2009年9月22日 (火)

ラクガキできないデザイン

異常デザイン(笑)で知られるJR九州のデザインを手がけた、水戸岡鋭治先生の『「正しい」鉄道デザイン』を読んだので、その感想を。

JR九州は(ソニック車内の^^;)サービスが良いんで、福岡行き高速バスを使ったコトがないぐらいだ(笑)。そんな「乗ると楽しくなる」列車(それがたとえ通勤電車でもあっても!)を作り出す魔法のネタばらしである。

800系新幹線つばめ誕生秘話とか、JR九州とのお仕事のお話、工業製品をアートするお話など。そして公共物たる鉄道にラクガキされないため、ビールの空き缶が転がっていないようにするためにこそ、このデザインがあるのだ。
う~ん……博多からの車中はいっつも酒のんでいます。泥酔はしていないつもりでしたが、すいません。

それにしても、最大の衝撃は『ドーンデザイン研究所』のネーミングは『鋭』に対する『鈍』から来ていたのね^^:。
それでは~!

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2009年9月11日 (金)

♪線路は続くよ~ ど~こま~でも~

って、夏期遠征中に読んでいたのが光人社NF文庫『本当にあった陸自鉄道部隊』。ちょい遅くなったけど、その感想を。
あの辻政信参議院議員の発案により創設されたものの、モータリゼーションの前にわずか6年しか存在しなかった、陸上自衛隊第101建設隊のお話である。
その目的たるや、主として軽便鉄道を用いた戦地輸送業務もさるものながら、アホな国鉄労組によるスト実行に際し、運転要員を確保するためでもあったってのが、当時のご時勢らしいかと思う。そのために、建設隊との名称ながら、運行業務も自前で行うだけの能力を得るようにされていたのね。
だがだが、やはり陸上自衛隊の最大の任務が『災害出動』であるコトは、この鉄道部隊でも変わらず、かのサンパチ豪雪や新潟地震の復旧・復興に大活躍したのは、僅か6年の短い活動期間の中でも、輝ける成果ではなかろうか?

ちなみに後半は、近代軍事史における鉄道の果たした役割のオンパレードです(笑)。

個人的には、太平洋戦争中のスターベーション(飢餓)作戦の一環として国内鉄道網の徹底破壊戦が実行(予定日は8/15だった)されていたら、日本人の鉄道への感情ももう少し変わっていたのかもしれないかと思う。敗戦時16万人もの鉄道部隊が活動していたと言うけど、いくら人員があっても重機の無い手作業で、遅発弾や不発弾や対人地雷がバラ撒かれた現場では、犠牲も大きかっただろうし、なにより国内物流の最後の一線を支えていた鉄道の破綻が、どのような傷を戦後に残したのか想像できない。
またその一方で、ヨーロッパでの徹底的に標的にされた鉄道網が、戦中そして戦後の復興の象徴にされたのに対し、日本では無様な敗戦の1シーンを飾っただけだった対比こそが、今の日本の自動車マンセーな状況にあるのではなかろうか?
少なくとも、過去の投資は無駄にするべきではないとは思うんだけど。

それでは~!

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2009年7月26日 (日)

そんなあなたに『補給戦』

と軍事板に勧めてあって、読んでみたのが中公文庫BIBLIOの『補給戦』。
文庫のクセして1500円もするのは、ココだけの話だ(苦笑)。

ちなみに書かれたのは1980年であり、ソビエトによるアフガニスタン侵攻が如何して失敗してしまうかを予見している中身なのに注目だ。

軍事行動における必要とされる輸送リソースの中で、食料はそれほど重要ではなくむしろ現地調達が可能な限り食料不足が軍事行動を掣肘するものではない……極端な話、現地徴発を求めて進軍ではなく放浪してしまう(苦笑)近代前軍隊の実像。補給・通信システムを完備しようとしたナポレオンの先見性。輸送に必要な飼馬、のちに燃料の問題。鉄道システムと輸送・補給のボトルネック理論。トラック輸送による柔軟性の確保と、それに対する過剰な指揮官の要求。輸送に必要なトラック中隊を計算する定数式。
湾岸戦争で多国籍軍がナニをもって勝利と為したかも、わかるのではないのかな?
そう、既に時代は主計兵の戦争の時代なのだ。

