!)まで出ていただけに、もっとも米軍を悩ませた擲弾筒が出てこなかったのが残念。あと、水野晴雄氏が指摘する軍装の間違いがわからなかったけど、実際に褌姿で作業したり降伏したりするコトが多かったかと思う。それから、洞窟内のセット感が気になってしまったけど……まあ、硫黄島は島全体が聖なる墓地なので、現地ロケも限定的なモノなってしまうのは、仕方の無いコトだね。

あと、映倫的には……少なくとも、R-15指定だろうなぁ~……。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。
なお、ケータイでご覧の方については、PCサイトビューアではそのまんま表示されてしまいますので、どうかカーソル・キー↓で下記の内容をご覧にならないよう、ご注意をお願いします。

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非常に丁寧に引用された史実と、陸軍と海軍の不協和音の描写、士官の傲慢さ、食事と衛生環境の劣悪さとそこからくる赤痢との闘い。そして西郷一等兵と清水上等兵が硫黄島へと送り込まれる過程が、観客の涙を誘う。その決戦を前にした中で、栗林中将や西中佐が人間性を失わないと努力する姿がまた、その後の悲劇的な最後(つうても、実際には誰もこの2人の最後を見届けていないので、たぶんにフィクションになってしまうのもまた、仕方ないコトか)と相まって、悲しくなってしまう。
あと、飄々とし理論的に部下を諭し、また子煩悩な手紙を書く栗林中将にしては、力入りすぎと感じた予告編でのシャウトも、その前にある水際決戦→玉砕を主張する林海軍少将に対しての無理解に対する怒りからきたモノだったと言うコトがわかっただけに、できれば予告編では使うべきではなかったかと思う(苦笑)。それから、決戦を前に天皇陛下万歳三唱のトコで、栗林中将だけが戦前の正しい「バンザイ」のアクセントだったのがお見事でした(笑)。
また、擂鉢山地下壕での集団自決が、むちゃくちゃショッキングなので正視できなかった。まあ、実際には一斉に1人1発も手榴弾を渡せなかったので、おしくら饅頭状態で一斉自爆、回りにいる人間は爆風よりも破片効果で死に至ってたかと思われるのだけど……。ただ、その自爆していく兵士たちの最後の顔その後の肉塊が脳内にこびりついてしまったアル(泣)。

それから、中村師童演じる伊藤中尉に、逃亡兵として処刑されそうになる西郷一等兵と清水上等兵の恐怖感と、その後の伊藤中尉の空振りに、精神論だけで戦争した愚かな戦争指導部の育てた不幸な若手士官の実像があったかと思う。まあ、ココまでしたのだったら、是非ともあの憲兵の親玉・A級戦犯の東條批判までして欲しかったトコある(苦笑)。つうか、あんなコトした人間に、「靖国で会おう」と声掛け合って散っていった将兵と同じトコに祭られる資格が無いコトを、「こんな戦いがあったコトは、教科書に書いてなくて知らなかった」二宮クンと同じようにもっと多くの人々が知るべきだろうね。あ、ところで、伊藤中尉の最後はどうなった?(笑)。
あと、日米双方の捕虜に対する残虐行為の数々の中で、米軍捕虜に接する西中佐の優しさは、人間として模範とするべき姿だと思う。実際、火炎放射器担当は、狙撃兵と並んで残虐に殺されるのが常だっただけに、また史実では火炎放射器に顔面を焼かれたとされるがだけに、その姿と後の捕虜の遺す母親からの手紙に、またすすり泣く声が場内に響きます。

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今回はココで、もう1つネタばれ警告です。
この先には、結末について書かれています。

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最後の突撃を前に、「閣下に二度助けていただきました」と感謝する西郷一等兵に「二度あることは三度ある」と言って栗林中将は書類の処分を命じ、最後の突撃から開放するのです。そんな彼が目にする手紙の束こそ、冒頭に発見される手紙なのです。
そして最後の突撃にて、重傷を負い介錯を求める栗林中将に、参謀が刀を振り下ろそうとしたトコ、参謀は狙撃され米兵が駆けつけようとする。そんな中で西郷一等兵は栗林中将の最後を……。そして、栗林中将の銃を戦利品とした米兵に、栗林中将を葬ったスコップを片手に最後の抵抗をするのですが……「殺すな!」の声を発したのは、きっと参謀を狙撃した米兵かと思います。確認してみたいトコなのですが……そうだとするのなら、こんなろくでもない殺し合いを終わらせたい、実際に参謀を狙撃したのも、捕虜か逃亡兵かあるいは負傷兵を無残に惨殺しようとしたトコを止めたのかと思いますし、そうして救ったハズの西郷一等兵をあっけなく殺したくは無かったのも、また「最悪の戦場」における、人間としての抵抗だったと思います。

ともかく、西郷一等兵は、負傷兵のタンカの列に並べられ島を去るコトができました。太平洋を沈む夕日を目にし、助かったコトを実感した瞬間に、裕木奈江演じる妻の姿が心の中に思い浮かべるかと思います。あ、二宮クン目当てで観に来られた観客の皆さんに、その安堵感こそ、全ての戦場へと送り出された人々の不幸と、その生還を喜ぶ家族の姿が思い浮かばれるかと思えば、見事にしてやられたと思います。

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ともあれ、下手にいぢくってしまうとただの戦争賛美映画になってしまうようなトコを、不幸な兵士たちの視点を一人で引き受けた西郷一等兵という、架空の存在があったこそ、この作品を見事に纏め上げたと思う。それが、戦場には善悪もヒーローも無い、ただ不幸な現実だけがあるという、イーストウッド監督の戦争観に行き着ければ、幸いだと思う。

まあ、敵軍・賊軍・民間人追悼の施設ではない靖国神社を正当化する気は無いだけに(その点では、南北戦争以降の『アメリカの』戦死者だけを祭る、アーリントン墓地も一緒か(苦笑))、それ以上の存在として、日米同盟はこの聖なる墓地の島を忘れるべきではないだろう。

2008.04.21.評価追加
・作品性
☆☆+
・ストーリー性

・メッセージ性
☆☆
・製作陣
☆☆
・俳優陣
☆☆
以上でオマケの10点満点です。

それでは~(合唱)。

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2006年12月 4日 (月)

太陽

昨日の日曜日は新田原の航空祭……ぢゃなかった、新田原を素通りして(笑)、12/2から宮崎ピカデリーさんトコで始まった『太陽』を観に行った。以前、小倉でロードショーされた時には観に行けなかったので、すんごく嬉しかったです。

クルマだと混むだろうと踏んで、電車で宮崎へ。途中、神武天皇御船での地として知られる日向市美々津やら、南日向駅での思いもかけない巫女さんのお出迎えがあったりと、1年ぶりとなる宮崎への鉄路を楽しんできました(笑)。う~ん、素材が素材だけに、雰囲気盛り上げるなぁ~(笑)。あ、国道10号は思ったほど混んでなかったです(苦笑)。帰りの特急には、佐土原駅にて「その手の荷物」を抱え込んだ人たちが乗り込んできましたけどね(笑)。
色彩を故意に落とした映像に、故意に乗せられたノイズ(気になったのだけど、演出効果だったらしい)。オマケに映画館の空調音までが、見事なまでの閉塞感を表現してくれました。
俳優陣の演技もまた、素晴らしいモノでした。イッセー尾形はよくぞココまで演じきりました。特に後半でのその仕草は、昔懐かしの(今でもやってるけど、昭和天皇ご在世時のネ)『皇室アルバム』での姿を、そのまま若くした感じだった。たぶん、ココから研究したのだろうね。
やっぱし……日本人には作れない作品だわさ。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。
なお、ケータイでご覧の方については、PCサイトビューアではそのまんま表示されてしまいますので、どうかカーソル・キー↓で下記の内容をご覧にならないよう、ご注意をお願いします。

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前半の現人神としての昭和天皇の、カチコチに固まった(仕草も服装も思想も方針も)周りの人々と、そんな日々の生活に疲れきった昭和天皇の姿が、太平洋戦争の絶望的状況に重なって感じられました。そんな日々を、1日の生活に凝縮した物語り手法に、してやられました。

御前会議での阿南大将の(自己弁護を兼ねた?)戦況報告、カニの解剖からアメリカへの政策批判への飛躍、午睡の悪夢で襲い掛かる、トビウオの爆撃機に小魚の爆弾。その悪夢から醒め、思うとこありと皇太子への手紙を書き、ハリウッド・スターや皇后・皇太子の写真を見るトコに、昭和天皇の人間性の回復が込められているかと思うのですけど……。そして、いつの間にか終戦になってるんです(苦笑)。そう、昭和天皇のポツダム宣言受託のトコなどは、バッサリとカットされているのです。この流れこそ、昭和天皇の本質を徹底的に突き詰めようとした監督の思いだと思います。
あと、アメリカ一不遜な男・マッカーサー元帥との面会のトコだけど、ココでもあの例の写真を撮るトコはカット(その代わりに、米兵たちの撮影会のシーンがあるのかな? まさに「そこまでしたらヤバいんじゃないの?」って感じだった……そうチャップリンはみんな好きだったんだ)。そのかわりにマッカーサーとの対話が、マッカーサーの昭和天皇への誤解を解きその人間性を理解させたのだと思う。通訳の少佐が必死になって昭和天皇を持ち上げようとしているコトにブチ切れたマッカーサーに、英語で語りかける昭和天皇の言葉が、マッカーサーの心を掴み、また昭和天皇の覚悟していた退位を押しとどめたと思う(これもまた、劇中に表されていないのだけど、その覚悟は十分に伝わっていました)。また、会見場へ向かうトコで昭和天皇(と観客)が、はじめて敗戦でズタボロにされた東京と国民の姿を実感できるのが、悲しかった。実際、日本の人口8割の地域が、戦争の被害を直接的に被むらなかったのだからネ。
あと、マッカーサーとの会食(昭和天皇の戦争分析とソレに対するマッカーサーの回答に、後のアメリカの大戦後の戦略も観えてくるかと)、科学者(仁科博士?)との会見、そして皇后との再会と(桃井かおりがまた良いのだ。またホントに妃殿下っぽいのだ)、ラストに向かうに連れて、どんどんお茶目で快活になっていく昭和天皇が、ホントにいとおしくなったトコで、人間宣言へと向かう心情も理解できるかと思います。ただ、それだけに、その人間宣言を録音した技師が自決してしまう最後のトコは、これから先に現在まで続く天皇制そのものへの混乱を暗示しているかと思います。

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ウチは、昭和天皇の戦争責任については、陸軍の暴走に対して「するべきコトをしなかった」と言う点では、あるかとは思うが、実際に追及する気は無い(それなら新聞・雑誌メディアの罪のほうが、はるかに重いのだし)。何より『あの』東条英機が相手であった以上、暗殺や廃帝すら覚悟しなければ戦いを挑むことはできなかっただろう。そしてなによりも、この作品で描かれるように、『孤独』だったのだ。それだけに、この作品では東条が出てこないコトが、唯一悔やまれるかと思う。つうか『プライド』で美化しすぎだよ(笑)。

2008.04.21.評価追加
・作品性

・ストーリー性
☆☆
・メッセージ性
☆☆+
・製作陣

・俳優陣
☆☆
以上で10点満点で9点。

それでは~!