個人的には、アメリカ市民戦争(南北戦争)における鉄道システムやミシシッピ川の輸送利用・洋上封鎖・シャーマン将軍の地域インフラ破壊戦とかもあわせて解説してほしかったと思う。その一方で、戊辰戦争における制海権(気仙沼の失陥や函館での徹底抗戦)の意味や、西南戦争での「弾薬の年間製造量を僅か3日で撃ちつくした」田原坂の戦いや「包囲網構築で重要な補給拠点確保」を図った官軍の八代上陸や西郷軍の「食料と人員を求めての放浪の」末の、日向の地での戦闘の意味も理解できそうな気がしてきた。
特に日本国内で戦われた近代戦が、洋上からの補給によって食いつないでいたコトが、近代日本軍の補給軽視に直結してしまったのではないかというコトだ。
実際、日中戦争の時点で、日本軍は港湾での積み降ろし作業が恐ろしいほど手間が掛かるコトに気が付いていたハズで、この戦訓を活かすべく努力はされていたと思う。博徒集団の動員や主力戦車の重量制限や史上初の強襲揚陸艦建造などである。だが、太平洋戦争における現実は、南太平洋の島々に食料や弾薬を補給しても米軍の空襲下では有効な積み下ろし作業ができずに、船腹消耗とあいまって、南方での戦力消耗に繋がってしまったのだろう。

まあ、戦争をする/しないなんて心配するに越したコトはないけど、例えば震災時などに「100万人の被災民に必要な物資をどのように輸送するか?」などの例題の参考にはしておくべきだと思う。
それでは~!

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2009年5月28日 (木)

全国の愛読者のために

栗本薫先生は病気の身をおして、『グイン・サーガ』を書かれていたのね。
このまま「未完」とするべきなのか、誰かに代書してもらうべきなのかは、それぞれの考えだと思う。ただ、1つの続け方としてシェア・ワールド的な考え方は許容してほしいと思う。
栗本薫以外が書いた続編は認めない、なんて偏狭な考え方を持つのなら、あと残された原稿3冊分のを買って、それで終わればいいのだから。
決めるのは、買ってくれる読者だと思う。

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2009年5月13日 (水)

やめとけ^^;

小学館×講談社連合による某古本チェーン店買収である。
モトモト、古本屋と新書店は互いに共存共栄していたんだけど(近所の老舗古本屋さん、いっつも遊びに来てくれてる)、最近はフランチャイズ化された古本屋によって全国の書店が食い潰されているのが現状だ。
彼らフランチャイズ古本屋の武器は「買い取り価格」のコントロール権。それによって売れ筋の回転を上げ、事実上のコミック・レンタル事業を成り立たせている。赤松健先生なんか「古本で『ネギま!』全巻揃えられても……」って嘆いてなったぞ^^;。
古本コミックなんて、1冊買取10円・販売100円の一律価格で良いんでないか?
まあ、このデータを新刊へのフィードバックに繋げようってのが、腹づもりなんだろうけど、上手くいくとは思えない。例えば、読者アンケートのレスポンスが低くとも、コミック売り上げは絶好調(だけど18禁にしろよ^^;)な『to Loveる』とかあるんだしね。週刊コミック誌を中核とするビジネス・モデルも、若年層を中心に「ケータイ代より安くで面白い」コンテンツの提供は可能なハズだと思う。紙資源は再生可能なんだし、本音言えば「一人でも多くの人間が食べていけるビジネス・モデル」こそ、守られなければならないんだと思う。その点で言うと、古本屋とも共存していかなきゃダメか^^;。

今までの日本の読者は、CDやDVDとかもだけどコレクション性を重視している。だからこそ1冊420円からのコミックは「全巻揃えるコト」の初心者向け のコンテンツだったと言えよう。だけど、今日のデフレ状況下に若者の住環境の悪化は、そんなコミックでさえ「場所をとる」「持って行くのも面倒」とされた 挙句、「ネットで(それもタダで!)読んでしまえ」と更なるコンテンツ泥棒やネット乞食どもに食い潰されているのが現状だ。そんな連中を駆除もせずに、ただ「会社の利益」だけを振りかざすようでは、制作者も流通も、そして読者からも見放されてしまうんではなかろうか?