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2006年11月14日 (火)

DEATH NOTE The Last Name

つうコトで、後から観た『DEATH NOTE The Last Name』の感想を、激しくネタバレ連続で(笑)。……ステータス変更間違えて、結局、あとから掲載になってしまったアル(泣笑)。

原作はまだ読んでなかったりするのですが(笑)、アニメ版が放送中なコトもあって、内容はかなり変えてあったようです。中身的には、他の内容……司法の歪みや死刑制度そのものへの疑問や犯罪者への怒り以外の感情部分などをこそぎ落とした上で、心理トリック戦への特化に成功したと思います。また、ラストの夜神総一郎の台詞にこそ、その『こそぎ落とした部分』への製作側の釈明とも受け止めるべき部分が現されたと思います。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

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一言で言うなら、ジェラスの愛情とレムの友誼とL/竜崎の自己犠牲の前に泣けました。ただ、少年誌掲載とのコトもあり、ちょっと安っぽくも感じたけど(苦笑)。また、役者陣の演技もL/竜崎(まあ、キャラクターがモトからアレですからw……それに、東応大学でのミサミサとの接触シーンは見事に笑わせてくれました)と通常状態のミサミサの部分を除いて(笑)(つまり、逆に言うと監禁シーンのトコの演技は頑張ったコトなのよ~)十分なレベルにあったと思います。また、脇を固めた脇役の皆さんの上手さでカバーされたトコもあったと思います。特に鹿賀丈史がイイのだ!(笑)。

冒頭のサクラTVでの事件から始まる『第2のキラ』探しは、あっけなくLの勝利(このシーンはホント傑作です。)。そっからのミサミサの監禁シーンはハァハァでした(火暴)。ただ、モノの本によると、両手を上に縛っての拘束だと脚は自由でも8時間ぐらいで致死性の血栓ができてしまうそうなので、現実ではホントにしないでください(苦笑)。だけど、そこからのライトの反撃もまた、見事に巧妙でした。
それから、是非とも気をつけてみてもらいたいのが、Lの嗜好の変化です(笑)。前編では洋風お菓子のオンパレードだったのが、今度は和風のお菓子が大好きになっているようです。……冒頭のサクラTVのシーンで殉職した模木刑事の遺影の前にあった「おはぎ」を平らげてから(おいおいおいおい)、和風お菓子が気に入ったようで、終いには特大ういろう咥え食いまで披露してくれます(笑)。あと、『第3のキラ』=吉野綾子によって殺されていく人間が、より社会的・政治的になっていく点に注目ですね(オマケに、ココのトコがLによって『第3のキラ』の正体が特定されてしまうコトになるのです)。

そして、ラストの対決シーンですが……Lの切り札は、自らの名前をデスノートに記し23日後に死ぬコトにした上で、ライトに決戦を挑んでいたコトだったコトに、見事にしてやられました。そして、ライトが死神リュークに見せられた「面白いコト」の答えは……ライトの死だったのです。まあ、ジェラスと言いレムと言い、死神らしくない死神を見てきただけに、最後の最後でやっぱり死神らしい死神を出してくれました(笑)。
それから、Lの最後ですけど……最後はやっぱりチョコレートを齧りながらだったのですけど、その手が落ちたトコに、最後の対決で犠牲となったワタリの写真があったトコに、彼の人間性……家族と呼べるのが、ワタリしかいなかった悲しみが、あったと思います。

ただ、原作コミックのラストを1枚だけ観た感じでは、救いを求めるイメージだったのですが、映画では救いようが無い感じで終わったのが、ちと残念でした。ただ、夜月幸子と裕の会話に、犯罪者によって愛する家族を奪われた人の悲しみがあったかと思えば、観客にとっては幸いだと思います。

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2008.04.21.評価追加
・作品性

・ストーリー性

・メッセージ性
☆☆
・製作陣

・俳優陣
☆☆+
以上で
10点満点で8点。

それでは~!

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2006年11月12日 (日)

今度は父親たちの星条旗

つうコトで、今度は『父親たちの星条旗』への、ネタバレ感想ね。

まあ、タイトルに関して正確に言うのなら『父とその仲間たちの星条旗』が良かったのではないかと思う。邦題なら『硫黄島の星条旗』でも良かったかな? ともかく、硫黄島で星条旗が掲げられた後に、その掲げた兵士たちにどんな運命が待っていたか? そんな物語である。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

なお、ケータイでご覧の方については、PCサイトビューアではそのまんま表示されてしまいますので、どうかカーソル・キー↓で下記の内容をご覧にならないよう、ご注意をお願いします。

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見る前の予想としては、時系列を正確にトレースして、硫黄島上陸から擂鉢山への星条旗掲揚を経て、6人のうちの3人が戦死してしまう硫黄島での死闘を終え、本土へ帰還してから……って物語になるかと思っていたのだが、良い意味で予想を覆された。英雄として帰還してから国債購入キャンペーンに動員される3人が、さまざまなシーンを契機として訪れるトラウマ的戦闘シーンへのフラッシュ・バックとして、戦場の情景が思い出されるのだ。やっぱり「トラウマにならない戦争体験など存在しない」のだ。
花火や対向列車や稲妻が、衝撃的な硫黄島での戦闘を思い出させてしまう引き金として効果的に使われていて、なんとも言えなくなってしまいます。特に、星条旗を掲げる6人を模したアイスクリームに、ストロベリー・ソースがかけられるトコなんて、その死闘と6人のうち3人が生きて帰れなかった恐ろしい現実を、見事に暗示していました。

是非ともあの写真に写った6人と、その前に小さな星条旗を掲揚した3人の兵士の名前は覚えておいてから、この作品は見て欲しい。また、生き残った3人の兵士にも、どんな結末が待っていたか……ヘイズ1等兵は国債キャンペーンから酒に溺れ、最後にはアル中状態でホームレス生活の果てに行き倒れ(こちらは劇中に出てくる)となり、ギャグノン1等兵も悪妻に振り回された挙句、仕事を転々とした果てに地下室で凍死してしまう(コチラは劇中には出てこないが、フィアンセとして登場するシーンから、その片鱗は覗かせているのよねぇ~)……のを、知っていてから観ても、問題は無いと思う。そんな叙事詩的な作品でした。いや、作中での時系列は思いっきり輻輳するので、勉強しておいてからのほうが、何倍も楽しめるかと思います。

特に印象的だったのは、本心では英雄なんかに祭り上げられたくなかったヘイズ1等兵の壊れて行く様です。沖縄戦参加の前にキャンペーンに引きずり出され、いやいやながら英雄に祭り上げられていく中で、アルコールに溺れていくザマの悲しいコト。そして、その後の居留地での貧困生活の中から、1つの真実を伝えにいく旅に出たコトが、この物語を生んだのではないかと思う。
まあ、戦争映画として観るよりも、やっぱし人間ドラマとして観て欲しい作品でしたわ。

あ、突っ込みドコとしては、CGによる艦砲射撃シーンが圧巻です。戦艦テネシーが被弾するトコもちゃんと再現しています。ただ、硫黄島への艦砲射撃は、実際にはカノン砲的な運用を目的とした水平射撃だったのですけどね(苦笑)。あと、砲撃されるトコは、もう火薬+灯油での従来の表現は限界ではないかと思います。実際の着弾だと、衝撃波がドーム状になったかと思った次の瞬間には土砂や破片が槍のように突き刺さってくるのですから。それから、噴進弾直撃でできたクレータの跡に、兵士が折り重なって死んでいるトコまで再現してほしかったと思います。
また、史実通りのホランド・スミス中将のシャウトや、史実とは違うB29の初着陸シーンなど、調べてみるとなかなか楽しいですよ(まて)。

それから、ラストの兵士たちの写真と名前が出るトコから始まるエンドロールは、実際の写真をモトにして、劇中の俳優が写っているのが、なんとも言えなくなってしまいました。……こういうラストだと、やっぱり名前は絶対覚えられると思います。

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さて、来月はちゃんと『硫黄島からの手紙』を観なくっちゃ。

2008.04.21.評価追加
・作品性
☆☆
・ストーリー性
☆☆
・メッセージ性
☆☆
・製作陣
☆☆
・俳優陣
☆☆
以上で文句無しの10点満点。やっぱ、イーストウッドは映画の作り方を心得ています。か~との2006年イチオシ映画です。

それでは~。

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2006年11月 4日 (土)

トンマッコルへようこそ

Ca330042遅くなってしまったけど、木曜日のメンズ・デーを利用して見に行ってきた『トンマックルへようこそ』の感想を。

サントラの久石譲からしても、えらく『もののけ姫』の影響を受けたような作品だったのだけど、実際この作品の監督がスタジオ・ジブリを訪問されているそうな。
それにしても……ロケハンはタイヘンだったろうな~。韓国でも、日本と同じようにドコソコにも近代化の波が押し寄せているハズだから、こんなトコを探すのも一苦労だったと思う。
あと、監督さんの『週刊プレイボーイ』誌上インタビューによれば、イチバン困ったのが村の住民の衣装だそうで……チマって上流階級の服だし、それ以外の民族衣装や農村生活についての資料が、ほとんど無かったらしい……。そう言えば、韓国の原風景って、済州島にぐらいしか残ってないそうだし、あとは日韓合邦時代から朝鮮戦争を経て漢江の奇跡に至るまでで、吹っ飛んでしまったのだろうかと思う(シ干)。

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作品への評価だけど、伏線が絶妙かつ巧妙で、ラストはタイヘン納得できるモノとなった。5分に1度は笑わせて、30分に1度は泣かせます、って売り文句は伊達ではない。ただ、最後の30分はぜんぜん笑えなかったけど(泣)。
あと残念だったのが、CGのモデリングの甘さと、韓国軍の2人が持つM1ガランドとM1カービンが、新品同様だった(たぶん、MGC製か?)コト。あと、「MG30とMG50を……」って台詞が出てたけど、ココは「30口径と50口径を……」として欲しかったかな。まあ、仕方ないか。

それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

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え~と、見終わっての感想だけど、『もののけ姫』が『ポピーザぱフォーマー』になって、『七人の侍』になるかと思ったら、最後はやっぱし韓国国防軍映画らしい終わり方だった(火暴)(北軍兵士が3/5なのは、この際無視)。ラスト30分は、もっと掘り下げてほしいトコもあったけど、アレで良かったかと思う。
それぞれの兵士が、村へ迷い込む最初のトコからして、モンシロチョウと言う伏線が張ってあるのだけど、ファンタジーなのはココだけなのね。村は完全に外界と遮断されているワケではないのだと言うコトはキム先生の存在でわかるだろうけど、後の村人たちは外界の存在自体知らないワケで……。あと、北韓軍の壊滅シーンなんて戦争映画に慣れていない人は正視できないかと思う。
あと、ヨイルだけど……ソコまで正直に、バカとか自主規制とか言わなくても良かったかと(苦笑)。
傑作なのは、農作業中にイノシシに出くわすトコのシーン。このシーンって明らかに『ポピーザぱフォーマー』なのよね(笑)。CGで効果つけたスローモーションが笑えるのだけど、ソ初年兵=ケダモノ、ピョ少尉=ポピー、リ大尉=パピィと見事にハマってました(笑)。ちなみに、このコトすら見事な伏線なんですよ(笑)。
で、倒したイノシシを、村人は食べずに葬ってしまったものだから、肉に飢えた兵士たちは夜にそろってバーベキュー大会です(笑)。
あと、リ大尉の村長への「どうしてこんなによく村を統率できるのですか」って問いかけに、「たらふく食わせるコト」と答えるトコは…… 
聞いてるのか、金正日!(火暴) 。

だけど、そんな村にスミス大尉救出部隊がやってくるコトで、悲劇はやってきます。モンシロチョウに襲われて(このシーンで、このモンシロチョウの正体が判るかと)壊滅したものの、生き残った兵士が収穫祭を楽しむ村を戦場に変えてしまいます。ヨイルをかばうテッキをかばうチャン下士官と薬士の奥さん(まて)のトコまでは笑えたのですけど、それから先に笑いは1つも無いです。
村を守るため、スミス大尉と救出部隊の生き残りを無理やり送り出し、偽の対空陣地と偽装の村を作り、米軍の爆撃を逸らそうと、必死の対空戦闘をする兵士たち。だけど、爆薬が爆発しなくて点火しようとしたトコを吹き飛ばされるチャン下士官に、機銃掃射に蜂の巣にされるムン衛生兵(50口径で撃たれたら、こんなもんでは済まないのだけどね)。そして、引き返してきたB29の編隊を見上げる3人を襲う500ポンド爆弾のシュールな美しさ…… 
ココまで一緒にすんな(火暴) 。でもでも、やっぱしココは韓国国防軍映画らしく、軍歌を歌いながらの壮絶な全滅シーンにして欲しくも在りました(笑)。