その前にネット書店に潰されるのがオチか^^;。

結局、最大手がこんなコトをするようでは、世界でイチバン安く最高の印刷技術で提供されるコミックを買える国も、もう終わりだと言うことだね。
とっとと、時限再販制をコミックにも導入して、ワンピースもハヤテもバキもみ~んな新刊1冊1000円で売るようにしてしまえよ(怒)。
それでは~!

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2009年5月11日 (月)

フェルマーの最終定理

この問題、最初にドラマガで触れてからもう20年経つのね^^;。

サイモン・シンの『フェルマーの最終定理』を読了した。
まあ、読むきっかけになったのは『暗号解読』がすんごく面白かったんでね^^;。まあ、著者自身は放送作家出身なんで、この手の物語を纏めるのに手馴れていたってのもあるかもしれない。
ウチ的に数学は、統計とか確率は情報処理の勉強でも慣れ親しんでいたし好きだったんだけど、代数とか幾何学はチンプンカンプンだった。だけど、この本だとピタゴラス以降の数学史が詳しく紹介される一方で、実際の計算の仕方もしっかりフォローしてあるので、そのイメージがすごく掴みやすかった。
楕円方程式やモジュラー関数とか、わかると結構楽しくなってきた。
その一方で、数学者たちの苦悩や悲劇も描かれていくのだけど……今後の数学者にとっての最大の悲劇は、コンピュータによって数の真理が解き明かされてしまうコトなんだろうね^^;。
さて、次は『宇宙創成』読まんとな。ちょうど文庫になったばかりだし(笑)。
それでは~!

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2009年4月10日 (金)

雑誌とメディアの進む道

文春の連載は案外マトモだったのに、新潮でのは自己弁護としか思えないなぁ~(苦笑)。
つか、新潮って『仮想人格』事件とか今度の襲撃犯でっちあげ事件とか、信用性に問題ありすぎだよ^^;_
対談ネタを2つほど。
先ずは、週刊プレイボーイでのホリエモンvsひろゆきの対談。
ひろゆき氏の「訴訟での損害賠償の6割は支払われていない。だから多数派にしたがっているだけ」との言葉に、ちょい気になった。では、より具体的な「再発防止策」が導入されたらどうなるんだろう? 強制賠償法の導入や、ネットに関しては接続遮断やプロバイダ責任論まで出てきたら、彼はどう答えるんだろうか?
でもでも、AV談話は笑えたな。

それともう1つは、BS11での花田凱紀vs大下英治の対談。
編集作業しながらだったんで、詳しい内容はウロオボエだったけど、「これからの雑誌ジャーナリズムに求められるものは?」ってな話だったと思う。「昔は100万部単位でやってたけど今は多くても100万に届かない」と嘆く花田氏に対し、「我々は聞き出す技術で勝負しなければならない」と大下氏。『現代』『論座』『諸君』廃刊など、雑誌ジャーナリズムには難しい時代だけど「買ってもらえるだけの技術」を読者に提供するべき努力を、本屋の端くれとしても期待したいね。
で、コッチは取材裏話が笑えました^^;。

それでは~!

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2009年3月 2日 (月)

復活のジョー

週刊現代に『あしたのジョー』復活連載だそうな。
一般週刊誌で連載マンガとなると、『キン肉マンⅡ世』『彼女のカレラ』『たいようのマキバオー』を読むのが楽しみな週刊プレイボーイと、『令嬢テレジア』の俗物迷走ぶりがお気に入り(笑)女性セブンが頑張っている(そう~言えば、『ベルサイユのばら』やったコロから、女性誌読むようになったな^^;)と思う。やっぱし「次を読みたい」と思わせる作品でなければ、買ってもらえないのが今のご時勢だと思うしね。
ポータル情報源としてみて計算してみれば、週刊誌1誌だけ購読って条件なら実はパケ放題なケータイよりも安くなる(350円×5=1750円vs4000~円)んだから、本屋としても(笑)もっと頑張って欲しいと思う。
それでは~!

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2008年9月27日 (土)

タイムリーな本^^;

頼んだのは確か騒動前だったかと思うんだけど……技術評論社の『化学物質はなぜ嫌われるのか』が届いた。ちなみに、ブログ版の別館にてちゃ~んと『メタミドホス』や『アフラトキシン』も説明していただいています。
この本だけど、重要なのは「人体に対して有害なのは検査基準値の数百倍の量」ってコトだ。実際にダイオキシンや合成着色料の危険性の『低さ』を説明されています。あと、天然なら安全とか合成だから危険だとか思い込む日本人のアホな点へのツッコミとか、健康食品の過剰摂取の無意味さなんかも指摘されています。
で、今度は中国産メラニン問題……ペットフード事件以降、この手の悪意有る使用を想定できなかったのは、やはり性悪説を産んだ国(あ、ちゃ~んと正反対の性善説もですが^^;)を相手にするコトのタイヘンさもあるのではないかと思う。
つか、結局のトコ、性悪説をもってチェックしなければ安心・安全は手に入らないってコトなんだろうけど……ちと寂しいな。
それでは~!

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2008年7月22日 (火)

ハリポタのせいで……

せっかくのお休みが、明日の『ハリー・ポッターと死の秘宝』全国一斉発売のせいで吹っ飛んだ(泣)。
……この恨み、いつか晴らしてやる……。

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2008年6月10日 (火)

小学館が

どうもおかしい。
詳しくはココでの情報になるのだが、編集絡みの異常事態の連続に何がホントに起こっているのか本屋の端くれとしても気になるトコだ。
小学館のコミックと言えば、かつて作者と編集とスタッフが一丸となって良い作品を作っていたイメージがあるし、しっかりとした師弟関係があって誰が誰の弟子になるのか(例:松本零士→新谷かおる→ゆうきまさみ)とか兄弟弟子間の関係も良好だったハズなのになぁ~……。
だけど、最近の週刊少年サンデーの「読みたい連載が無い」状態(『絶対可憐チルドレン』終わったら、マジ終了だぞ)や良作が連載されていたヤングサンデーやJUDYの休刊、新條まゆ先生に「エロマンガなんか書きたくない」と罵声された(苦笑)少女コミックなど、それぞれの誌面の路線を考え直すべきではないだろうか?

そう……いちど、みんなで『編集王』読まなきゃダメなんだよ(笑)。
それでは~!

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2008年6月 7日 (土)

なんでなんでなんでなんで……

宇宙軍大元帥野田昌弘閣下と、氷室冴子さんが亡くなった。
お二人とも、まだまだ書かなきゃいけない方なのに……。
ショックだ……今日の『War Rock』でとんでもないチーターに遭遇したコト以上にショックだ……。

それでは~(合掌)。

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2008年4月23日 (水)

日本の最後の転落

書評を読んでいて気になったので1つ。

エマニュエル・トッド/ユセフ・クルバージュ著の『文明の接近』なる本の書評を読んでいた。なんでも、イスラム圏における文盲率の低下と出生率の低下は相関関係にあり、またこのコトはイスラム圏における中産階級の生育=イスラムの都市化・欧米化を促し、ついには欧米と価値観を共有化するであろうとの予測らしい。
ただ、気になったのは、その前に書かれていた『最後の転落』についてである。
なんでも、人口学の見地からソ連邦の崩壊を予見していたといわれるトッド博士であるが、その理論ってのが、
「乳幼児の死亡率の上昇=社会の弱体化」だそうである。……ん? 乳幼児死亡率って、確か日本はローロッパ並みに下がらなくなってしまって、韓国には抜かれてしまって、ついにはOECDでアメリカ(原因は黒人・ヒスパニック層の貧困)に次いで最悪な数字になったとか聞いたぞ?
つまり、家族内での育児システムの破綻→家庭内事故の増加・交通システムの弱体化→交通事故の増加・医療システムの破綻→救急救命での救命率の低下と繋がっているのではないだろうか?

トヨタ流の「なぜ?を5つは繰り返せ」な考え方で、その原因を突き止めれば、日本の社会システム全般の弱体化が見えてくるのではないだろうか? そして、その改善策は、社会システム全般へ波及するかと思うのだが……今の日本の官僚って、目標数値への改善はおろか、社会学的統計の生かし方すら知らないのだろうか?