で、6匹のモンシロチョウが飛び去った後、5人の兵士が昼寝をしているトコに、ヨイルがソ初年兵の耳元に花を差し込むトコで終わるトコに、彼らの永遠があったかと思います。

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ラスト直前でのスミス大尉へは、「韓国/朝鮮のコトは韓国/朝鮮人に任せろ!」とのメッセージとも受け止められるかな?
悲劇的ラストはやっぱし韓国映画のお約束ですが、後味は決して悪くないです。ただ、現実には、朝鮮戦争時にはこんな掠殺が北でも南でもよくあったかと思うと……やっぱしむなしくなります。

2008.04.21.評価追加
・作品性
☆☆
・ストーリー性
☆☆
・メッセージ性
☆☆
・製作陣

・俳優陣
☆☆
以上で10点満点で9点。

それでは~!

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2006年8月27日 (日)

UNITED 93

最高にムカつく映画であった←誉めてるんだけど
↑感動したければ、今度公開の『ワールド・トレード・センター』観れば良いのだし(まて)

例の同時多発テロの犠牲になった、ユナイテッド航空93便の機内およびNORADを含む地上航空管制局の混乱を再現した映画である。んでもって、例によって、大分まで観に行ったアル(苦笑)。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

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・ムカついた原因
テロリストの描写が「模範的ムスリム」でしかないコト。だったら、エンディング・テロップには『テロリストA~D』と表記して欲しかった(笑)。そうでなく、名前を出すのであれば、テロリストどもの、その犯行に至るまでの背景に迫るべきだったと思う。
また、テロリストどもの冷血さにも、ムカつき倍増だわさ。
まあ、テロリストに対する最も有効な報復は、イスラエルがやっているように、テロリストの家族に対する報復なのだけどネ。名前を出すってコトは、それを容認しちゃって良いってコトなのね?(苦笑)。
あと、乗客たちの送る最後のメッセージのトコが、やっぱし泣けたかな? ただ、もっと詳しく再現して欲しかったトコでもあるけど。
まあ、これらのコトは、ディスカバリーchやナショナルジオグラフィックchで観ておけば良いかもしれないけど……。

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それから、『再現ドラマ』ってコトで、かなりの航空管制当局担当のキャストに『HIMSELF』、つまり当事者による再現がなされていた。こんなコト、精神的にタフでなきゃできないわなぁ~……(だから、航空管制官なんてできるのだろうけど)。

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日本では、ハイジャック犯みずからが操縦する危険性は、全日空61便事件で証明済みだっただけに、その対策が遅れてしまったのは残念だたアル。
それから、ツッコミどころとしては、テロリストに戦いを挑む為に必要なヒントが多数出てくるので、チェックしておくコト。また、フライト・シミュやってる人間から言わせてもらえば、スティックを取り戻すことよりも、FD(フライト・ディレクター)とAP(オート・パイロット)をONにするコトを優先するべきだったアル。そうしちゃえば、そう簡単に飛行機は落ちないのだから(ただし、当時のボーイング機ではスティック操作をすると、APは解除されたハズだったかと思う)。また、パイロットがいなくなっても、ドコに何のボタンがあるからどうすれば良いのか指示してもらえれば、ILSによる自動着陸が可能なので、パイロットが全滅しても心配しないように(まてまてまてまて)。
それだけに、テロリストが757を加速させるたびに、ピッチ・コントロールに四苦八苦しているトコがもっとも笑えるトコだったかと(不謹慎)。

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2008.04.21.評価追加
・作品性

・ストーリー性

・メッセージ性

・製作陣

・俳優陣
☆☆+
以上で10点満点で7点。

それでは~。

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2006年6月18日 (日)

『DEATH NOTE』ですのぉ~

……と、御影すばるが大画面に映ってくれていたら、涙を流して『こみっく☆パーティー Dream Cast Edition』を買っていたアル(火暴)。そんな、『DEATH NOTE』のお話アルね。
今回も、『ダ・ヴィンチ・コード』同様、原作を見ずに、映画を見終わっての感想だけど、原作通りぢゃない(らしい?)(あ、今週の『絶望先生』はケッサクだったね(笑))、内容に……う~ん、です。

なお、エンド・クレジットは最後まで見ると、後編の予告が見れるのは、前後編作品のお約束アル(笑)。ちゃんと見ておくアルね。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

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感想の前に、突っ込みドコとしては、やっぱり警視庁の秘密ファイルへのアクセス(イマドキなら、むしろ父ちゃんのコンピュータから盗んでしまったとかにすれば、むしろ不自然ではなかったのに……IP追跡食らったら、バレバレやん……)と、尾行や24時間監視のトコかな?(笑)。普通、犯人や被害者が身内だと思われたら、捜査からは絶対に外すし……。特に、FBI捜査官・レイはドジなやられキャラになってしまっているアルよ(苦笑)……だからこそ、復讐心に駆られたナオミの方が、光っていたと思う。
あと……9ミリの貫通銃創が致命傷になるのは……あ! なるほど。でした(汗)。
それから、死神リュークがコミカルで、この作品を単調なミステリーに落ちてしまうトコを救ってくれています。ただ、欲を言うと、CGではなくって、特殊メイクと合成の方がうまく表現できるキャラだと思いました(笑)。また、L=竜崎の、甘いもの食べ放題なシーンは……、思いっきり不健康です(笑)。