それでは~!

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2008年3月23日 (日)

小さく分厚くなりました

ウチが創刊号からぜ~んぶ保管している唯一の雑誌、『ドラゴン・マガジン』が創刊二十周年(!)を機にリニューアルである。
……ああ、年取ったなぁ~……(苦笑)。
あ、『風の大陸』はラストがコワくて読んでいないし、最近は『フルメタル・パニック!』と『リウイ』と『スレイヤーズSP』しか読んでいない……オマケに野尻抱介先生のコラム連載も終わってしまったし……。『ダ・ヴィンチ』の「ライトノベルは終わったのか?」特集ではないけど、「長く読み続ける」って、こんな苦痛なのかな? 過去の作品を遡って読もうとしたけど、挫折してしまったし……まあ、文庫を買えば良いだけの話か(苦笑)。
ただ、隔月刊でじっくり読めるスタイルになったのは、良いかと思う。
アホにリアルで暴力とセックスの描写しかないケータイ小説
(とっととフィルイタリングで駆逐されれば良いのに……まあ、良作もあるのだけどネ)よりも、はるかに『万人が読める』ラノベこそ、文学のあるべき形だとは思うのだけど……。文庫本も低価格で青少年のお財布には、強い味方だしね。
リニューアルを機に、短編連作(個人的には『導師リジィオ』が好きだった^^;)やショート・ショートを増やしてくれると良いかと思う。
あと、ライター供給源としてのPBMの存在は大きかったかな? 多数の人々と物語を織り成す満足感を、作家の皆さんはもう一度思い出して欲しいな。

これからも、読み続けるぞ~!
それでは~!

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2008年3月20日 (木)

ホントは長年のタッグ^^;

Ca330001 話題の週刊少年マガジンと週刊少年サンデーのタッグである。この両誌は長年のライバル関係にあるワケだけど(この辺は土屋世紀先生の『編集王』に詳しい)、実際は仲が悪いどころか非常に良いのである。
詳しい事情をお話しますと、小学館(および系列出版社の集英社・白泉社)と講談社は、コミック関係の物流に関して全て秋田書店に委託していたりする(だから、小学館系列のS-Bookで、講談社・秋田書店のコミックだけは注文できるのよ^^;)。つまり、週刊少年誌ビッグ4は、全て同じ釜の飯を食べているワケなのだ。
まあ、イロイロと遺恨もあるけど(苦笑)、世界へ通用する日本文化の発信者として、これからも頑張って欲しいモノだね。本屋の一員としても(笑)。

それでは~!

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2007年10月20日 (土)

魔法使いとランデブー

ようやく入手しました。『魔法使いとランデブー』(野尻抱介著/富士見書房)。
短編3本と書き下ろし中編1本の構成だが、ウチは短編1本(ドラゴンマガジン増刊、取ってないものなぁ……)は未チェックだった。
それにしても富士見ファンタジア文庫で不満なのは、単行本収録に際してドラマガ掲載時のイラストをすべて載っけてくれないコトだね。冒頭のミムタクのお話にしても、ドラマガ掲載時には非常にわかりやすいイラストが掲載されていたのだが、文庫では省略されていまっているものだから、ド頭の中の想像力を総動員しなければならない(苦笑)。ましてや、表題の中編「魔法使いとランデブー」では、無印ガンダムも真っ青な脅威の大気圏突入(ネタバレ自主規制)があるのだけど、その科学的原理的空力的軌道力学的イメージを掴むまでが苦労しました(笑)。でもでも、大気圏突入時の最大の障害である軌道速度からの減速を、大気圏の超高層で行うコトによって、パラグライダー程度の最終速度にまで落としてしまうそのアイデアにはやられました(これまたネタバレ自主規制)。コレってホントにJAXAで研究しているのよね(笑)。
あ、それにしても最大の衝撃は、あとがきにて、アニメ『ロケットガール』(すいません! まだ見ていません!!)のマツリ役である生天目仁美さまの姓。今まで「きてんめ」って読むかと思っていたら、「なばため」って読むコトでしょうか?(笑)(あ、ちゃんとIMEには登録してあるわw)。
そんなマツリの主役のお話は……ある意味、合理的(?)アニミズムとも言うべきコトでしょうか、そんなマツリの純粋で不純な、だけどやっぱり純粋な「思い」に、振り回される周りの人々……オマケに「魔法」がありますから、こうなるとマツリは無敵ですわ(笑)。
……それにしても、「はちどり」ってもろ「はやぶさ」だよなぁ……。
でもでも、世の中には、こんなふうにして事象を捉える考え方もあるものです(笑)。野尻さんには、今は亡きホビーデータ社の商業PBM『クレギオン#2/イスフェルの地にて』(ウチは未参加^^;)のデータブックでだったかと思うが、「価値観の多様性」ってコトを教えていただいた。1つの価値観で思想を統一してしまう危険性こそが、イスフェルの地にて見つかった答えだと思う。
それが、ゆかりとマツリと茜(と、あとソランジュもだね^^;)のそれぞれの生き方に繋がっているのではなかろうか?
次は……やっぱし、茜が主役のお話が欲しいけど、政治的技術的なプロットも生かして欲しいな。特に、宇宙開発において決定的なアドヴァンテージを『高地打ち上げ』(現行の酒泉衛星発射センターですら1000メートルだものなぁ)によって得ようとする中国……も、ガールズ導入で対抗してくるのだろうか?(笑)。