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え~と、遅くなったけど、正直な感想。

面白いと言ってはいけないのだけど、面白かった。だけど、原作とは違う(らしい?)ストーリーは、ラストでの無茶苦茶ハラ起つ展開に、ただただ怒り心頭だわさ(シ干)。自身の勝手な自己満足の為に、恋人の命まで奪ってしまうトコに、「そんな使い方ありかよぉ~」とスクリーンに向かって叫びたいアル。
あと、エンディングに、観客席から沸き立った、疑問をぶつけ合う会話は……原作ファンには、良かったのかな? と思う。
それにしても、問題なのは、この作品で殺されていく『犯罪者』なのだわさ。
……まあ、真っ先に死んで欲しいのは某独裁国家の将軍さまだろうけど(火暴)。ただ、『死刑になって当然』な考え方で犯罪者を殺していくのは、疑問大有りだよぉ~。それこそ、『自爆型犯罪』の犯罪者に、死の安息を与えるコトを描いて、死刑制度に対する大きな疑問を与えて欲しいトコだったよ。ナオミの復習のセリフも、『惨めな半生を塀の中ですごさせてあげる』とかにして欲しかった。だいたい、この手の犯罪者ってのは、他人に迷惑をかけるコトでしか、社会に繋がっている実感をもてないのだから、最後にトンでもない犯罪を犯して、社会に悪名(ココ、重要)を残すコトに快感を覚えているのだから。ましてや、死刑囚を次から次に殺していくシーンに、もうちょっと考える時間を与えて欲しいね。それこそ、死刑執行直前の教戒師を相手に謝罪と反省の言葉を述べているトコで、ノートの効力を発揮するとか……。そして、もう1つはこの自爆型犯罪者との対決の構図にして欲しかったのは、やっぱしある意味自爆とも言うべき、ラストでのナオミに対してでもあるけど。

それから、後編への繋がり方だけど、観客には『宿題』が出してある(と、思う)。弥海砂(おい、「ライバルは大塚愛ちゃんです」って、ケンカ……売ってるんだろうね(笑))が、ストーカーのADに襲われるトコを、デス・ノートによって救われる(?)トコです。そして、目の前に落とされる、デス・ノート……コレってモドキだよね?(笑)。その謎解きを、次の後編を見るまでにしておくコトが、後編を楽しめるヒントになると思います。

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……やっぱし、この手の犯罪者には、悪名すら残さないための匿名報道と、遺族による安全靴リンチが必要不可欠かと思わせられました……。

2008.04.21.評価追加
・作品性

・ストーリー性
☆☆
・メッセージ性
☆☆
・製作陣

・俳優陣
☆☆
以上で10点満点で8点。

それでは~!

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2006年6月17日 (土)

『バルトの楽園』みてきた

あと6時間したら、『DEATH NOTE』なんて殺伐な映画を見なきゃいけないので、その前に感想を書いておかねば(笑)。そんな事情で、大急ぎで書いています(シ干)。

え~と、延岡では見れんかと思っていたのだが、上映会が市役所前の野口記念館であるとのコトだったので、万難を排して13時からの上映に間に合わせた……まあ、どれくらいの万難だったかは……(苦笑)。父ちゃん、ゴメンね。
なんでまて、この延岡の地でワザワザ上映会かと言えば、『のべおか第九を歌う会』の協賛があったそうな。……だったら、最初から『第九』の会場であり、ウチの近所でもある(笑)延岡文化センターでやってくれよぉ~(泣笑)。あの辺は駐車場が無いんで……(以下略)。
それにしても、いくらリニューアルしてあるとはいえ、所詮は築50年の講堂である。よりによって、映画が見やすいハズの右最前列にある『禁煙』と時計の表示板が、非常口灯とともに明るいまんまで灯っており、目が痛くなるぐらいでした……_| ̄|○。もうちょっと、考えて欲しいよぉ~……。

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さてさて、映画そのものの感想だけど、群像モノとしようとしてしまっているので、主となる視点が明確になっていないのがちと残念。いちおう、ラーケ水兵が母親宛てに送る手紙と言う形で、背景の説明がなされているのだけど、むしろ、チンタオで戦死したフランツ水兵の上司であり、美味しいトコばっかり持っていった(笑)ボーゼ中尉と、日本側の視点として何かと松江中佐とぶつかる伊藤少尉を据えておいて見たほうが、良かったのではないかと思う。あと、『ヒトラー最後の12日間』演ったばかりのブルーノ・ガンツに、よくぞココまでさせました(笑)。いや、あの陰惨な映画の後だからこそできた演技でしょうね。

それから、以前に聞いていたのですが、捕虜たちを散々な目に遭わせた南郷中佐を演じる坂東さんの出演コメント……まったく同感であります(火暴)。

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……それにしても、今回はN○Kのネタバレ映画紹介がイタかったアル……。

それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転、あるいはシフトキーを押しながらカーソルキーでテキストを反転させて、ごらんくださいませ。

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え~と、このネタばれってのが、フランツ水兵の娘 志を が収容所を訪れるトコなのよね。そこに、冒頭のチンタオ攻防戦での、『なぜフランツ水兵が日本兵を撃てなかったのか』って伏線に繋がるワケなのだけど(注:フランツ水兵が志願した時点では、まさか日本が日英同盟を錦の御旗に、宣戦布告してくるって思ってなかったのでしょうね……って普通の観客は全員理解済みの事実で……ええのか?!)、ココのトコには、どうか観客にはこの背景を理解して欲しいって、監督のメッセージがあると思う。ただ、不親切にも感じたコトも事実だけど(苦笑)。
それから、会津戦争での悲惨な戦い(槍持った婦女子た少年……つうかまだガキじゃん(号泣))と、その後の苦難が涙を誘った。あ、ソコにあの『ヒゲ』のルーツがあったのよねぇ~。
あと、ラーケ水兵が夢中になる、マツが良い味出していたアルねぇ~。海水浴場にて、折り紙を折るラーケ水兵に近寄った仲間が、その先にマツを見つけ追いかけるシーン、走り去るマツが舞い落とす折り紙の美しいコト。そして、ラストには……あ、いやぁ~、このシーンのカッコ良さは、是非とも劇場で見て欲しいアルよぉ~!