次を期待して待っています。「文部科学省『特選』を目指せ!」を合言葉にネ(笑)。
それでは~!そういや「私と月につきあって」のマツリには大笑いしたけど、ホントは三色旗を持ってなかったからなんだよね^^;  

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2007年10月 5日 (金)

なんたるチキン

フライデーが発売中止になったアル。え~と1冊350円で公称40万部だから、損害は14000万円……かと思ったら、実際はその数倍の金額が、広告が出せなくなったコトに対する慰謝料が発生するらしい。う~ん。
我が国に『出版・表現の自由』なんてモノがあるコトのアリバイ作りみたいな雑誌なだけに(苦笑)、負けないで欲しいものだけどね。
それでは~!

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2007年6月28日 (木)

有機化学美術館へようこそ

なる本を買った。
モトモト、Wikipediaで「史上最強の爆発物」(おいおいおいおい)からのリンクでたどり着いたHPであるココの内容を、1冊に纏めたのが同書である。
ただ爆発物のみならず、有機化合物全般に関する、発見に至る過程から見た目の美しさまでを網羅しているので、化学はどうも……と言う人も、楽しめる内容だと思う。
それでは~!

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2007年4月 5日 (木)

一年戦争全史・下

ええ、買いましたよ(火暴)。
感想を言わせてもらえるのなら、アニメ・ガンダムの設定画なんぞ一枚も使わずに、純然たる『資料』としても価値を高めるアプローチが良かったのではないかと思う。あと、『欧州大戦シリーズ』にあるような、エース列伝は是非とも欲しかった(笑)。
それから、興味深いのは終戦工作に関する考証だね。ダルシア首相によるデギン公王謀殺説にはやられました^^;。
あと、表紙デザインは……やっぱし大野信長さん(現在『歴史群像』にて暴走コラム連載中)もセイラさんが好きなのね(笑)。
それでは~。

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2006年9月 5日 (火)

風が吹くとき

市内某小学校の注文の中に、『風が吹くとき』であったので、目を通してみた。

その存在はアニメ化された時に『アニメージュ』で特集されていたので知っていたのだが、その中身については、初めて読むコトになる。作者は、『スノーマン』でも知られる、レイモンド・ブリッグス。その『ほんわか』した画調で、核戦争の恐怖を伝えるのだから、より恐ろしいものである。

今回はネタばれ警告無しアルね。

不幸の根源と言うべきなのは、ブロッグス夫妻があまりに楽天的で、政府を疑わないコトにあるかと思う。

政府発行のパンフレット(注:この本が契機で発行中止に追い込まれる)のとおりに、戦争への準備を進める夫妻の心境は、第二次大戦の頃とあまり変わりの無いものだったかと思う。だが、第二次大戦を終わらせた(と、アメリカは勝手に思い込んでいる)悪魔は、そんな夫妻にも容赦無く襲い掛かります。