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さてさて、映画全編を見ていて、残念だったのがドイツの方の絵は引いて撮影できたのに対し、日本国内のシーンではそれができなかったコトだね。爆笑を誘う松江中佐の自転車のシーンでも、海水浴場に向かう潜水橋のシーンでも、その後の海水浴場のシーンでも、全体を写してからアップに絞っていくなんてカメラワークができなかったのよねぇ~……。やっぱし、どうしても全体を写そうとすると、『邪魔なモノ』『映っちゃイケないモノ』が出てしまうのが、景観を守ってこなかった日本全体のツケになっているのでしょうね。
それから、ラストの『第九』はオープン・セットでかつ「ファゴットの替わりにオルガン」なのに、ホール録音に聞こえたのが残念。まあ、この映画の為に、わざわざヘルベルト・フォン・カラヤン指揮の版権を使わせてもらっているなんて裏事情を聞くと、そんなのこの感動の前には些細なツッコミになってしまうアルね(笑)。

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2008.04.21.評価追加
・作品性

・ストーリー性

・メッセージ性

・製作陣

・俳優陣
☆☆
以上で10点満点で6点。脚本をすっきり纏めれば、もっと良い作品になったと思います。

それでは~!

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2006年6月 8日 (木)

ダヴィ子、観てきた

映画『ダ・ヴィンチ・コード』を観てきました。……また、例によって大分までです(笑)。いえね、今度は延岡でも公開しているんだけど、仕事終わってから観にいけるような時間ではやっていないのよねぇ~(泣笑)。……やっぱしレイト・ショーの設定をして欲しいです。

で、ネタバレ無しでの感想だけど、2時間強の上映時間に見事に合うスピード感に、『最初のボタンの掛け間違い』と『真犯人がわかるトコ』が、ミステリーの常道を押さえていて、とても楽しめる映画でした。

反面、その展開の速さに、謎解きはぜんぜん追いつきません(泣)。観客には考えなさせなくて、主人公の主観的推理を映像表現していく感じでした……。まあ、娯楽映画としてのテンポの良さを重視している感じなので、仕方ない面もありますね……日本人にはウケるかもしれないけど、外国の皆さんにはどうかな?(苦笑)。

あと、しれ~っと街角のシーンごとに挿入されている、各社商標を含む(笑)シンボルを探すのが楽しかったです(火暴)。

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それでは、またまた例によって、以下はネタバレ発言です。ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。興味のある方のみ、左クリック→ドラッグ反転を利用して、ごらんくださいませ。

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え~と、か~とは予備知識として、最近の『ムー』と『歴史群像』(……学研かよ~……)はぜ~んぶ読んでいたので(笑)、ダヴィ子の元ネタになったいろんな事象は、ほぼ把握してました(泣笑)。特に、ユリの紋章とバラの紋章って、フランス(ユリ)vsイギリス(バラ)なんですよねぇ~(笑)。あと、ブルゴーニュの森まで出てきたトコなんか、近代史に至るまでの、聖杯の取り合いの連続だったのかと暗示しているようでしたけど……あ。でもでも、アッチ(スピルバーグのあのシリーズね)には行かないのね(笑)。

で、博士のトコに転がりこんだトコから、執事が暗殺者を素通したトコで、執事が博士の監視人かとおもったけど……実際は見事に外れてました(苦笑)。執事は自決、暗殺者はハメられて……ああ、なるほど! でした(笑)。だけど、この博士の邸宅までのトコで語られる、シンボルの関係性と、キリスト教の暗黒史と、それに対するキリストの人間性こそ、この作品の観心かと思います。

謎解きに関しては、『バラの線の下』=子午線は、グリニッジ天文台に至っていたトコは正解だったかな? だけど、ダ・ヴィンチからニュートンに至る騎士団の歴史がフォローされてなかったのが、不親切かな? アリウス派のコトも出してよかったのに……。それから、観客に解ける(かもしれない)ニュートンの墓石に欠けているモノ(****Eネ……SCOPEかと思ったのに……^^;)については、見事に外れました。残念!。

で、ラストの、マグラダのマリアの棺を見つけたトコで、ジャン・レノ演じる警視まで来たシーンに「ヤバ~!」っと思ったトコ、実は……っとなったトコで、真相がだいぶ掴めました(かな?)。この答えだと、警視がかなりのムチャをしても、二人を追ったコトも判ったと思います。あ、オチはまた違うのですけどね(笑)。

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まあ、か~とには、純粋にミステリーとして楽しめる作品でした。が……今までキリスト教の価値観の中で育っていた方には、ちと耐えられないトコもあるかもしれません。だけど、普通に人を愛せたキリストこそ、ホントにあるべき『人間』の姿なのだと思います。……だからこそ、神さまだと捉えたい人には許せないのでしょうね(苦笑)。

2008.04.21.評価追加
・作品性
☆☆
・ストーリー性
☆☆
・メッセージ性

・製作陣
☆☆
・俳優陣

以上で10点満点で8点。
原作ファン&謎解き派には物足りないかもしれないけど、映画枠に収めるにはちょうど良い結果だったと思います。

それでは~!