髪の毛が抜け、下痢になり、発熱し衰弱していく奥さんと、吐血するご主人の絵が、『ほんわか』画調なためもあり、あまりにも痛々しくなります。町が破壊され、ライフラインが止まり、周りが死の世界になっても、政府の救援を信じて眠りにつく夫妻の先に待つのは……。って、『はだしのゲン』読んでる日本人にはもうわかりきっているコトなのだけど、欧米の人々には衝撃だったと思う。(タチが悪いコトに、急性放射線障害は、高齢者にはより緩慢に影響を与えてくる)

この本の発刊された82年の翌年には『ザ・デイ・アフター』が放送され、西側世界の人々は、MAD(確証破壊主義)の狂気の果てにあるモノに気がつき始めた。また、東側でもサハロフ博士の戦いが多くの人々に知られるようになった。そして、その平和を求める戦いの果てに、ヨーロッパだけは平和になった。だが、悲しむべきは、この狂気を知らない人々がこの地球上にあまりにも多いコトと、そのコトから目をそむけさせるコトに必死になる連中の、その頑迷さが、この地球上の多分半分以上の人々に、真実を伝えないコトに直結しているかと思うと、ずんごく悲しくなるものである。

イスラム至上主義者には、被爆者の写真はおろか、このような絵本すらその存在を許せないのだから。

それでは~。

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2006年5月17日 (水)

発売日

Ca330001 今日は『ハリー・ポッター』の第6巻。『ハリー・ポッターと混血謎のプリンス』の発売日であった。ご予約を頂いたお客様には、なんとか発売日中の搬入が終わりました。店頭での販売も順調に推移している模様で、前回のような悲惨な事態は回避できそうである。

……もう、こんなタイヘンなの、あと1回で終わりというのも、ホントたすかります(苦笑)……。

あ、ご購入いただいた皆さんに、この場で感謝です。

それでは~!

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2006年4月 6日 (木)

あ~!(3)

美少年のハァハァな本で知られるビブロスが倒産しました。

これから、速攻で返品作業をしないといけません(泣笑)。でないと、お上が返品を受け付けてくれなくなるのです。……まあ、こう~いう~コトがすぐ知れ渡るって、とう~っても助かります。ホント、ネットさまさまですねぇ~。

それでは~。

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2006年3月 7日 (火)

ハリポタのオマケ

お客さんより一言。「今度の『ハリー・ポッターと謎のプリンス』ってオマケは付きますか?」……う~ん……ウチのトコは、静山社がデフォで付けてくれるポストカード以外、オマケは付かないのよねぇ~。できるコトつうたら、必死になって発売日当日に愛情を込めてお客さんトコに持って行くコトぐらい(あとプレゼント用パッケージとか……包むのはウチじゃないけど(汗))。それでも、ご注文してくれるお客様には、感謝×感謝×感謝です。

インタネで調べてみると、いろんなトコでいろんなオマケが付くようで、お客さんにしてみると、同じ値段で売られる以上、このオマケがモノを言うようです。……値引きして売れれば苦労はしないよと、はりぽたDVDをほぼ原価での販売をしやがる某非営利組織(やっているコトは食品流通商社と一緒なのは、先日の鶏肉偽装事件で証明済み)を怨んだりもしています。あと、某通販書店とダブって注文したお客様から、こちらが売った方のを返品処理したなんてコトもありました(シ立)。

それにしても、このハリポタですが、ここ最近の販売は、日本の書店業の実態を無視した『買い切り』扱いなんです。つまり売れ残っても、返品できないのです。まあ、ウチなんかは予約より約20部増しの注文で、なんとか売り捌くコトはできたのですが、下手に余計に注文を出すと、タイヘンな目に遭ってしまいます。実際、どっかの某書店さんで、数十冊単位で山の如く詰まれたハリポタ新刊(発売後3ヶ月経過)を見たコトもありますしねぇ……。また、全国の書店員の怨み・辛み節が流れそうです。

……あ、『書店員が選ぶ本屋大賞』に対抗して、『書店員が売りたくない本屋暗黒大賞』なんて選んで欲しいなぁ……(まてまてまてまて)。

それでは~。

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