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2006年2月11日 (土)

『ミュンヘン』観てきた

うぅ~……どうして、映画1本見るのに、クルマで2時間も走らにゃイカンのだ……。

つうコトで、『ミュンヘン』を宮崎のイオンSC内、宮崎シネマセントラルまで行ってきて見てきました。
以下、ネタばればれの連発なので、ネタばれがキラいだとか、ネタばれがダメだとか、ネタばれが許せないなんて方は、ご遠慮願います。

……って、ココまでちゃ~んとネタばれ警告はしたからなぁ~……(笑)。

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え~と、感想だけど、自爆テロ犯の実家にレーザー誘導爆弾落とすより、コッチの暗殺作戦の方が、はるかにスマートだと思った(まて)。あと、見事に再現された70年代のファッションと町並みと、何よりクルマが良かった(よく集めたものだわさ)。あと、ハブナーら自分たちが、追うものから追われるものになっていくトコのところが良かったね。
ミュンヘン事件の映像だけど、最初のテロリスト潜入のトコを終わると、ニュース映像だけしか流されない。そして、イスラエル選手団が拉致されて、射殺されるトコまでは、本編中に断片的にしか挿入されないので、余計にストレスが溜まった(笑)。
最初の暗殺の目標は翻訳家の教授だったのだけど、街角のカフェでシエラザードを説くトコが印象深かった。あと2人目の目標では、爆破に家族を巻き込みかけたのを、必死になって中止しようとするトコがあったり、3人目では爆薬が強力過ぎて隣の新婚さんを巻き込んでしまったりとか……でもでも、自身も怪我したハブナーが、逃げるのをおっぽり出して新婚さんを助けようとするトコなんかに、人間っぽさを感じた。

そして、次の目標の居所がわかったトコで、重大な決断をしなければいけなくなるワケだけど……またネタばれ警告しておこうっと(笑)。

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次の目標×3は、イスラエルの隣のレバノンにいると言う情報がもたらせられるのだけど、上司には「中東には行くな」とクギを刺されているし、軍隊を投入して暗殺するコトは「国家には情報を売らない」コトを心情としている、情報源の兄ちゃんに止められている。だけど、仲間は殺すべきだと主張して、結局はコマンド作戦で暗殺に成功するワケだけど、ココで歯車が狂いだすワケね。
この裏切りに対する情報源の兄ちゃんのお返しは、セーフ・ハウスでのPLOテロリストとの鉢合わせ(笑)。だけど、ココで撃ち合う訳にいかず、奇妙な停戦同衾となるワケだ。ココで、相手が互いに敵同士だと気づくのだけど、話し合いはできるワケで……中盤に良いシーンを持ってきたね(笑)。
だけど、次の標的の爆殺には、爆弾が作動せず失敗。無理やり手榴弾を放り込んで、爆殺には成功するけど、先に同衾したPLOも、そしてKGB工作員も巻き添えで殺してしまうコトに。

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更にネタばれ警告だわさ(笑)。

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そして首謀者サメラ暗殺を謀るトコで邪魔が入るワケだけど、邪魔をしたのはCIA。邪魔をしたトコで警告のつもりか、ヤンキーらしい立ち去り方には爆笑。……サメラにカネを渡して、アメリカは巻き込まないようにとコントロールしてたワケね……KGBの工作員も同じ目的で接触してたのだし……。そして、仲間が次から次に消されていくコトになるのですが……。やっぱりココから先は喋りたくないですね(笑)。そう、誰が何を裏切ったのかは。

結局、ラストは虚しさがどう~のこう~のとか言うよりも、「これで良かった……かな? と思う」みたいな終わり方だったかな? と思う。
まあ~、結局この映画が原因かどうかだろうけど、ドリーム・ワークスが買収されるコトになるのは、ユダヤ人やパレスチナ人よりも、国家としてのアメリカが悪役として描かれていたコトに関して、アメリカの観客がブーイングしちゃったからだろうね(苦笑)。別にテロ組織を手なずけるのは、悪いコトじゃないのにね……イラン・イラク戦争の時だって、アメリカはイスラエルと一緒に『ホメイニの戦争』を援助して、革命防衛隊の少年兵に横列縦隊でコーラン暗誦させながら地雷原を渉らせるコトになるのになぁ~……。あ、←この映画もみておきたかったなぁ~……。

2008.04.21.評価追加
・作品性

・ストーリー性

・メッセージ性

・製作陣

・俳優陣
☆☆
以上で10点満点で6点。
もっと現実とその結果を、真正面から捉えた作品にするべきではなかったかな?

それでは~。

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2006年2月 5日 (日)

ソーラー・カー

今日はよう~やく時間を確保できましたので、先週博多に行ってたおかげで見れくって録画しておいた、『ザ・鉄腕DASH』を見ました。なんてったって、ソーラー・カーが宮崎~延岡間を走るのですもの(笑)。地元の人間が見なくて、どう~しますか(笑)。

スタートは宮崎港からだったみたいですが、そこで宮崎工業高校のソーラーカーと合流し、一ツ葉有料道路(国道10号ではありません)を並走してそのまま佐土原バイパス(こちらはちゃんと国道10号です)に……あ~! 乗っちゃったよ~(笑)。あの道、高規格道なんだけど、山の中を走ってるんだよなぁ~……(冷汗)。まあ、海沿いを走りたくっても、大きな川が多いので、その度に国道10号に戻らないといけないのですから、仕方ありません(苦笑)。

あ、空自のファントムやなぁ~……航空際、最近行ってないなぁ~……ちなみに、新田原基地へのアプローチは、10号からではなく、広域農道or東九州道西都ICからの方が便利です(笑)。あと、日向夏を「皮ごと食べられる」と言われて、正直に皮ごと食べてしまった長瀬クンに笑ってしまいました。

高鍋の牡蠣は……食べたの何年前だったかな~(笑)。それから、美々津大橋の映像が出ましたけど、その手前のJR九州の美々津鉄橋の方が貴重なんだぞ~とか、声を大にして言いたかったぞ~(笑)。

日向は予想通り、馬ケ背海岸をしてくれました。あの道をドリフトしたっけなぁ~(笑)。……で、遠見半島はスルー(泣)。土々呂漁港でいりこ作りでもするかと思っていたのに……。でもでも、須美江漁港でまさかあんなモノをだしてくるとは思っても見ませんでした。アカヤガラってタツノオトシゴの仲間なのねぇ~……って、地元の人間でも知らんぞ。あんな化け物は~!(火暴)。

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さてと、DASH村のおかげで(笑)甘酒を買ってきてしまいました。コレを定温で熟成させると濁酒になるのね。……作ってみたいなぁ~……でもでも、わざわざこの為に定温醗酵させる機械まで買う気にはねぇ~(笑)。

それでは~。

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